SHADOW_SKILL
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影技 SHADOW SKILL
漫画:影技 SHADOW SKIL
作者
岡田芽武
出版社竹書房

その他の出版社
富士見書房 ドラゴンコミックス 全4巻
講談社 アフタヌーンKCデラックス全2巻

掲載誌コミックガンマ
レーベルバンブー・コミックス
発表号創刊号 1992年冬号 No.1 - 1996年6月号 No.34
発表期間1992年1月 - 1996年5月
巻数全4巻
話数Act.23
その他ドラゴンコミックス にて全4巻
アフタヌーンKC DX にて全2巻
漫画:SHADOW SKILL -影技-
作者岡田芽武
出版社富士見書房

その他の出版社
講談社 アフタヌーンKCデラックス にて全1巻

掲載誌月刊ドラゴンジュニア
発表号創刊号1997年9月号 - 1999年2月号
発表期間1997年7月26日 - 1998年12月23日
話数13
その他講談社アフタヌーンKCDXにて全1巻
漫画:SHADOW SKILL
作者岡田芽武
出版社講談社
掲載誌アフタヌーン・シーズン増刊
月刊アフタヌーン
レーベルアフタヌーンKCデラックス
発表号増刊 第2号 - 2014年5月号
発表期間2000年2月10日 - 2014年3月25日
巻数全11巻 + 他出版社連載分3巻
OVA:影技 -SHADOW SKILL-(第1期)(第2期)
監督根岸弘
脚本関島眞頼
アニメーション制作ZERO G-ROOM
発売日第1期 - 1995年10月25日
第2期 - Act.1:1996年9月21日
   Act.2:1996年10月23日
   Act.3:1996年11月21日
収録時間第1期 - 45分
第2期 - 各話 30分、計90分
合計135分
話数第1期 - 1話
第2期 - 3話、合計 全4話
アニメ:SHADOW SKILL -影技-
原作岡田芽武
監督須永司
シリーズ構成十川誠志
脚本十川誠志、山口亮太
植田浩二、時村尚
キャラクターデザイン木崎文智
音楽手塚理
アニメーション制作スタジオディーン
製作創通映像、スタジオディーン
放送局テレビ東京
放送期間1998年7月2日 - 12月24日
話数全26話
OVA:(第3期) SHADOW SKILL
?クルダ流交殺法の秘密?FULL COMPLETE
原作岡田芽武
監督市川量也
脚本砂山蔵澄
音楽Isomura
発売日2003年12月12日
収録時間60分
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『影技 SHADOW SKILL』(シャドウスキル)は、岡田芽武による漫画作品、およびそれを原作とするOVAテレビアニメ小説
概要

聖王国アシュリアーナという架空世界を舞台に、多くの人々との出会いや別れ、そして数々の闘いを通じて、一人の少年が闘士として成長してゆく様を描いたファンタジー。物語の基礎になったのは、漫画家デビュー前に岡田が描いていた同人誌。岡田の商業誌デビュー作である。
漫画連載

1992年1月に竹書房の『コミックガンマ』創刊号で連載が開始されたが、1996年5月(6月号 No.34)をもって同誌が休刊となって休止。1997年7月に富士見書房の『月刊ドラゴンジュニア』創刊号(1997年9月号)で連載再開したが、1998年12月(1999年2月号)で休載の後、講談社に移籍し、2000年2月の『アフタヌーン・シーズン増刊』第2号で連載再開。2002年10月(第14号)にて同誌の廃刊にともない休止。2003年2月『月刊アフタヌーン』4月号から移動して再開するが、2006年2月号にて一時休載、2009年9月号より連載再開したが、隔月の掲載などで事実上の不定期連載となっていた。このように何度かの出版社の移籍と掲載誌の変更・休載を経て、『月刊アフタヌーン』2014年5月号まで足掛け22年にわたって連載された[1]。長期連載のため、初期と後期では絵柄がかなり異なっている。
メディアミックス

竹書房の『コミックガンマ』の時からからメディアミックス展開を行っており、1992年12月から、ラジオ番組『林原めぐみのTokyo Boogie Night』などでラジオドラマが放送され、ラジオ・サントラCD + ボイスドラマCD展開される。1995年・1996年・2003年にOVA化された。

1996年3月10月には竹書房の小説版(ノベライズ化)が発刊され、1998年1999年にも角川でも小説版が発刊された。

1998年7月から12月に、テレビアニメが放送された。
登場人物

特に注釈のない限り、漫画版を基本として記述する。また声は特に記述のない限り、テレビアニメ・OVA・ドラマCD共通。
主要キャラ
ガウ・バン
- 松岡章夫 / 幼少期 - 永田亮子字名「黒き咆哮(ブラック・ハウリング)」主人公。14歳の闘士(ヴァール)。住んでいた村が盗賊に襲われて壊滅し、孤児となったところでエレと出会い、以来エレの弟として育てられている。心優しく素直で感受性の強い少年で、修練闘士であるエレを師匠とし、冒険の先々でさまざまな闘いを経験することで、人として、闘士として成長していく。修練闘士になる以前からクルダ流交殺法影技(えいぎ)、そして武技言語を操り、音だけしか残さず姿を捉えられないほどの素早い動きから、「黒き咆哮」の字名を持つ。魔導力を必要としない世界で人々を導く「人の王」となるためにクルダ流交殺法院流創始者のシア・カーンと聖王国アシュリアーナ王女リルベルト・ル・ビジューの間に生まれた子で、ヴァジュラとヴァイ・ローは実兄、シャイル・ライディンは異母姉。後にカイ・シンク(初代クルダ王)に打ち勝ち、第60代修練闘士となる。エレとの最後の戦いに勝利した後、ヴァイ・ローより「刀傷(スカーフェイス)」の字名を受け継ぎ、修羅の王として生きてゆく道を選ぶ。また、ガウが「刀傷(スカーフェイス)」の字名を受け継いだため、歴史には第60代修練闘士の「黒き咆哮(ブラック・ハウリング)」は存在しないものとなる。
エレ・ラグ
声 - 林原めぐみ字名「影技(シャドウ・スキル)」18歳。第59代修練闘士(セヴァール)。字名の由来はクルダ流交殺法影技の使い手であるためと一般的には言われてきたが、実際はクルダの歴史にてあまりに危険な技のために追放・封印されたクルダ流交殺法陰流の使い手であり、「陰を知る者」という意味。最年少で修練闘士になり、若手最強と称される女性。ディアスの実妹で、ガウの姉のような存在であり師匠。闘いにおいてはその強さと闘いの美々しさで人々の畏怖と尊敬を集める一方、普段は酒にだらしなく、飲み過ぎてパーティの資金を使い込んだり、大量の借金を抱えたりしてはその都度フォウリィーの制裁を受けている。修練闘士と魔導師という2つの力を持つカイ・シンクと、最強の魔導師ギネビィア・ハフェ・シエルの間に産まれた娘。修練闘士としての強靭な肉体と、どんな相手にでも立ち向かう不屈の精神を持つのはそれが大きな理由である。シア・カーンの弟子として陰流の技を磨いていたが、己の野望のために自分の生き方すらも決めようとする師匠シア・カーンに反発して出奔する。シア・カーンを倒したガウと闘うが、一撃必殺の前に敗れ去り、「其の一撃は無敵なり」の武技言語をガウに送り、兄と同様に倒れることなく死亡、と思われたが実は生きており、修羅の王として生きていくガウの道を認め、自身はガウの姉としてではなくガウを愛する女性として、「修羅の花嫁」となり共に歩んでいくことを誓う。
フォウリンクマイヤー・ブラズマタイザー
声 - 水谷優子通称「フォウリィー」。呪符魔術士(スイレーム)の女性。出身は聖都ジュリアネスだが、現在はクルダに住んでいる。元々は呪符魔術士の掟に従い、暗殺者「フィアー・アルカナ(恐怖の呪符)」として父親(フォウリィーの師匠でもある)の仇であるエレの命を狙っていたが、決着が付かないまま、エレを見極めるためにパーティを組んでいた(後に兄弟子の陰謀と判明)。呪符魔術師としての腕もさることながら、体術でもエレに引けを取らない動きを見せる。パーティを組んで旅をしていく中でエレのことを理解し、現在では互いに心を開きあえる親友となっている。エレを狙う前に「暗殺の練習」と称してクルダの傭兵を何百人と暗殺しており、「リキトアの魔女」の二つ名がある。パーティ内唯一の既婚者で、夫は魔導師(ラザレーム)のワークス・F・ポレロ。夫よりエレの生存を知らされていた唯一の人物。修羅の王の道を歩むガウとエレに同行して共に旅立つ。
キュオ・リュー
声 - 大谷育江獣魔捕人(セプティア)の少女。16歳。クルダ国王イバ・ストラの実兄で獣魔捕人隊「ファントム」隊長ジン・ストラの孫娘であり、「ファントム」唯一の生き残り。「ファントム」が巨大獣魔「月の王」により全滅させられた際に祖父を亡くし、仇を討つために手伝いを探している時にガウ達と出会い、以降、行動を共にする。直接的な戦闘能力はほとんど持っていないが、獣魔捕人らしく獣魔や自然に関する知識に明るい。後に血縁者である国王イバ・ストラの死去にともない、暫定的に傭兵王国クルダの新国王の座に就く(クルダの国法に基づけばエレがその座に就くはずだったが、それを嫌がった彼女に押し付けられた)。チェリンクという円環形の捕縛用武器を愛用。ガウにずっと好意を寄せている。世界からの魔導力の消滅に伴い、人間同士が争う群雄割拠の時代に自分は王にはふさわしくないと判断してクルダの王位をスクリーブ・ローエングリンに譲り、ガウ一行に同行する。その際、エレに対してガウを諦めていないと女性としてライバル宣言をする。
ヴァイ・ロー
声 - 大塚明夫(OVA・ドラマCD) / 松本保典(テレビアニメ)字名「刀傷(スカーフェイス)」第57代修練闘士にして真修練闘士(ハイ・セヴァール)。傭兵王国クルダ2000年の歴史上、最強と称される英雄。左頬にはかつてカイ・シンクにつけられた傷痕がある。酒が好物で、英雄というイメージからはかけ離れた非常にノリの良い性格。その言動は普段は周囲を煙に巻くとぼけたものだが、いざという時にはものごとの筋はきちんと通す。その強さはもはや人外のものとも言われ、生きながらにしてすでに伝説とされている。クルダの闘士は戦いに赴く際、闘いを彼に捧げる意味を込めて、左頬に自らの血で彼の刀傷を模した「刀傷の化粧」を施す。ガウと同じくシア・カーンとリルベルト・ル・ビジューの間に生まれた子であり、ガウの実兄。またヴァジュラは双子の兄。既婚者であり、妻はジュリアネス聖騎士のフォルスティース・ロー。傭兵としての仕事以外では、「ワンアイ(片目)」というブランド名で服の仕立て屋をしており、本店をジュリアネスに持ち、各地に支店を持っている。また、ガウに字名を譲った後、フォルスティースの言葉からガウと戦い命を落としたことがうかがえる。
スクリーブ・ローエングリン
声 - 山口勝平字名「白き閃光(ホワイト・ライトニング)」通称「ロウ」。真闘士(ハイ・ヴァール)。クルダ流交殺法表技(ひょうぎ)を得意とする。クルダ国王イバ・ストラの直弟子。まだ闘士でありながら、あまりの強さのためにガウ同様に字名を持ち、武技言語も使用できる。国王イバ・ストラのエレに対する召集の勅命を携えた密使として登場、最初は修練闘士であるエレの召集にガウが邪魔であると見なして排除しようとするが、闘いを通じて互いの実力を認め合い、親友となる。姉が複数人いる模様だが詳細は不明。その正体はジュリアネス聖騎士であり、初代クルダ王の封印の監視をしていたが、フォウリィーとの戦いで初代クルダ王の封印が解けていたことを知る。特徴的な大きなイヤリングは聖騎士としての彼に与えられた秩序法典でもある。自分を聖騎士だと分かっていた上でクルダ流交殺法の奥義を与えてくれた師イバ・ストラには深い感謝と尊敬を抱いている。キュオに好意を寄せており、「月の王」討伐など陰日向に彼女の手助けをしているが、キュオはその好意には気づいていない。群雄割拠の時代になった世界でクルダを導くため、キュオより王位を譲られクルダの王となる。
傭兵王国クルダ
カイ・シンク
声 -
子安武人字名「紅(クリムゾン)」(修練闘士としての字名)、「銀の剣(シルバーソード)」(魔導師としての字名)第56代修練闘士。修練闘士の暴力と魔導師の魔力を併せ持つ唯一の人物。「刀傷」ことヴァイ・ローの左頬の傷をつけた張本人であり、彼に最大の恐怖を感じさせた人物。修練闘士としてはクルダ流交殺法剣技の使い手であり、蛇蝎(だかつ)と呼ばれる手投げ式の短刀を自在に操る。また魔導師としてはクルダの王室政務官であり、クルダ国王の側近として政治の補佐を執り行っている。その正体は、2000年前に7人の仲間と共に当時クルダを支配していたキシュラナに独立戦争を仕掛け、クルダを建国した「紅の王」と呼ばれた初代クルダ王にしてクルダ流交殺法創始者。魔導師として鬼珠(きしゅ)という宝玉を創り出し、その力を使った超再生能力で事実上の不老不死を得ている。しかしクルダ王となった後、諸国にその力を恐れられ、彼自身が永遠に聡明な王であり続けるわけではないと考えた仲間達が諸国と結託し、肉体と魂を分けて封印された。7人の仲間は封印の際に彼の呪いの血を受け、老いることも自殺することもできない呪いを受けた。殺戮と闘争の本能が鬼珠に封印されてキシュラナの厳重な管理下に置かれ、肉体はクルダの地下深く封印される。ギネビィアが封印の際に細工を施し自然に封印が解かれるようにしていたため、後の世に封印から目覚める。記憶をギネビィアに操作されていたために、自身が初代クルダ王であることを覚えていなかったが、聖王女がクルダに使用した大魔法「華厳(けごん)」によって地下の自身が封印されていた跡地が露出した際に記憶が復活、初代クルダ王として覚醒する。その後は自分を倒す事のできる存在としてガウを選び闘う。ガウとの戦闘で鬼珠を破壊され肉体を失うが、意思と魔導力のみを持った存在「幽星体(アストラルボディー)」となり、ガウに修練闘士の称号を与えた後、多くのクルダの英霊と共に異世界へと旅立つ。
ディアス・ラグ
声 - 宮本充字名「黒い翼(ブラック・ウイング)」エレ・ラグの実兄。闘士としてエレ以上の素質を持ち、修練闘士になるのは間違いないと思われていた。だが、エレが幼少時に流行り病にかかったため、ディアスは妹の莫大な治療費を稼ぐために過度の戦闘をこなし続けた。結果、エレは助かったが、代償としてディアスの身体は壊れてしまい修練闘士にはなれなくなる。その後は当代一の武器の名工として、クルダ領内のブロラハンという町に一人で暮らす。ガウを弟と呼んで実弟のように接し、自らが作り上げた最強の武器であるブーメラン「ブラック・ウィング」をガウに託す。後にガウを守るために朽ちかけた身体でダークネスと対決し、自らの命と引き換えにガウを守り、「人間として」闘いに勝利する。死後、聖王女リルベルト・ル・ビジューから聖王国アシュリアーナの闘士に与えられる最高の称号「ソード・オブ・アシュリアーナ(聖国の剣)」を授与される。
カイン・ファランクス
声 - 辻谷耕史字名「G」第58代修練闘士。闘士として純粋に強さを求める余りに心を狂気に支配され、祖国を裏切りソーウルファン王国の鉄騎兵団参謀としてクルダに戦いを挑む。鉄騎兵団の敗走後は単独でクルダ城内に潜入、国王イバ・ストラの首を狙う。実は3年前にもイバ・ストラの命を狙っており、その際にスカーフェイスに倒されていたが、自らはそこで倒されることを予想して死者を操る呪符にその身を操られる存在となっていた。王を守るために駆けつけたガウと闘って敗れ、最後はガウに自らが成し得なかった心清い真の闘士の夢を託して消滅する。残留思念が少数の呪符と共にガウの体に残っており、レンとの初戦で敗北寸前だったガウに語りかけている。
イバ・ストラ
声 - 佐藤正治字名「鷹の目(ホーク・アイ)」第55代修練闘士にして真修練闘士。クルダ国王。字名は、どんな攻撃でも初手で見極めることができることから付けられた。キュオの祖父ジン・ストラの弟。陰流のクルダ侵攻の際ヴァジュラと戦うが、ヴァジュラの顔がヴァイに似ていることに驚いた隙をつかれ陰流「刹那」を受け死亡。クルダ地下でエレとカイの戦闘後、カイのあふれた魔力により一瞬だけ復活。崩れた瓦礫を両断しキュオとロウを守る。
フェオリナ
声 - 竹ノ内美奈子クルダで酒場兼旅館を営む少女。武器職人であり酒造りの名人でもあった父親が遺した酒場を一人で切り盛りしている。ちなみに、元はファンが作ったホームページ『アシュリアーナの酒場』の看板キャラクター。ホームページに顔を出していた岡田芽武が、管理人の許可を得て作中に登場させたという経緯がある。
コア・イクス
呪符魔術師。第1話に登場。闘技祭におけるエレの決勝での対戦相手であったが、字を欲するあまりに試合前にエレを不意打ちし、対戦資格を失う。その後呪符で獣魔を復活させ、ガウを人質にしてエレを倒そうとするが、呪符の呪縛を逃れたガウによって獣魔を倒されて失敗した。その後はしばらく姿を見せなかったが、ソーウルファン王国のクルダ襲撃時に再登場。クルダを覆う火炎を呪符で操作し、エレたちが王城へ行くための道を作る。現在はクルダ呪符魔術師隊の副長。
聖地ジュリアネス
リルベルト・ル・ビジュー
声 -
天野由梨聖都ジュリアネスを統べる聖王女にして、聖王国アシュリアーナを象徴する存在。2000年前に初代クルダ王と共に戦った7人の1人であり、当時の字は「神異」。不老不死の呪いの後、姉ラルジェントと共に聖王国を建国。前聖王女であった姉がエリアードにより幽閉された後から現在に至るまで聖王女として君臨している。ヴァジュラ、ヴァイ、ガウの実の母。自らの体内に封印した真の秩序法典を狙うギネビィアを退けた後、シア・カーンを打ち滅ぼそうとするが逆に返り討ちに遭い、ガウに母親として何もしてやれなかったことを贖罪し、最後は息子の幸せを願いながら消滅する。自らが魔導師でありながら、人は魔導力に頼ることなく己の力のみで生きていけると考えており、この世からの魔導力の消滅を望んでいる。そういった意味でシア・カーンとは意見の一致を見ており、シア・カーンとの間にガウたち3人の息子を儲ける動機となった。ガウを守るため、シア・カーンに闘いを挑むが、彼の圧倒的意志力の前になすすべなく敗れ、殺害される。リルベルトが死んだことにより、魔導力は世界から消滅し、世界は人による群雄割拠の時代を迎えることになる。
ルナリィス・アンブラ
声 - 高木礼子月影とよばれる人外の存在。人の命の時間を止めることができる力を有している。2000年前に初代クルダ王と共に戦った7人の1人であり、本名はシンブ・カグラ。当時の字は現在の異名と同じ「月影」。不老不死の呪いの後悠久の時を旅し、魔導神と呼ばれるほどの力を得るに至った。岡田芽武が原作を手がけていた漫画『幻想世界英雄列伝忍ザード』の主人公でもある。人の世界で起きた騒乱は人の手により収められるべきと考え、異世界へと旅立つ。
ラルジェント・ル・ビジュー
20年前エリアードに幽閉され姿を消した前聖王女。現聖王女リルベルトの実姉。2000年前に初代クルダ王と共に戦った7人の1人であり、当時の字は「光輪」。不老不死の呪いの後、妹リルベルトと共に聖王国を建国。エリアードを破ったヴァイにより幽閉から救出されるが、幽閉の中で魔導力を吸収されていたため自身の命も尽きており、エリアードと共に消滅する。
ギネビィア・ハフェ・シエル
最強の魔導士と呼ばれる女性。2000年前にクルダ王と共に戦った7人の1人であり、当時の字は「焔皇」。


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