軟ガンマ線リピーターは1秒以下のガンマ線のフレアーと数秒の周期を持つパルサー由来のかなり長期にわたるガンマ線の信号の2種類の信号を放出をする[8]。前者は、超新星爆発と見間違えられやすいが、400秒近くに上る極めて長い後者の信号を伴う[1]ので区別できる。
例えば2004年12月27日にはこの天体の大爆発に伴って放出された大量のガンマ線が地球まで達した。ガンマ線のエネルギーは150?200 KeVだった[1]。ガンマ線は地球大気上層部の電離層に衝突し、多くのイオン化された粒子を発生させた。この爆発現象は「星震」と呼ばれ、総エネルギーは、マグニチュード23.1 (3.0×1039J) に達すると推定されている。これは、銀河系内で起こったものとしては、1604年の超新星爆発SN 1604以来の高エネルギー現象であると考えられている。この現象はSGR 1806-20の表面が一部、あるいは全球面破壊された際に発生したと推定されている。爆発に伴うフレアは6分20秒[1]と長く、最初の0.2秒間で太陽が25万年かけて放出するエネルギーと等しいエネルギーを放出したと推定され[1]、その明るさは太陽の40兆倍、絶対等級-29.2等級に達したと推定されている。
もしこの星震が3光年以内の距離で発生していれば、地球のオゾン層は完全に破壊され、地球のどこでも7.5km先での12キロトン(50兆J)の核爆発 (広島型原爆とほぼ同程度) が起きたのと同じ影響がでると予想されている[要出典]。知られている限りで最も地球に近いマグネターは、りゅうこつ座の方向にある1E 1048.1-5937
の9000光年である。