SF西遊記スタージンガー
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SF西遊記 スタージンガー
SF西遊記 スタージンガーII
ジャンルSFアニメ
アニメ
原作松本零士
監督芹川有吾(チーフディレクター名義)
シリーズ構成田村多津夫
脚本田村多津夫、富田祐弘、馬嶋満
キャラクターデザイン須田正己
音楽菊池俊輔
アニメーション制作東映動画
製作東映動画、旭通信社
放送局フジテレビ系列
発表期間1978年4月2日 - 1979年6月24日(無印)
1979年7月1日 - 8月26日(II)
話数全73話
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

『SF西遊記スタージンガー』(エスエフさいゆうき スタージンガー)は、1978年4月2日から1979年6月24日までフジテレビ系列局で放送されていた松本零士原作のテレビアニメである。その後も1979年7月1日から同年8月26日まで『SF西遊記 スタージンガーII』(エスエフさいゆうき スタージンガーツー)と題して放送されていた。いずれも東映動画旭通信社の共同製作。全73話。放送時間は毎週日曜 19:00 - 19:30 (日本標準時)。目次

1 概要

2 ストーリー

3 登場人物

3.1 オーロラ姫一行とその支援者

3.2 スペースモンスター一味


4 登場メカ

5 スタッフ

6 主題歌

6.1 オープニングテーマ

6.2 エンディングテーマ

6.3 LPレコード


7 放送リスト

8 放送局

9 劇場版

10 補足

11 脚注

12 外部リンク

概要

西遊記』を基にした石川英輔による小説『SF西遊記』を原案とするSFアニメ孫悟空の緊箍児の輪といった、原典に基づくギミックも細部に取り入れられている。富田祐弘のアニメ脚本家としてのデビュー作でもある。

本作は、1970年代後半の『宇宙戦艦ヤマト』に始まる松本零士ブームの最中に製作された。前番組『惑星ロボ ダンガードA』から引き続き松本がアニメ用の設定を描き下ろしたが、コミカライズに関しては松本自身は行なわず、桜多吾作が『テレビランド』で、池原しげとが『冒険王』で漫画版の連載を担当した。また、それまでフジテレビの日曜19:00枠では『マジンガーZ』→『グレートマジンガー』→『UFOロボ グレンダイザー』→『惑星ロボ ダンガードA』と巨大ロボットアニメが続いていたが、本作で等身大のヒーローが活躍する路線へと転換された。とはいえ、原典の孫悟空が巨大化できるという設定があるからなのか、『SF西遊記スタージンガーII』への改題とともに主人公クーゴが巨大化して戦う設定が追加された。

その他の本作ならではの特徴として、ダイエーがスポンサーに付き、衣料などの関連商品の独占販売をしたことが挙げられる。

この時期には、フジテレビ以外の局でも同じく『西遊記』をモチーフにした作品群が放送されており、日本テレビではドラマ『西遊記』が、TBSではザ・ドリフターズによる人形劇『飛べ!孫悟空』が放送されている。
ストーリー

銀河系宇宙は乱れていた。銀河系宇宙の中心である大王星から放射されるギャラクシーエナジーが弱まったため、宇宙の様々な星で天変地異が起こり、本来は善良な宇宙生物までもがスペース・モンスターとして凶暴化し、暴れまわっていた。

事態の進展を止めるには、太陽系の惑星(地球)に住むオーロラ姫の力が必要だった。そこでオーロラ姫は銀河系の暴れん坊であるサイボーグ、ジャン・クーゴとドン・ハッカ、サー・ジョーゴを3騎士として従え、宇宙の平和を取り戻すため、スペース・モンスターや凶悪異星人と戦いつつ天竺(=大王星)を目指す旅を続ける。
登場人物
オーロラ姫一行とその支援者
ジャン・クーゴ(=
孫悟空
- 石丸博也(次回予告ナレーションも兼任)本作の主人公。地球出身。孤児という境遇から抜け出したいがために、自らサイボーグになる事を志願する。就職先では一所懸命に働いたが、成り上がり者であることを嘲笑された怒りから「太陽系一の暴れん坊」になった。だが、精鋭軍さえも壊滅に追い込んだほどの暴れっぷりに怒ったキティ博士によって月に封じ込められる。その高い能力をキティ博士に見出されたが、「女の護衛など御免だ」と反旗を翻す。後に捕縛されるが、オーロラ姫の大王星への道中の護衛を条件に解放された。性格は短気で粗暴だが、モンスター世界の現実をよく認識している。よって、善意を疑わないオーロラとよく衝突していた。武器はエネルギー・ポリマーの柱を棒に変化させたアストロボー(=如意棒)。そこから打ちだされる「パライザー・ビーム」、「アストロ・ザンダー」は凄まじい威力の破壊光線である。他にもアストロ棒を駆使した切断技で「アイアン・キッター」がある。分身能力もあり、身代わりを立てることも可能。後に激戦を経て巨大化も可能になる。
ドン・ハッカ(=猪八戒
声 - 富田耕生泥の惑星を根城にしていたサイボーグ。オーロラ姫に一目惚れして同行することになる。明るくのんびり屋で、食欲が人一倍旺盛。怪力自慢で、武器は腹部から取り出した分銅「ハッカ・チェーン」。他にシールドを装備し、足指からはミサイルを発射できる。
サー・ジョーゴ(=沙悟浄
声 - 富山敬水の惑星の主であるサイボーグ。こちらも成り行きからオーロラ一行に加わる。孤高に見えるキザで自信家だが、周囲に気を配る優しい戦士。直情的なクーゴ、ハッカとは違い、優れた洞察力で頭脳的な作戦を得意とする。そのため、オーロラ姫からの信望も厚い。戦闘力はクーゴに劣るものの、知恵により相手の武器を封じることも多く、活躍度も高い。電卓型のコンピュータを所持している。レーザー銃である「テレポー・ガン」が武器。他に、両肩にミサイル「ショルダー・ニードル」を装備している。
オーロラ姫(=玄奘三蔵法師)
声 - 杉山佳寿子故郷の星・をスペース・モンスターに破壊され、地球に亡命してキティ博士に養育された月の王女。大王星のギャラクシーエネルギーを担う女王が年老いて力を失ったため、その後継者に選ばれたのが彼女である。上記の3人からは「姫」と呼ばれて慕われているが、クーゴとは思想の相違から衝突を繰り返す(特に序盤)。ギャラクシーエネルギー回復のためにクーゴ達とともに大王星に向かう。バトルスーツはミニスカートだが、『II』ではレオタード状に変わる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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