SEVENTH_HEAVEN_(L'Arc?en?Cielの曲)
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ユーロビートとインダストリアル・ハードロックが華麗にタッグを組みながら、グルーヴという名のとぐろを巻いている[4]」と表現している。

また、表題曲は本作発売の約2ヶ月前の2007年4月1日から、日本テレビ系番組『スポーツうるぐす』のテーマソングに使用されている。

本作のリリースプロモーションとして、フィジカルリリースの約2ヶ月前となる2007年3月30日から、「ポケメロJOYSOUND」「LE-CIEL NET」「Sony Music Sound」「レコード会社直営♪サウンド」の各種音楽配信サイトの4ヶ所において、表題曲の着うた先行配信が実施された。さらにJOYSOUNDとのタイアップにより、「JOYSOUND」の通信カラオケで表題曲を先行公開するという業界初のプロモーションが実施されている[6]

表題曲のミュージック・ビデオは、2009年2月25日に発表したクリップ集『CHRONICLE 4』に初収録されている。また、2019年12月11日に、公式YouTubeアーティストチャンネルにおいてYouTube Music Premium限定で映像の有料公開が開始されている。前述のYouTubeチャンネルでの有料公開開始から約2年5ヶ月後となる2022年5月6日からは、同サイトで映像の無料公開が開始されている。なお、この映像のディレクターは中村剛が務めている。映像には、メンバー4人の他に、30人ものダンサーが登場しており、メンバーの周りでダンサーが不可思議なダンスを踊り続ける内容となっている。登場するダンサーは最上天の住人を表現しており、その住人達が踊るダンスは、楽園をイメージしたものだという。この映像の印象について、hydeは「わけのわからない物ができた」とコメントしている。

フィジカルの初回限定仕様は、スペシャルジャケット、スーパーピクチャーレーベルとなっている。また、初回封入特典として、メンバー4人をデフォルメイラスト化した、わくわくペーパークラフト(4種のうち1種が封入)が封入されている。

本作は発売初週となる2007年6月11日付のオリコン週間シングルチャートで、2005年5月に発表した「叙情詩」以来3作ぶり通算17作目の首位を獲得している。
収録曲CD#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「SEVENTH HEAVEN」(L'Arc?en?Ciel)
hydehydeL'Arc?en?Ciel5:02
2.「HONEY 2007」(P'UNK?EN?CIEL)hydehydeKEN P'UNK3:46
3.「SEVENTH HEAVEN (hydeless version)」(L'Arc?en?Ciel) hydeL'Arc?en?Ciel5:02
4.「HONEY 2007 (TETSU P'UNKless version)」(P'UNK?EN?CIEL) hydeKEN P'UNK3:42
合計時間:17:32

楽曲解説
SEVENTH HEAVEN / L'Arc?en?Ciel

作詞・作曲:
hyde / 編曲: L'Arc?en?Ciel
日本テレビ系番組『スポーツうるぐす』テーマソング。2000年代のロックの大きな潮流である、ダンス・ミュージックとの融合という方向性で制作されたロック・ナンバー[3]ニューレイヴ感覚を伴ったビートと、ハード・エッジなギターサウンドが印象的な仕上がりとなっている[3]。作詞・作曲を手掛けたhyde曰く、この曲のデモを作り始めた当初は、1980年代ユーロビートのようなダンス・ミュージックを意識していたという[4][5]。制作当初の楽曲イメージついて、hydeは「元々はデッド・オア・アライヴとかの現代版って感じで。もしピート・バーンズがデッド・オア・アライヴを今でもやってたら、こうなってんじゃねえのかな?っていうのを作ってみたかった[4][5]」と語っている。また、hydeは本作発売当時に、完成したこの曲を「ディスコパンク」と表現していたことがある。ちなみに、本作発売に伴うプロモーション活動でテレビの音楽番組に出演した際、hydeは頻繁に眼帯を付けていたが、これはピート・バーンズのオマージュだったと述べている[7]。この曲をアレンジするうえで、hydeの中に「バンドサウンドが主体でありながらも、ぎらぎらする感じにしたい」という思いがあったため[8][9]打ち込み作業に長けたyukihiroにアレンジを依頼している。アレンジ作業を振り返り、yukihiroは「デモの打ち込みの部分とか、シンセの部分とかをアップグレードして欲しいみたいなことをhydeに言われて、いろいろ作っていく中で、やっぱりhydeの頭の中にあるものよりも超えたものを作りたくて。それをどう形にしていくのかが難しかったですね[10][11]」「リズム周りに関しては最初っから他のリズムを足して作ろうと考えていたので、僕のアプローチ的には最初から変わっていないんですけどね。シンセ周りとか音色の使い方で苦労した感じです。やっぱりhydeの頭の中にあったデッド・オア・アライヴみたいなっていうのは、そのままのイメージでやって行くと、どうしても古くなっちゃうんですよね(笑)。でもそこを時代に沿ったものにするっていうことは、できることだと思うんですよ。ちょっと前に80年代リバイバルみたいなのが流行っていましたけど、それをさらに突き進めてカッコよくやってるバンドも今いっぱいいるし。だからやりようはあると思ってたんだけど、そこをこうボンッて出した時に、どこまで理解されるかっていうのがわからなかったんで。別にそういうのを意識していない人には、まんまじゃんって聴こえちゃうと思うんですよ[10][11][12]」「hydeのデモの段階でそれなりに音色がいっぱい入っていたんで、そこに対して僕だったらこういうふうにするかなっていうことをどんどんやって行って。(中略)やりとりをしながら何パターンか作ってみたんですけどね。だからこの最終形は…ある程度いろいろやってみた中でのいいとこどりみたいな。これ、ギターとか何も入っていない状態でリズムだけ聴くと、意外とマンチェっぽかったりもしますよ[13][14]」と語っている。なお、この曲の打ち込み作業とサウンドデザインは、yukihiroに加え、2000年に発表した「get out from the shell」のミックスを担当した杉山勇司が行っている。ちなみにこの曲は、プリプロダクションの段階で、打ち込みパートだけでもトラック数が100を超えていたといい[15]、制作過程を振り返りhydeは「あの音じゃないこうじゃない、サビはこうなったほうがいいんじゃねえかとか、とにかく紆余曲折で。最終的には俺の中でもわからなくなってきて[8][9]」と述懐している。なお、hydeはこの曲の当初の制作イメージについて「もちろん、曲は難しい/簡単で、いい/悪いが決まったりはしないけど、簡単に歌える曲があってもいいんじゃないかってずっと前から思ってた[8][16]」と語っており、シンプルかつ遊びのある楽曲を目指していたという。ただ、前述のように、アレンジするにつれて様々な音色が重なっていったため、かなり複雑な楽曲に変わっていった。そのため、テレビ朝日音楽番組ミュージックステーション』に出演した際、司会のタモリとのトークで、hydeはこの曲について「"ラルクの曲は難しい"とよく言われるんで、簡単な曲を制作しようとしたけど、結果的に難しい曲になった」とコメントしている。kenは、この曲のギター録りにおいて、普段メインで使っているフェンダー・ストラトキャスターではなく、ハムバッキング・ピックアップを搭載したギブソン・レスポール・スタンダードを使い、コードストローク中心のベーシック・サウンドを弾いている[17]。さらに、ハムバッキングのサウンドのうえで鳴っているテーマ・フレーズは、ストラトキャスターをオクターヴ奏法で弾いたものとなっている[17]。また、サビの終盤には、ドブロ・ギターボトル・ネック奏法で弾いた音が入っている[17][18]


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