SD-Jukebox開発元パナソニック (日本)
最新版7.1 / 2013年3月1日 (11年前) (2013-03-01)
対応OSMicrosoft Windows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1
サポート状況サポート終了
種別メディアプレーヤー
ライセンスプロプライエタリ
公式サイト ⇒SD-Jukebox
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SD-Jukebox(エス・ディー・ジュークボックス)は、パナソニック(2008年9月30日以前は松下電器産業)が販売していたメディアプレーヤーソフトである。 SD-Audio規格に対応したデジタルオーディオプレーヤー・携帯電話に転送するためのソフトウェアである。 2000年にPanasonicのSDオーディオプレーヤーの付属ソフトとして登場した。 2001年から2002年まではED-Jukebox、2005年から2008年まではMOOCS PLAYERとして無料で配布もされていたが、基本的に、有料で販売されているものを購入するか、本ソフトウェアが付属している製品を購入しなければ入手できないのが他社製品とは大きく異なる点である。 このソフトはインストール時だけでなく実行時もPCの管理者の権限がないと利用できない[1]。とくにWindows Vista以降のOSではユーザーアカウント制御機能が働くため注意が必要である。 2016年9月末で販売を終了し、2017年12月末をもってすべてのサポートを終了した[2][3]。このソフトはインストール時やアップデート適用時にインターネット上から著作権保護のためのセキュリティプログラムをダウンロードする。そのため、サポートが終了したあとはインストールCDやダウンロードしたインストーラファイルを保存していたとしても再インストールはできなくなった[4]。 多くの場合、SD-Audio対応携帯電話・SD-AudioプレーヤーをUSBでWindows PCと接続して転送を行う。SDカードを取り出し、SDカードリーダーを使用して転送を行う場合は、そのカードリーダーが著作権保護(セキュア)対応のものでなければいけない。市販されている多くのSDカードリーダーやPC内蔵のSDカードスロットは、著作権保護(セキュア)対応ではないので、特に注意が必要である。 市販パッケージであるStandard Editionと、D-SnapやSD-Audio対応端末にバンドルされている機能限定版のLight Editionがある。
概要
バージョン
バージョン1
2000年6月30日リリース[5]。
対応OSは、Windows 98・Windows 98SE・Windows Me
バージョン2
2000年12月リリース[6]。
対応OSは、Windows 98・Windows 98SE・Windows Me・Windows 2000・Windows XP
Ver2.3よりWindows XPに対応した。
2002年2月18日、Windows 2000に対応したVer2.4への無償アップデートが公開される[7]。
Ver2.4からWMA形式に対応した。
これをベースにした「ED-Jukebox」が2001年3月より無償で配布された[8]。2002年5月31日のサービス終了に伴い配布も終了。
バージョン3
2002年12月2日発売(Standard Edition)[9]。
対応OSは、Windows 98・Windows 98SE・Windows Me・Windows 2000・Windows XP
このバージョンからミュージックソムリエ機能を搭載し、好みの設定やおまかせ機能で音楽のシャッフル再生ができる。
バージョン4
2003年11月15日発売(Standard Edition)[10]。
対応OSは、Windows 98SE・Windows Me・Windows 2000・Windows XP
これがWindows 9x系OSに対応した最後のバージョンとなる。
2004年11月1日、SD-Voiceへ対応した4.1への無償アップデートが公開される。
2009年8月31日、販売終了(Standard Edition)[11]。
バージョン5
2005年3月発売。
対応OSは、Windows 2000・Windows XP
このバージョンよりWindows 9xはサポート対象ではなくなった。
これをベースにした「MOOCS PLAYER」が無償で配布された。
2005年11月15日、MOOCSに対応したVer5.0L61への無償アップデートが公開される。
2005年2月15日公開のKB891122を適用したWindowsでSDカードのデータが消去される不具合が発生[12]。2006年3月7日に修正したVer5.0L67への無償アップデートが公開される。
2007年4月9日、Ver5.3への無償アップデートが公開される。
2007年4月9日、Ver5がバンドルされた一部のD-Snapの利用者に、Ver6.7LEへの無償アップグレードが実施される[13]。
バージョン6
2006年9月8日リリース[14]。
当初は製品に付属するLight EditionとMOOCS PLAYERしかなかったが、2007年4月26日にStandard Editionが販売開始された。
対応OSは、Windows 2000・Windows XP・Windows Vista・Windows 7・Windows 8・Windows 8.1
一時はWindows 10も対応として掲載されたが、2015年11月13日から配信されたWindows 10 バージョン1511において動作しないことが確認されたため、対応OSから外された。今後も対応する予定はないと発表されている[15]。これはバージョン1511からSDカードのCPRMコンテンツの読み書きをサポートしなくなった[16]ためである。
このバージョンからiTunesで使用されているM4A(MPEG4-AAC)形式のインポートにも対応。
このバージョンからSD-Voiceに非対応となる。
このバージョンからミニコンポD-dockをイメージした画面(スキン)で簡単な操作ができるかんたんモードを搭載した。
SDHCメモリーカードに対応した。
これをベースにした「MOOCS PLAYER」が無償で配布された。(バージョン6.1?6.6まで)
2007年4月9日、Windows Vistaに対応したVer6.7への無償アップデートが公開される。
2010年4月20日、Ver6.95L883への無償アップデートが公開される。
2010年4月20日、ミニコンポSC-HC40、デジタルフォトフレームMW-20の利用者に対して、SDXCメモリーカードに対応したVer6.95L900へのアップデートが公開される[17]。
2016年9月30日、販売終了(Standard Edition)[2]。
バージョン7
Standard Editionとして単体では発売されず、一部の製品に付属する形でのみリリースされている。
2010年4月23日、ポータブルワンセグテレビ SV-ME650に付属する形でSD-Jukebox V7.0 LEがリリース[18]。
2010年9月10日、SDカーナビ CN-MW250D/CN-MW150Dのユーザ向けにSD-Jukebox V7.0 for Strada LEのダウンロード配信を開始[19]。
その後発売されたSDカーナビ CN-S300WD/CN-S300Dのユーザにもダウンロード配信が行われている。
対応OSはWindows XP・Windows Vista・Windows 7・Windows 8・Windows 8.1
2013年3月1日から配信されたSD-Jukebox V7.1 for Strada LEはWindows 8/Windows 8.1専用である。Windows 7以下では引き続き7.0xを使う。
一時はWindows 10も対応OSとして掲載されたが、2015年11月13日から配信されたWindows 10 バージョン1511において動作しないことが確認されたため、対応OSから外された。今後も対応する予定はないと発表されている[15]。これはバージョン1511からSDカードのCPRMコンテンツの読み書きをサポートしなくなった[16]ためである。
SDXCメモリーカードに対応した。
エディションの違い
Light Editionで制限されている主な機能
CDから録音する際にMP3形式が選択できない
Music ID機能が利用できない(バージョン6以降)
スキン機能
一部のバージョンでは利用できる数に差異がある。バージョン6.7以降では同一である。