SAP C/4HANA(エスエイピー・シー・フォー・ハナ)は、ドイツのソフトウェア企業SAP社が提供するCRM製品群の総称である。 企業のCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)業務を支援するソフトウェアであり、顧客企業のマーケティング業務や営業を支援するための機能を有する。従来の同社のCRM製品からの大幅な改変に伴い、2018年6月に「SAP CRM」から「SAP C/4HANA」にブランド名が変更された[1][2]。 コンセプトしては、企業のバックエンド業務を支援する同社のERP製品「SAP S/4HANA」と対比して、フロントエンド業務を支援するソフトウェアとして位置付けられ、顧客のカスタマーエクスペリエンス向上を支援することを目的としている[2]。 アーキテクチャは2013年に買収したHybris
概要
主要コンポーネント
SAP Customer Data Cloud: 顧客のデータ管理機能[2][3]
SAP Sales Cloud: 営業支援 (SFA)機能[2][3]
SAP Commerce Cloud: デジタルコマースソリューション機能[2][3]
SAP Marketing Cloud: マーケティングオートメーション機能やData Management Platform (DMP)機能[2][3]
SAP Service Cloud: コールセンター機能[2][3]
脚注^ a b c “SAPの新CRM「C/4HANA」は市場を塗り替えるほどの製品か? SAPの狙いを読み解く