会計管理、人事管理、購買管理、生産管理、販売管理など36の業務プロセスに対応している[4]。 SAP Business ByDesignの最大の特徴はSaaS型のERPサービスであるため、従来のオンプレミス型のERPパッケージと比較して、導入までに要する期間が短くでき、初期導入コストが安い点である。料金は初期費用のほか、ユーザー数に応じたユーザーライセンス体系で課金される[1]。 導入形態としてはシングルおよびマルチテナントの両方がサポートされている[5]。ユーザビリティやレポーティングなどのアナリティクス機能も強化されているほか、Microsoft Excelとの統合が図られている[5][4]。 SAPはSAP Business ByDesignを「2層ERP」のコンセプトに適したサービスであり、本社等の拠点に導入済のメインERP(1層目)を利用しつつ、その他拠点に当該ERPを短期間かつ低コストで導入可能なERP(2層目)として利用することでグループ全体での最適化を図れるとしている[6]。SAPと日本電気 (NEC) はSAP Business ByDesignの販売で協業を締結しており、「2層ERP」の2層目のERPとしての拡販に力を入れている[7][8][6][9][10]。NEC自体も「2層ERP」に基づき自社のグループ企業に対してSAP Business ByDesignを採用している[11][12]。 SAPの日本法人であるSAPジャパンも中堅・中小企業へのSAP Business ByDesignの販売を強化しており、2017年4月から営業体制を強化している[13]。
特徴
脚注^ a b c SAPがSaaSに本格参入、中小向けERP発表
^ SAPジャパン、クラウド型ERP「Business ByDesign」国内投入
^ “SAP Business ByDesign, Cloud ERP for Subsidiaries: Joint Integrated Growth” (英語). itelligence Malaysia (2018年8月23日). 2019年5月21日閲覧。
^ a b SaaS型ERP「SAP Business ByDesign」が日本でも--2層アプローチを提案
^ a b SAP、「Business ByDesign」の最新版を発表
^ a b NEC、「SAP ERP」「SAP Business ByDesign」導入で2層ERPを展開
^ ⇒NECとSAP、クラウド型ERPサービス「SAP(R) Business ByDesign(R)」ビジネスでグローバル協業
^ NEC、「SAP Business ByDesign」を東南アジア6カ国に展開
^ NEC、サントリーグループのアジア3拠点にERP「SAP Business ByDesign」を導入
^ NEC、SAPのクラウド型ERP「Business ByDesign」のグローバル導入を支援
^ NEC、海外グループ会社向けに「SAP Business ByDesign」を採用、「2層ERP」により自社基幹システムを強化
^ ⇒NEC、SAP Business ByDesignを活用して自社基幹システムを強化
^ 中堅・中小企業のデジタル変革にもSAPを――営業体制とパートナーを大幅強化
関連項目
SAP HANA
外部リンク