2008年にビジネスインテリジェンス(BI)業界最大手の仏ビジネスオブジェクツ社を独SAPが約8,000億円(当時の時価)で買収[24]、2009年1月に完全併合。BI、ETLなどの情報統合・情報活用分野でも大手の一角に躍り出た。これに伴いSAPジャパンは同社製品を核に、その他の買収製品や自社開発製品をスイート化、「SAP BusinessObjects」としてBI,Enterprise Information Management(EIM)のほか、2016年10月に公表された中堅・中小企業における導入済みBIの市場調査ではSAPジャパンが首位となった。[25]
2011年6月にはインメモリデータベース「SAP HANA」を一般向けにリリース。2016年8月にはSAP製のデータウェアハウス「SAP Business Warehouse」の後継製品である「SAP BW/4HANA」のリリースを発表した。[26] 加えて、クラウド領域においても、計画、予測、BIなどのアナリティクス機能を1つにまとめたSaaS型ビジネスインテリジェンス「SAP Analytics Cloud
」(アナリティクス・クラウド)を提供している。[6][27]SAPジャパンは国内のデータセンターから稼働率99.9%のアプリケーション開発プラットフォームであるPaaSの「SAP Cloud Platform」(SCP)を提供している。[6] 又、SAP Business Suite製品群を運用するために特化されたプライベートマネージドクラウドサービスとして「SAP HANA Enterprise Cloud」(HEC)も提供している。[28] 2017年1月からはIoT関連サービスポートフォリオ「SAP Leonardo」(レオナルド)の提供を開始し、企業のIoT導入を支援するソフトウェア群とコンサルティングサービスを提供している。[29][30] 2017年7月にはコマツ、NTTドコモ、オプティムの3社と組み、建設業務に関係するあらゆるモノをつなぐ、IoT基盤プラットフォーム「LANDLOG
IoT
歴史
略歴
1992年 10月: SAP AG 100%出資の日本法人として設立[3]
1995年 11月: 兵庫県神戸市に「西日本支社」を開設[3]
2000年 6月: 「西日本支社」を大阪府大阪市に移転[3]
2000年10月: 本社を東京都江東区から千代田区大手町に移転[3]
2000年 11月: 福岡県福岡市に「九州支店」を開設[3]
2001年 4月: 愛知県名古屋市に「名古屋支社」を開設[3]
2002年 7月: 東京都中央区にグローバルサポートの拠点として「茅場町オフィス 」を開設[3]
2002年 10月: SAP製品の国内導入企業数が1,000社を突破[3]
2012年 4月: 本社オフィス(千代田区大手町)を茅場町オフィスと統合して麹町に移転[3]Template:リンク先に情報がない