SAPジャパン株式会社
SAP Japan Co., Ltd.
種類株式会社
市場情報非上場
本社所在地 日本
〒100-0004
東京都千代田区大手町1-2-1
三井物産ビル11F・12F
設立1992年10月16日
業種サービス業
法人番号4010001071259
SAPジャパン株式会社(エスエイピー・ジャパン)は、企業向け基盤システムであるERP (Enterprise Resource Planning) パッケージなどを提供するヨーロッパ最大級の大手ソフトウェア会社SAP SEの日本法人。 SAPジャパンは、ヨーロッパ最大級のIT企業でありビジネスソフトウェアで売上高世界4位の独SAPの100%子会社として、1992年10月に設立され[3]、ソフトウェア製品の販売および導入支援、テクニカルサポートを提供するコンピュータ関連サービス企業である。 企業の基幹システムであるERPパッケージをはじめ、CRM、SRM、SCM、EPM製品などのエンタープライズ向け業務アプリケーションで高いシェアを有している。また、近年ではデータベースやビジネスインテリジェンス製品など幅広く分野のソフトウェアを提供しており、日本国内ソフトウェア市場においては、2014年時点の売上高は7位に位置している[4]。従来のオンプレミスのパッケージソフトウェア依存からの脱却を目指しており、SaaSおよびPaaS分野でのクラウドサービスでも急速にシェアを伸ばしている[5][6]。 主な競合には日本オラクル、日本マイクロソフト、ワークスアプリケーションズなどがあり、シェア争いを繰り広げている。[7] 大手IT企業の中では在籍する外国人社員の比率が比較的高く、全体の10%程度を占めている[8]。2019年4月にLinkedIn Japanが発表した転職人気ランキングで7位にランクインした[9]。またGreat Place To Work Institute Japanが実施する“2020年度版 日本における「働きがいのある会社」ランキング”の大規模部門(従業員1000人以上)で10位にランクインした[10]。LGBTQへの取り組みを評価する「PRIDE指標2020」では最高位のゴールドを受賞した。[11] 世界的に圧倒的なシェアを誇るSAPのERPパッケージは、日本市場においても大企業を中心に導入されており、国内トップシェアを誇っている[7]。ERPは顧客企業の規模に応じて「SAP S/4HANA」、「SAP Business All-in-One 2013年2月には同社のインメモリデータベース「SAP HANA」(ハナ)に対応したERPを含む業務アプリケーション群「SAP Business Suite powered by SAP HANA」を発表した。また、2015年2月には、SAP HANAを専用データベースとして採用した第4世代ERPとして「SAP Business Suite 4 HANA(通称:SAP S/4 HANA)」をリリースした[12][3] 。 一般に、SAP社のERP製品を導入することは非常に大規模なプロジェクトとなり、時間・資金共に主に大企業向けの製品となっていた。中小企業がオープンソースERPと呼ばれる無償のERPを導入する事例も増えてきたことを受け、SAPジャパンは業務拡大のため中小企業向けのソリューション提供も行っており、年商50億円を切る規模の企業もサポートを開始した。これに伴い、2015年時点の国内中堅・中小企業が導入したERP製品の累積の市場シェアにおいても1位を誇っている[7]。2017年4月には中堅中小企業向けの営業部門の体制を刷新し、販売拡大を強化している。[13]
概要
事業
業務アプリケーション
ERP
SaaS