型式名のS6Gは以下のような意味である。
S = 潜水艦用
6 = 設計担当メーカにおける炉心設計の世代
G = 設計担当メーカ(ゼネラル・エレクトリック)
S6Gはロサンゼルス級原子力潜水艦に搭載するためゼネラル・エレクトリックにより設計された。S6Gのプラントには冷却材や蒸気発生器、機関室に蒸気を供給する補機類が含まれる。機関室には発電用と推進用の蒸気タービンが置かれている。[1] 公開されている性能諸元によれば、S6Gによってロサンゼルス級原潜は水上で15ノット(28km/h)以上、水中で25ノット(46km/h)以上 を発揮することができる。
ノルズ原子力研究所
(英語版)(KAPL)がS6Gの設計および運用のサポートを提供した[2]。S6Gはもともとミサイル巡洋艦「ベインブリッジ」に搭載されているD2Gと同じD1G-2の炉心(出力148MW)を使うよう設計されていたが、USS プロビデンス (SSN-719)以降のロサンゼルス級原潜では建造時からD2W炉心(出力165MW)を使用するようになった。それ以前のD1G-2炉心を装荷した原子炉(ロサンゼルス級フライト1の14隻の原子炉)は、燃料交換時にD2W炉心に交換される計画であったが、キャンセルされ、フライト1艦は早期退役がすすめられている[3]。
表
話
編
歴
アメリカ海軍の原子炉
航空母艦用
A1W
A2W
A3W
A4W
A1B
巡洋艦用
C1W
駆逐艦用
D1G
D2G
潜水艦用
S1C
S1G
S1W
S2C
S2G
S2W
S2Wa
S3G
S3W
S4G
S4W
S5G
S5W
S6G
S6W
S7G
S8G
S9G
S1B
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