S.H.I.E.L.D.
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艦体内部には本艦の中枢となるブリッジや、最低でも4ヶ所存在するガンマ線感知器やコンピュータワークステーションなど[33]の最先端設備を備えたラボ、武器庫[注釈 11]、護衛機が駐機し、航空機昇降エレベーターで前方フライトデッキと繋がる格納庫[注釈 12]、機密保管室[注釈 13]、鋼鉄製の頑強なガラスケージ[注釈 14]を備える監禁室、船首部分の居住区[32]などが配置されている。エンジンが2基分停止すると墜落してしまう。ロキによってテッセラクトを奪われた際に、その捜索のためフューリーの指示で稼働し、ヒーローたちを集結させるが、クリントの攻撃で第3エンジンが停止、第1エンジンもナビゲーションシステムも使用不能となって墜落寸前に陥った。だが、トニーとスティーブの活躍でエンジンが応急修理され、ナターシャやフューリーたちの応戦でクリントらも退治されたことで危機は回避される。アベンジャーズとウルトロン軍団の戦いでは、フューリーとマリアたちヒドラに属していなかった元S.H.I.E.L.D.のメンバーによって運用され[注釈 15]、空高く浮上してしまったソコヴィアの市街地に出現。取り残された市民を救うために、右底部から後述のトランスポーターを発艦させた。途中で多数のセントリーの襲撃を受けるが、アベンジャーズやマリアとフューリーの応戦によって難を逃れる。『エージェント・オブ・シールド』シーズン2第20話とシーズン7第13話にも、ワンシーンのみ登場する。アース72124やアース51825でも運用され、前者はソーをはじめとするパーティ・ピープルの宇宙人たちへの対策本部として運用され、後者はロキ率いるアスガルド軍との戦場となった。MCUにおいて、ただ一機だけ撃墜されていないのが『アベンジャーズ』、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・9ウルトロン』、『エージェント・オブ・シールド』シーズン2第20話とシーズン7最終話に登場した64号機である。
レムリア・スター(Lemurian Star)
登場作品:『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』、『ホワット・イフ...?』シーズン1第9話インサイト計画のための偵察衛星を打ち上げるように設計されたS.H.I.E.L.D.の船舶。物語序盤の時点で、シットウェルの指示の下、複数の衛星を打ち上げたが、
インド洋近海でジョルジュ・バトロックら25人の海賊によって占拠されてしまった。だがスティーブたちの活躍により、海賊らが撃退されたため、人員の被害報告はないままで済む。アース82111においても、正史と同様にジョルジュ・バトロック率いる海賊に占拠されている。
インサイト・ヘリキャリア(Insight Helicarriers)
登場作品:『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』S.H.I.E.L.D.がインサイト計画実行のために建造した3機の新型ヘリキャリア。外観と基本構造は旧型艦と大差ないが、トニーが新たに発明した新リパルサー・エンジンで補給なしの準軌道飛行が可能となっており、艦底に数十機以上備わった1分間で1000人を射殺できる長距離機関砲と、デッキに複数搭載された
ファランクスが主武装である。艦底中央部には、艦のコントロールを司るサーバー・コンピューターが存在する。インサイト計画の実行時に、S.H.I.E.L.D.内のヒドラの構成員たちが乗艦し、インサイト・ベイから発艦。スティーブやサムの妨害を受けながらも、高度900メートルの空域に到達し、衛星とリンクして武装準備を完了させ、アルゴリズムを起動。全世界の多数の人々へ砲口を向け始めるが、スティーブたちが取り付けたブレードの機能により、コントロールを奪われて3機で同士討ちを始め、損壊・墜落した。そしてそのまま1機は真下のトリスケリオン庁舎ビルに激突し、もう2機はポトマック川へ水没して、それぞれ大破する。
ライフボート(Lifeboats)
登場作品:『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』フューリーが設計した救助艇。敵襲に備えてジェネラル・ダイナミクス GAU-17/Aで武装している。浮上したソコヴィアの市街地に取り残された市民を救うために複数機が用いられる。
ゼファーワン(Zephyr One)
フィッツが設計しコールソンのチームに配備された巨大航空機で、クインジェットを一機後部に着艦できる移動本部兼空中要塞。70年近く放置されていても損傷しない程の耐久性を持つ。内部には司令室や治療室、ラボもあり移動本部にふさわしい施設がある、ジャンプドライブが積まれており、宇宙空間での航行やテレポートが可能。シーズン7ではタイムドライブも搭載することでタイムトラベルも可能としていた。
各作品での活動
マーベル・スタジオ作品
アイアンマン
本作ではコールソンや、フューリーが初登場。コールソンはトニーからアフガニスタンでの出来事について訊ねようと接触し、オバディア・ステインの陰謀を知ったペッパー・ポッツを複数の同僚たちと共に保護してオバディア逮捕に動くも、“アイアンモンガー”を運用したオバディアに蹴散らされてしまい、トニーの記者会見ではアイアンマンの素性を隠すためにアリバイ作りを行い、後にフューリー自らトニーの前に現れてアベンジャーズの話を持ちかけるが、全て徒労に終わる。劇中では、コールソンが組織名を“戦略国土調停補強配備局”と正称で呼び、「略称を考案中だ」と述懐していたが、本作の年代以前を描いた作品でも“S.H.I.E.L.D.”の略称は登場している。

インクレディブル・ハルク』には、この組織に所属するエージェントは未登場だが、オープニング・クレジットではブルース・バナー/ハルクに関するS.H.I.E.L.D.の公文書が一瞬登場しており、フューリーの名も記載されていた。また、ロスがブルース捜索のためにS.H.I.E.L.D.のデータベースとメール検閲を使い、彼がサミュエル・スターンズの職場である“グレイバーン大学”へ向かっていることを突き止める。
アイアンマン2
本作では、トニーのアベンジャーズの適正調査と、彼の体調不良対処のために、フューリーやナターシャ、コールソンたちがトニーに接触・監視し、ハワードのトランクボックス[注釈 16]を託す。
マイティ・ソー
本作では、コールソンやシットウェルの他にも、名のあるエージェントが複数登場し、ムジョルニアやワームホール(“ビフレスト”)の研究調査と、これらに関与するソーの監視を行い、その事前に天文物理学者であるジェーン・フォスターたちの研究機材と観測データを強引に押収する冷徹な行動もとった。しかし、ロキが送り込んだデストロイヤーには一蹴され、その後、押収した研究機材と観測データは全てきちんとジェーンたちへ返却する。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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