S・S・ラージャマウリ
S. S. Rajamouli
2021年
本名Koduri Srisaila Sri Rajamouli
生年月日 (1973-10-10) 1973年10月10日(50歳)
出生地 インド カルナータカ州ライチュール
職業映画監督、脚本家
配偶者ラーマ・ラージャマウリ
受賞
ニューヨーク映画批評家協会賞
監督賞
2022年『RRR』
放送映画批評家協会賞
外国語映画賞
2022年『RRR』
その他の賞
パドマ・シュリー勲章(2016年)
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コドゥリ・スリサイラ・スリ・ラージャマウリ(Koduri Srisaila Sri Rajamouli, 1973年10月10日[1] - )は、インドの映画監督、脚本家。主にテルグ語映画を製作しており、監督としては「S・S・ラージャマウリ (S. S. Rajamouli) 」名義で活動している[2]。カルナータカ州ライチュール出身で、父親は脚本家のV・ヴィジャエーンドラ・プラサード、妻は美術デザイナーのラーマ・ラージャマウリ(英語版)で、彼女との間に2人の子供がいる[3]。 ハイ・ファンタジー作品を多く手掛けており、代表作に『マガディーラ 勇者転生』『マッキー』があり、全2部作で製作された『バーフバリ 伝説誕生』『バーフバリ 王の凱旋』はそれぞれブリュッセル国際ファンタスティック映画祭、英国映画協会のプレミア上映に招待されるなど国際的にも高い評価を得ている[4][5]。『バーフバリ 伝説誕生』は国家映画賞 長編映画賞
人物
ラージャマウリは国家映画賞で2つの賞、フィルムフェア賞 南インド映画部門で3つの賞、ナンディ賞で3つの賞、IIFAウトサヴァム(英語版)、第5回南インド国際映画祭(英語版)でそれぞれ1つの賞、スター・ワールド・インディア(英語版)の「2012エンターテイナー・オブ・ザ・イヤー」、CNNニュース18(英語版)の「2015インディアン・オブ・ザ・イヤー・イン・エンターテインメント」を受賞している[10][11][12]。2016年にはインド芸術分野における貢献を讃えられ、民間人に与えられる勲章の中で第4級に当たるパドマ・シュリー勲章を授与された[13][14]。2017年には『バーフバリ 王の凱旋』がインディアン・フィルム・フェスティバル・メルボルンのテルストラ・ピープルズ・チョイス・アワードを受賞した[15]。
キャリア
監督デビュー『マッキー』の撮影現場(左からスディープ、ナーニ(英語版)、ラージャマウリ)
ラージャマウリは映画監督K・ラーガヴェンドラ・ラーウの下で、Eenaduテレビのテルグ語連続ホームドラマの撮影に参加するようになる。2001年にN・T・ラーマ・ラオ・ジュニア主演の映画『Student No.1』で映画監督としてデビューし、2年後の2003年に2作目の映画『Simhadri』を製作した。この2年間に自身初となるマラヤーラム語映画をモーハンラール(英語版)主演で企画するが、この企画は途中で没になってしまった[16]。この企画に美術助監督として参加していたマヌ・ジャガスは、映画用に描いたスケッチを2015年に販売している[17]。2004年に第3作となるラグビーを題材にした映画『Sye』をニティーン(英語版)とジェネリア・デソウザ(英語版)主演で製作した。この映画では撮影監督としてK・K・センティル・クマールが初めてラージャマウリ作品に参加し、その後も自身の作品に頻繁に起用するようになった[18]。2005年の映画『チャトラパティ(英語版)』では、クマールと同様にラージャマウリ作品の常連となるM・M・キーラヴァーニ(ラージャマウリの従兄)が音楽を担当している。
2006年にラヴィ・テージャ(英語版)主演の映画『Vikramarkudu』を製作した。映画は興行的に成功を収め、それぞれヒンドゥー語映画『Rowdy Rathore』、タミル語映画『Siruthai』としてリメイクされている[19]。2007年にはファンタジー映画『ヤマドンガ』を製作し、批評家から絶賛された。2009年に製作した映画『マガディーラ 勇者転生』は、テルグ語映画の中で最も大きな商業的成功を収めた映画の一つとなっている。ラージャマウリは、この映画でナンディ賞 監督賞とフィルムフェア賞 テルグ語映画部門監督賞を受賞し、さらに映画は国家映画賞 振付賞(英語版)を受賞している[20]。2010年製作のコメディ・スリラー映画『あなたがいてこそ』は、ヒンディー語映画『ターバン魂(英語版)』としてリメイクされている[21][22]。