S・A
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この項目では、漫画作品について説明しています。その他の用法については「SA」をご覧ください。

S・A
ジャンル学園漫画ラブコメディ
漫画
作者南マキ
出版社 白泉社

その他の出版社
長鴻出版社

掲載誌花とゆめ
レーベル花とゆめコミックス
発表号2004年5号 - 2009年8号
発表期間2004年 - 2009年(2013年)
巻数全17巻、他短編・ファンブック等2巻
話数全99話
その他読み切り 全4話(ザ花とゆめ
ドラマCD:S・A
発売元マリン・エンタテインメント
発売日2007年2月23日
話数13話
アニメ:S・A?スペシャル・エー?
原作南マキ
監督宮尾佳和
シリーズ構成花田十輝
キャラクターデザイン中原清隆
音楽海田庄吾、光永利恵
アニメーション制作GONZOAIC
製作白選館学園高校理事会
放送局放送局を参照
放送期間2008年4月 - 9月
話数全24話
その他特別番組あり
ドラマCD:S・A?スペシャル・エー?
発売日2008年6月10日
2008年8月20日
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『S・A』(スペシャル・エー)は、南マキによる日本少女漫画作品。
あらすじ

ライバルの滝島彗に勝つため、超金持ちエリート校の白選館学園に入学した華園光。「打倒・滝島!」に燃える万年2位の光だが、彗には未だ1度も勝てずに振り回されてばかり。特別クラスのSA(スペシャル・エー)組の仲間達と周囲を取り巻く人々との友情とそれぞれの恋の物語である。
登場人物

声優は、まんがDVD、もしくはドラマCD版 / テレビアニメ版の順。また声優1名だけの記載の場合はテレビアニメ版のみで、ドラマCD版には登場しなかった(または台詞がなかった)ことを示す。
白選館高校

主な登場人物が通う超エリート学校高等部。白選館学園自体は幼稚舎?高等部まであり、大学があるかは不明。優秀な人材を数多く輩出してきた伝統を誇る名門校。金持ちばかりが通っており、クラス分けは能力別・成績別という独自の制度がある。A?F組まで分かれており、A組のみ学年1位?7位までが入れる7名編成のクラスである。

3学年中、最も優秀なA組の7名のみが、専用の制服の着用を許可されており、成績さえ維持できれば授業に参加するかしないかは自由な上に、校舎や施設までもが別という数々の特別待遇を与えられている。そのA組は通称SA(スペシャルエー)と呼ばれており、学校中のみならず他校や他県からも有名で憧れの存在である。
S・Aメンバー
華園 光(はなぞの ひかり)
声 -
浅野真澄 / 後藤邑子[1]3月20日生まれのO型。身長155cm。家族構成:父(次郎)・母(昌子)・兄。好きな食べ物:おにぎり。1-SA→3-SA。学年2位(一度中間考査で13位、庵にも一度だけ抜かれて3位)。金持ちだらけの作中では珍しく、庶民であり大工棟梁の娘。本作の主人公で万年2位。「放課後☆滝島CLUB」の副会長。それを長所と自称するほどに誰よりも努力家で、曲がった事が大嫌い。裏表のない素直な性格で嘘が下手。勝負事が大好きで常に前向きだが少々考えなしな所も。お人好しで困っている人を見るとほっておけないため、いつも周囲を(主に彗)を巻き込む。祭りややぐら、神輿が大好き。長い黒髪が特徴的な美人で赤いドレスが良く似合うらしいが、中身や話し方は外見に反して女らしいとは言えず、がさつで少し乱暴(母親にはゴリラやブルドーザーに例えられたり、嫁の貰い手がないと嘆かれていた)。口調は「?だな」「?だぞ」「お前は?」など特徴的。何かをしでかしてしまった時や頼み事をする時は、誠意を表し正座する事が多い。プロレスを幼い頃からやっており、ファンキュ兄弟のファン。お兄ちゃん子で甘える時はプロレス技を掛ける。彗の父親とは会うたびにプロレス技を掛け合っている。自信があったプロレスで彗に負けた事をきっかけに「打倒・滝島」を目標としている。父親に頭を下げて、学費の高い白選館の初等部に入学したのもそのためである。大工の娘だけあって手先は器用。意外にも裁縫は得意だが料理は得意でなく[2]、カレーを作ると雑巾を絞ったような味がしたり、握ったおにぎりがあり得ない重量をしていたりする、破壊的な料理の腕の持ち主。爆発が起きる事もある。熱を出したり酒を飲むと普段では考えられないほど甘えん坊になるが、当人は全く覚えていない。なお、間違えて酒を飲んだ時は凶暴性も増していた。他人の表情や想いには敏感だが、自身の恋愛面に関しては非常に鈍感で他人からの好意には全く気が付かない。ある事をきっかけに彗の事が好きだと自覚したが、誤解や横槍が入りなかなか結ばれなかった。最終的に彗とは両思いになり付き合う事となったが、様々な理由から前途多難な上、父親の仕事の都合で九州に行く事になる。
滝島 彗(たきしま けい)
声 - 神谷浩史(まんがDVD)、鈴村健一(ドラマCD) / 福山潤[1](幼少期 - 清水香里11月22日生まれのA型。身長175cm。家族構成:父・母・弟。好きな食べ物:光が作ったもの、煮物1-SA→3-SA。学年1位。滝島グループ社長子息。明と八尋とは幼馴染。「放課後☆華園CLUB」の会長らしい。一度見たものは一度で覚えられ、何でも完璧にこなす超人であるが、光の事となると全く上手くいかず、10年近く片思いしていた。眼光が鋭く基本的に無表情であるが、光に関わる事となると喜怒哀楽が激しくなる。普段は誰に対しても敬語で話すが、光に関わる事で激怒すると口調が荒くなる事も。色素が薄く睫毛が長い美形であるため女子からかなり人気があるが、やはり光以外には興味がない。不器用で言葉足らずなため他人に本心を伝えるのが苦手だが、彗なりに家族や友人を大切に思っている。父から仕事の手伝いをよく頼まれるため、高校生ながら重要な会議などに出席する事もある。その超人さゆえ、弟の翠にさえ気味悪がられ避けられていると思っていたが、光を通して誤解も解けて仲良くなった。幼い頃から同年代の子供と遊んでも彗の超人さに相手が付いていけず泣き出すため、彗自身も株の動きを見るなど一人でいる方が楽しい子供だった。6歳の頃に父親同士のプロレス繋がりで光と出会い、プロレスで勝負する事になるが呆気なく彗が勝つ。だが光は再度勝負を申し出てたばかりか、負けても負けてもしつこく勝負を挑んできたため、今まで出会った人間と違う光が気になり始める。初めは光が理解できずにイライラしてしまい、会うのも嫌なほど苦手にしていた。次第に自分に向かい合い、何度も勝負を申し込んでくる真っ直ぐな光を好きになる。光の事をわざと「二位さん」と呼んでからかって煽り、怒った光に追いかけて貰えるのを喜んでいる。光のためならどんな無理や困難でも厭わない。あまりにも鈍過ぎる光にイヤミを言う事もあるが、もちろん鈍過ぎて伝わらずに余計にショックを受ける事も。全校生徒の前で公開告白しても光本人に伝わらないほど報われず、自分の行動が光を怖がらせていると誤解して離れようともした。最終的には光と付き合う事になった。2年生になって転入してきた庵が光と仲良くなってゆく様子を見て、ヤキモチを妬き「常盤 庵、抹殺」を目標にした。光に近付く男には容赦せず、光の兄すらも危険視しているほど非常に嫉妬深い性格である。光から九州行きを告げられた際は理解を示したかに見えたが、実は納得しておらず「九州には行かせない」とSAや八尋達を道連れにして、ある計画を提案する。アニメでは原作よりも表情豊かである。
狩野 宙(かりの ただし)
声 - 森田成一 / 下野紘[1]9月9日生まれのB型。身長169cm。家族構成:父・母(白選館理事)・祖父。好きな食べ物:甘いもの全般(明の手作りが特に)。1-SA→3-SA。学年5位。(庵の転入により6位)。白選館学園理事長子息。考査の成績で学年5位以下をとると理事長である母・菫に「すまき」にされる罰を受ける(アニメでは「バンジージャンプの刑」だった)。いつも自然体な野生児で団体行動が苦手。マイペースで単純であり、込み入った話やややこしい話が嫌い。歯に衣着せぬ言動が多く、考えなしに見えるが洞察力は鋭い。放浪癖があり自然が大好きで、特に山が好き。SAで唯一、バイクの免許を持っている。比較的SAの中では庶民地味た感覚があり、光とはよく気が合う。明に対して余計な一言を言っては殴られるシーンが多く周りが不憫がる事もあるが、殴ってきたり反撃してこない=元気のない明が苦手。一方で明の作る菓子が好き。明からの告白により、付き合う事になる。SA内では年相応の健全な男子高校生であり、ちょっとした機会にさりげなくエロトークを振るが空振りに終わる。何かにつけてタイミングが悪く、偶然だが光と彗がいい感じの時に何度も邪魔をしてしまい、よく彗にも殴られてしまう。両親は共に物凄いフェロモンの持ち主だったとされるが、全く遺伝されなかった様子。しかしSAがモデル集団のようだと言う表現が数回ある事から美形と推測され、黒泉学園理事長の孫娘からは狙われている。コミックス巻末おまけマンガ「それゆけ宙くん」[3]では、自分の人形「僕 宙」を使って遊んでいるが、他の登場人物らからは白い目で見られている。
東堂 明(とうどう あきら)
声 - 浅川悠 / 生天目仁美[1]4月19日生まれのB型。身長159cm。家族構成:父・母。好きな食べ物:クロワッサン・エクレア・メレンゲ。1-SA→3-SA。学年6位。(庵の転入により7位)。航空会社社長令嬢。彗と八尋とは幼馴染。マイセムの茶器がお気に入り。ティータイムをこよなく愛している。黒髪ショートヘアの大人びた美人だが女の子や可愛いものが好きで、光は特別大好きなため何かと彗の邪魔をしている。イベントや派手な催しものが好きらしい。不注意から宙に好きな事がバレてしまい、そのまま告白してSA内初のカップルとなった。鈍感(と明は思っていた)な宙にヤキモチを妬かせるために、彗と光に手伝ってもらった事がある。ただしこの時のWデートでは、宙と光が楽しそうにしていた。幼い頃は泣き虫で高圧的な八尋に怯えており、彗は我関せずな上、八尋が影で働きかけるため友人が出来ずにいつもひとりぼっちだった。しかし心の奥底では仲の良い普通の幼馴染に憧れており、絵本の仲良しな幼馴染3人組と自分たち3人を重ねていた。そんな時に八尋を怖がらずに近寄ってきた光と友人になり、光の影響を受け、長かった髪をバッサリ切って八尋に勝負を挑む。ある誤解から八尋を嫌っており、勝利した後は自分から遠ざける事に成功する。それからは普通に友人を作れるようになり、彗にも少しずつ憎まれ口を叩けるようになった。光をきっかけに再び八尋と彗との3人での交流が始まり、3人の関係が少しずつ変化し始めた事に気がついていた。後に八尋とも普通に会話するようになる。このため自分や周囲に影響をもたらす光を特別視していて、友人の中でも特に大切にしている。今では大抵の事は言えるようになり、どちらかと言えば喜怒哀楽の激しい性格となった。


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