S&W_M36
1952年にスチールフレームのセンティニアル(後にM40の番号を付与)とアルミニウム合金製のセンティニアル・エアウェイト(後にM42の番号を付与)が発表されたほか[5]、後にスカンジウム合金製フレーム、及びマットブラックフィニッシュの施されたアルミ合金フレームをそれぞれ持つM&P M340、M442、ステンレス製としたM640およびM642、更に9x19mmパラベラム弾の使用に対応したM940およびM942も開発された[1]。現在、各モデルによって、シリンダーにクリップを使用するためのカットが設けられたモデル、スカンジウム合金フレーム、ファイバーフロントサイトを備えたPDモデル、レーザーグリップを備えたクリムゾントレースモデル、バレル下部からトリガーガード前方にかけてレーザーサイトシステムを備えたレーザーマックスモデル、ピンクグリップモデル、インターナルセーフティやキーロックセーフティの無いモデル等、細かいバリエーションがそれぞれ展開されている。
ボディーガードシリーズ元になったM36、M48とともに1976年にS&Wから発行されたカタログを飾るM38
(M38, M49, M638, M649, M&P Bodyguard.38)
フレーム後端部を延長してシュラウドとし、頂部を除くハンマーほぼ全体をフレーム内に挟み込んだキャメルハンプというハンマーを備えたモデル。センティニアルと異なり、ハンマー頂部は露出しているため、コッキングしてシングルアクションでの射撃も可能である[5]。まず1955年にアルミニウム合金製のボディーガード・エアウェイト(後にM38の番号を付与)が開発され、1959年にはスチールフレームのM49 ボディーガード[3][5]、さらにその後アルミ合金フレームにステンレスシリンダーを持つM638、.357マグナム弾の使用も可能なステンレス製のM649も登場した[1]。そして、キャメルハンプを廃して作動方式をセンティニアルの様にダブルアクションオンリーに変更し、キャメルハンプのあった位置に左右どちらの利き手でも使いやすいアンビデクストラウスサムピースが設けられたM&P ボディーガード.38というモデルも登場している。又、センティニアルシリーズ程では無いが、各モデルによって、クリムゾントレースモデル、レーザーマックスモデル、ピンクグリップモデル等がそれぞれ存在。なお、ベトナム戦争での「サイゴンでの処刑」で知られるグエン・ゴク・ロアンが使用したのはこのM38である[8]。
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映画
『007 オクトパシー』
『10億ドルの頭脳』
『16ブロック』
『F.R.A.T./戦慄の武装警察』
『Mr.&Mrs. スミス』
『NYPD15分署』
『TAXI NY』
『甘い人生』
『イレイザー』
『グロリア』
『コマンドー』
M60が登場する。
『ダイ・ハード3』
物語序盤に黒人ギャングに絡まれていたジョン・マクレーンを助けるため、ゼウスがマクレーンの背中に張り付けてあったM60を抜いてギャングたちを威嚇する他、物語終盤にマクレーンがベレッタM92FSを紛失した際にヘリコプターから敵のSA 341 ガゼルに向けてM36を発砲する。
『裸の銃を持つ男PART33 1/3 最後の侮辱』
『バレット・バレエ』
『ヒート』
現金輸送車の警備員がM38をアンクルホルスターから抜くが、ニール・マッコーリーによって射殺される。
『ポリス・ストーリー/香港国際警察』
主人公のチェン・カクー刑事ら香港警察の刑事がスナブノーズモデルを使用。
『ポリス・ストーリー3』
タイ将軍の護衛の1人がM60をチャイバらに対して構える。
『リーサル・ウェポン2/炎の約束』
LAPDのトム・ワイラーがM60を使用。
『藁の楯』
関谷賢示巡査部長が新神戸駅で子供を人質にして暴れていた榊田を射殺する際に使用する。
テレビドラマ
『CSI:科学捜査班』
第10シーズン「ラストファイト」にてM60が、コーチMにてM36が登場。
『CSI:マイアミ』
『Dr.HOUSE』
シーズン2「恐れる医師」前編にてホローポイント弾を受けた患者にMRIが可能な事を証明するために研修用の遺体に発砲。
『相棒』
Season 6 第11話「ついている女」に登場。Season 11 第1話「聖域」に登場。展示室の壁にかけてある。
『あぶない刑事』
鷹山刑事(舘ひろし)がM49ボディーガードを、真山刑事(浅野温子)、吉井刑事(山西道広)が2インチモデルを使用。
『科捜研の女』
『刑事7人』
第3シリーズにて天城ら第11方面本部準備室の専従捜査官達がM360Jを使用する
『ハロー!グッバイ』
小宮刑事(賀来千香子)が使用。
『刑事貴族』
志村刑事(黒木瞳)、青木刑事(高樹沙耶)、芝刑事(鳥越マリ)ら代官署刑事課の女性捜査員が使用。
『コールドケース 迷宮事件簿』
『ゴリラ・警視庁捜査第8班』
伊達健(舘ひろし)が使用(パックマイヤー・ラバーグリップ装着)。
『ザ・シールド ルール無用の警察バッジ』
『好好!キョンシーガール?東京電視台戦記?』
『スーパーロボット レッドバロン』
制式拳銃としてSSI隊員が装備。また、宇宙鉄面党の幹部である紅博士も使用。
『西部警察』
『フライング・コップ 知能指数0分署』
『古畑任三郎』
『ベイシティ刑事』
河合刑事(石川秀美)が使用。
オリジナルビデオ
『BABYLON』シリーズ
『Babylon 34 真夏の夜の淫夢 ?the IMP?』
第一章「極道脅迫!体育部員たちの逆襲」に暴力団員の谷岡が所有する拳銃として登場。谷岡が乗る黒塗りのトヨタ・センチュリーと追突事故を起こし、谷岡に組事務所へと連れ込まれ脅迫されたサッカー部員達が、谷岡が服を着替える隙に奪って谷岡への脅迫に使用する。その後、サッカー部員の一人である中田が谷岡の肛門に突き付けて発砲し、谷岡を射殺する。
『Babylon Stage 40 越権行淫?Sexual Arrogation』
第一章「職権乱用」にCOAT署へ配属された警察官の神山が所有する拳銃として登場。万引きの現行犯で補導された少年に対し、本銃をチラつかせるなどして脅迫に用いる。しかし神山がホルスターも含めて服を脱いでしまったところ、ホルスターを見つけた少年が本銃を引き抜き、逆に神山への脅迫に使用した。
『Babylon STAGE 48 僕の一番忘れたい事…』
第一章「警察署」に警察官の内藤巡査長が所有する拳銃として登場。冗談半分で同僚の巡査に向けたところ、暴発して巡査を射殺する。また、内藤がこれを目撃した同僚の久保田に事故ととして片づけるよう脅迫する際も本銃を突きつけた。しかし久保田が要求の対価として内藤を犯した上、要求を無下にして裏切ろうとしたため、内藤が久保田に再度突きつける。「ニューナンブ」と誤って呼称されている。
漫画・アニメ
『GAZER』
『S -最後の警官-』
『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』
小室孝が、死亡した警察官が所持していたM37を拝借して使用。後に孝と同行する平野コータに渡されて使われる。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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