RUN_day_BURST
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『RUN day BURST』(ラン・デイ・バースト)は、長田悠幸による日本漫画作品。『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)にて2008年12月号から2011年6月号まで連載された後、2011年6月9日より『ガンガンONLINE』に移籍して2011年11月10日まで連載された。通称は「ランデバ」又は「RdB」。
目次

1 あらすじ

2 登場人物

2.1 主要人物

2.2 ダイス帝国軍

2.3 参加するレーサー達

2.4 その他


3 用語

4 外部リンク

あらすじ

村一番のポンコツ修理屋バレルは気の弱い平凡な少年だった。そんな中1人の男との出会いと前代未聞のカーレース「RUN day BURST」の開催により、運命が動き出す。
登場人物

メインキャラクターの名前は銃の部品の名前からつけられている。
主要人物
バレル・F・レンチ
本編の主人公。12月28日生まれ(やぎ座)の12歳、血液型はA型。マタライ州セビレオ村出身。機械いじりが趣味で、村の機械の修理屋紛いの仕事をしている少年。別名「村一番のポンコツ修理屋」。村人から頼りにされている反面、気弱ないじめられっこでもあった。好きな台詞はキッズチャンネルの「ナンバー1ダフル」という番組のヒーローの決め台詞でもある「男なら一番になれ」。これは父のボルバーが口にしていた言葉と同じせいでもある。ひょんなことから出会ったトリガーと、父親の形見で自身が改造した
トラクターと共に、「RdB」にメカニックとして参戦することになる。レースを続けるうちに豪快なトリガーに感化されていき、次第に男らしく逞しくなっていく。突然のキャリコの襲撃から皆を守ろうとしてトリガーがうった芝居を真に受けてしまい、さらにキャリコからボルバーが「衛兵兵器ATLASを造った男」「一番になれなかった男」であることを告げられ、ショックを受けて落ち込んでしまう。だが偶然現れたピースメーカーから家族の絆を説かれ、トリガーの行動が芝居であったことも知り、無事立ち直る。その後トリガーと合流し、レースを再開する。
トリガー・F・スロットル
自らを「天才ドライバー」と名乗る謎の男。3月9日生まれ(うお座)、血液型はO型。西タヤダ出身。イカサマ上等のバクチ打ち、好きな言葉は一石三鳥。幼いころ、身寄りもなく「死んだように生きていた」ところを元レーサーのバレットに拾われ、レースを始めた。恩人であり、かつての相棒でもあるバレットの上着と彼が乗っていた車の鍵を形見として身に着けている。ブレーキの故障による一時不停止で警察から追われていた。「RdB」に出るためにバレルと共にトラクターに乗り込み、出陣する。バレットに半年間かけて技術を叩き込まれたため、ドライブテクニックはかなりのもの。レースは「競技」ではなく「ビジネス」と考えており、そのことで他人とすれ違うことも多い。しかしそれは命懸けのレースを生き残るための理念であり、情けや一瞬の油断は命取りになると考えている。そのため物事を見通す洞察力や一瞬の判断力に長けている。無愛想で他人と馴れあうことを嫌うが、バレルには心を開いている。
シリンダ
バレルの知り合い。ナイスバディな婦人警察官で「RdB」会場の警備をしていたが、バレルとトリガーの逃走劇に巻き込まれ、バレルの保護者としてそのまま競技に参戦することになる。参加後も何かとハプニングに巻き込まれることが多い。他の仲間に比べて活躍が少ないことをよく気にしている。バレル同様、子供のころから「ナンバー1ダフル」のファンであり、ナンバー1ダフルになることが夢であった。ちなみに、初恋の男性はバレルの父親。
シスター・ローダー
ロスドン出身の旅のシスター。ヒッチハイクで全世界を旅してきており、世界地図が全て頭に入っている。貧しいが心優しい性格の持ち主。しかし優しすぎるためか騙されやすい面もあり、常に金欠で腹をすかせている。10年前の幼いころに不治の病に冒されていた病弱な身体であったが、育ての親であるシスター(マザー)が世界中を駆け巡って薬材を集めた特効薬により命を取り留めた。しかしその時についた自分の嘘によりマザーを亡くしてしまったため、嘘をつくことを嫌っている。不治の病に対して「治る」と嘘をつき、真実にしたマザーの言葉は何よりも信じている。そしてマザーとの約束を果たすため、形見のメガネを通して世界中を旅していた。最後の目的地であるニサンガロックを目指す最中でバレル達に出会い、頂上に到達してマザーとの約束を果たしていた後は「地獄で待つ」という愛用していたマザーのジャケットの文字をもとに、死ぬ覚悟を決めていた。しかしトリガーの「家に帰るまでが遠足」というかつてマザーが話した言葉に心を動かされ、共にロスドンへの帰路に同行することとなる。
ベレッタ
「RdB」主催者ナンバー1ダフルことMr.ブレダの一人娘。非常に下品な言葉を丁寧語で話すという、変わった喋り方をする。偶然ダイス軍の会話を聞いてしまった母親からATLAS計画のことを知らされ、父を止めるために、ロスドンへ向かう「RdB」の中継船にニトロダックに扮して乗り込む。しかしルガーらダイス軍が船に現れたため、慌ててパラシュートで飛び降りたところ、偶然バレルたちの元に落下し、そのままロスドンに向かう彼らと行動を共にする。
ハンマー
シリンダがトリガーの追跡中、飛び出して来た黒ネコ。バレルとトリガーの「RdB」出場に巻き込まれるようについてきた。
ダイス帝国軍
ワルサー総督
ダイス帝国軍のトップに立つ人物。失態を犯したルガーを見限るが、後にルガーによって額を撃ちぬかれる。
ルガー大佐
ダイス帝国軍の一人。「勘読(ハンチリーダー)」。「RdB」で暗躍する軍の司令官で、1番星隊長。冷静沈着で鋭い勘を頼りに行動する頭脳派。ダイス軍に逆らう者には容赦せず、少し至らないところがあっただけで部下を撃ち殺すなど、残酷な人物。「真のATLAS計画」なるものを語り、ATLASの妨害電波を発しているバレルのトラクターを破壊しようとしている。Mr.ブレダに協力し、ATLAS計画を遂行しようとしていたが、全てが終わりブレダを亡き者にした後、自分がその座に就こうと企んでいた。ロスドン上空でバレッタやバレルらの説得で心変わりしたブレダを見限り本性を現すが、ブレダの「1ダフルキック」をまともにくらって倒された。
コッホ少佐
ダイス帝国軍の一人。「影の軍団(シャドウズ)」。暗殺部隊でもある2番星隊長。一切喋らず、部下への支持はすべてジェスチャーで行う。身軽に動き回り、ワイヤーを始めとする様々な暗器を使いこなす。キャリコに夜襲を仕掛けるが、あっけなく返り討ちにされてしまう。
メルケル中尉
ダイス帝国軍の一人。「夢遊病(スリープウォーカー)」。3番星隊長。常に眠っているが、銃の音には敏感。拷問を得意とする。ルガーの攻撃から逃れたバレルたちを待ち伏せるが、駆けつけたキャリコにより妨害された。
ザウエル少尉
ダイス帝国軍の一人。「万斬り(マンギリ)」。4番星隊長。ライダースーツに身を包んだセクシーな女性。身体じゅうに暗器を仕込んでいる他、投げナイフを駆使した戦闘も得意。人体を切断する音に快感を覚える殺人鬼で、ナイフはあらゆるものを切り裂く。
ドM。嫌いなタイプはガッつく男。トリガーとキャリコの結婚式が中断された直後、その場に乱入しトリガーを襲う。キャリコをナイフで真っ二つにするが、バレルの機転により敗北。
ヘッケラー軍曹
ダイス帝国軍の一人。「笑う猟犬(スマイリー・ガンドック)」。5番星隊長。マシンガンを武器にする戦闘狂。同じ軍曹であるハーネルとは同期である。バレルたちが飛び込んだ海峡横断列車に偶然乗り合わせ、目標のトラクターを破壊しようとするが、ハーネルの乱入により失敗する。自分たちがいるにも関わらず砲撃を加えてきたこと、そしてハーネルから「真のATLAS計画」を聞かされたことで、ルガーに反旗を翻す。そのままハーネルと共に、列車の爆発に巻き込まれる。
ハーネル軍曹
ダイス帝国軍の一人。「轟音の火薬爆破愚連隊」(ただし、二サンガロックでは「轟音の火薬発破愚連隊」と名乗っている)。6番星隊長。豪快でまっすぐな性格、物事を捻じ曲げない根性の持ち主だが、空回りすることが多く、また重要機密をうっかり漏らすなどドジな面も多い。バズーカやミサイルなど多量の兵器を乱射し、辺り構わずマシンを粉々に粉砕する。


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