ROOKIES
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荒れていた部室の片付けやグラウンドの草むしりを手伝ったが[4]、新庄の怒りを買って大怪我を負ってしまう。それでも屋上で挑発した新庄を殴ろうとした川藤を思いとどまらせた。長打力は全くないが、ボテボテゴロでもほぼ確実に塁に出るなど、足の速さを生かしたバントヒット盗塁や一気にホームスチールを決め、劣勢に立たされても反撃の狼煙を上げる役回りを担う。相手チームにとってかなり厄介な存在である。逆立てたヘアスタイルにプライドを持つが(打席に立った際、ヘルメット着用を拒んだほど)、立てているときはまだ本気モードではない。陸上部のマネージャーに気がある様子であったが恋人の存在を知り、それを機に陸上部のスカウトを断る。ドラマ版では中学生から陸上をやっており、入学当初は陸上部を希望していたが、島野から素行の悪さを理由に拒否されている。また原作よりも、御子柴を気にかける場面が多い。劇場版のエピローグでは、「甲子園のベースを走ったときは最高の気分だったが、1番良かったのは川藤たちと突っ走れたことだった」と感謝を伝えた。髪型は本作と違い「モヒカン」であるがカラフルに染めている。
(7) → (9) 岡田 優也(おかだ ゆうや)
左投左打・170cm・59kg A型遠投85m・50M走6.8秒尊敬する人:担任ポジションは当初は左翼手だったが、左利きは右翼のほうが有利なため、後に右翼手へとコンバートされた[注 17]。赤星加入後は、スタメンから外れ、途中出場が多くなった。川藤によると選球眼がかなりよいとのこと。特徴的なドレッドヘアはストリートファション誌の人気モデルを参考にしている。連載初期は他の部員同様粗暴なキャラであったが、個性をつけるためか冷静で落ち着いたキャラへと変貌し、他の部員をたしなめ諭す場面が見られた。成績もそこそこよいようで、テストで合格ラインは余裕らしい。新庄と仲が良いようで、2人で行動する場面も見られる。バッティングでは目黒川の江夏から2試合とも2出塁するなど得意にしているようである。河埜は広岡北中の同級生。弟は二子三中出身で赤星と同級生。同じ不良でありながら野球をやっているという違いだけで優遇されていた河埜に対し劣等感を抱いており、練習試合をボイコットしようとしたが、川藤が目黒川の沢村監督に対して自分たちの長所を嬉しそうに話す姿を見て考えを改めた。劇場版のエピローグでは、「今まで出会った中で初めて好きになれた先生だった」と川藤に語り、晴れやかな表情で感謝を述べた。演じた役者の都合もありドラマ版と共に右投右打である。
(5) → (10) 平塚 平(ひらつか たいら)
右投右打・175cm・75kg O型握力右約82.5kg・遠投100m・50M走7.0秒・打率2割尊敬する人:両津勘吉ポジションは三塁手であるが、基本的には代打要員。2回目の目黒川戦では、スタメン4番に起用された。代打のシチュエーションごとにその後の守備は、二塁・遊撃など様々なポジションにつく。スタメン出場時はほとんどの打席で空振り三振し、守っては平凡なゴロをトンネルするなど、お世辞にも野球センスがあるとは言いがたい上に、ニコガクの三振王[注 18]。しかし、代打で登場した時は必ずといってもいいほど値千金の一打を放ち、特に頭部付近に来たビーンボールには防衛反応が働き異常に強い。作中では代打で凡退したケースは1度もないが、スタメンではボールがバットに当たったことすら1度しかない。同様に守備でも信じられないファインプレーを見せることもあり、トリプルプレーを演出したこともあり、攻撃・守備の両面で火事場の馬鹿力タイプ。川藤も他の部員も「ニコガクの秘密兵器」として、あまりの非常識ぶりにあきれつつもその秘めた力を信頼している。同様に妙なところで観察力に優れ、目黒川高校との練習試合の際は安仁屋の投球のクセを誰よりも早く見抜いていた[注 19]。性格はバカの一言で片付くほど単純。三塁コーチスボックスに座布団を持ち込んだり、昼休みで校内の茶道教室の押入れの中でパンツ一丁で布団の中で寝るなど、非常識な行動が目立つ。八木に思いを寄せているが、全く相手にされていない。濱中の一件より、多少虚言癖がある。コーラス部に所属していた八木を追い「時代はコーラス部」と言いつつ一時はコーラス部へ転部。しかし八木が野球部へ転部すると、あっさり野球部に復帰した。今岡からは「平っち」と呼ばれているが本人は気に入らないようである。後に赤星からは「平っち先輩(さん)」と呼ばれる。川藤曰く「意外性の男」。口癖は「いぇい」。中学時代はロン毛だった。
(1) → (11) 赤星 奨志(あかぼし しょうじ)
左投左打・177cm・72kg背筋240kg・握力右69kg左72kg・遠投115m・50M走5.8秒尊敬する人:なし学年は安仁屋らの一つ下(劇場版では二つ下)。9つのポジションすべてに就くことができ、ニコガク唯一のユーティリティープレイヤー。打順は3番。左利き。自称天才、ビッグマウスで常に相手を見下した態度をとるが、相応の実力を持ち陰で努力も怠らない。元々メジャーリーグを目指しているため、甲子園が目標である高校野球には興味がなく、多摩川体育大学の野球部で練習していた。笹崎など様々な高校のスカウトが来たにもかかわらず、ニコガクには野球ではなく英語を勉強する目的で、しかも「近いから」という理由で入学した。そんな彼も、上坂たちが起こした乱闘事件の際に見せた野球部の情熱にほだされ入部することになる。その乱闘事件で負傷しつつも大学へ練習に赴いた際、大学の野球部員がニコガク野球部を馬鹿にする態度を取ったため、松葉杖で殴り飛ばし決別している。安仁屋とエースの座を競うが(その期間の背番号は1)、後に川藤の「年功序列」の一言で安仁屋に明け渡す。身体能力は非常に高く様々な分野で高い記録を叩き出すも、それらの分野で必ずチーム内の誰かが自分の記録を上回るため、総合的にはトップでも各分野においては2番手という立場に甘んじている。勝負度胸もあり、周囲が敵チームの応援ばかりという完全にアウェーの状況でも全くうろたえず、相手を心理作戦やささやき戦術で翻弄するという狡猾さも持つ。捕手の際は、ニコガクには左利き用のキャッチャーミットがないため、普通のグローブで受けている。投手としては打たせて取るタイプで球種も多く安定感では安仁屋より上だが、球筋は素直すぎるところがあり見切られた相手には容易にヒットやホームランを許してしまう。2年時にはサイクル安打を達成。出身中学は二子三中で岡田の弟と同級生で、中学時代は安仁屋を三球三振に取っているが、河埜は苦手としている。河埜から「素質はあるがまだまだ甘い」と指摘されている。劇場版では上坂らの乱闘事件以外は原作と同じだが、野球部の練習に本格的に参加する動機が、自分を庇って大怪我を負った御子柴への罪悪感と予選出場を絶望視されながらも諦めずリハビリに励む彼の姿勢に触発されたために変更されており、御子柴に変わって二塁手を守った。ラストでは安仁屋たちの卒業を名残惜しむ濱中に、「真面目に練習するように」と念を押していた。なお劇場版では苗字の読みが「あかほし」に変更されている他、やや喧嘩早い性格であるが右投右打で自分を庇って骨折入院した御子柴への感謝と贖罪の意で「あの人(御子柴)が戻るまでここ(二塁手)は俺が守ります」と言う発言に「足引っ張んなよ」と厳しめの念を押した安仁屋にも「バテたらピッチャーいつでも代わります」と返した。地区大会決勝戦である「笹崎戦」でも安仁屋の単調な投球に「芸がないって辛いっすね、ど真ん中ばっか投げてたら打たれて当然でしょう」と悪態付きながらの激励を送り、若菜負傷後の捕手を川藤監督から言われた時も「俺は何処でも出来ますが」と言いつつ御子柴に視線を送り出場を促していた。本作と違い投手としての出番は一切なしである。
(12) 濱中 太陽(はまなか たいよう)
右投右打・167cm・52kg遠投74m・50M走7.2秒尊敬する人:つんく♂学年は安仁屋らの一つ下(劇場版では二つ下)。ポジションは左翼手で、負傷者が出たときに途中出場する(練習試合ではスタメンで出ることもある)。しかし、練習を真面目にしていないので凡フライも捕れない。上坂曰く「努力という言葉が最も似合わない奴」。平塚の後輩で、中学時代に親父狩りをしようとしたが、間違えてヤクザを相手にしてしまい返り討ちに遭っていたところを平塚に助けられたことにより(実は濱中の勘違いだったのだが)、平塚の子分となり平塚を神のように崇めていた。中学時代は上坂とともに不良で、御子柴と桧山がニコガク野球部だと知らずに、ボールが当たったと因縁を付け、恐喝未遂したこともあったが、喧嘩は弱い。平塚の真相を知った後も平塚とニコガク野球部員たちを尊敬し、野球部に入部。しかしやる気と行動が全く伴っておらず、口だけは達者で煙草は吸う、練習はしない[注 20]、そのうえ軽率な言動でたびたびチームを窮地に追い込むなどといった問題を起こすため、毎度のごとく先輩や赤星から叱責されている他、エラーが多いせいか安仁屋にマンツーマンでシゴかれる。それでも少しずつ彼らの影響を受け、成長する一面もみられる。劇場版では平塚の実態を知って不貞腐れ野球部入部を取り消そうとしていたが、川藤の言葉と、下手ながらも必死で練習に励む平塚の姿に心を動かされ、「先輩方のような本物のエースになる」という目標のもと正式に入部。それ以降は禁煙し、練習にも真剣に取り組むようになるなど、原作とは比較にならないほどに精神的に成長している。笹崎高校との決勝戦終盤では、奮闘する安仁屋たちを見て「ニコガクに入ってよかった」と涙を流していた。
八木 塔子(やぎ とうこ)
マネージャー。安仁屋とは幼馴染。当初はコーラス部に所属していた(本当は野球部に入部したかったが、安仁屋に「恥ずかしいから」と制止されていた)。野球部が活動を再開したのを機に、野球部に転部(マネージャーとして)した。容姿はかなりよく復帰以前にふざけて黒板消しを投げた若菜たちから謝罪されたこともあったり平塚に想いを寄せられてもいる。当初は安仁屋以外の野球部員は怖かったが、それに全力で挑む川藤に影響され変わっていくのを目の当たりにし、単に川藤を尊敬していただけなので平塚を殴ったのは、その過程で更生間近だった新庄の素性も知っており、平塚にはそれほど感情移入はない。野球を捨てて落魄れる前の安仁屋とは純粋な関係で安仁屋の自室で共に甲子園出場した1年時の対戦相手をTVで観戦していたが惨敗し安仁屋は絶望し塔子も野球と距離を置いていたが川藤から「無駄な努力はない」と言われ安仁屋を野球を引き戻す重要な人物である。中学時代もマネージャーを務めていたため野球に詳しく、当初は野球音痴である川藤の突っ込み役だった。外野手用のグローブのまま投手を務める安仁屋のため、投手用グローブの購入費用を捻出しようと、本来は禁止されているアルバイトをするなど、安仁屋には幼馴染以上の思いを寄せている。ドラマ版の実家は「居酒屋」で同じく「酒屋」が実家の安仁屋とはお得先の昵懇の幼馴染であり、安仁屋の店に買い出しに来ていた八木を安仁屋の親が「塔子を見習え」と安仁屋は叱責されているが当時は全く気にしてなかった。劇場版の卒業日に12人しか居ない野球部の面々から背番号「13」のユニフォームの上着を贈られ安仁屋からマネージャーとして、これまで尽くしてくれた事を感謝され「ずっとレギュラーだと思っていたよ」とあくまで一緒に戦っていた仲間の一員と言う事を告げた。本人もお礼を述べ、ユニフォームを抱きしめて号泣した。
池辺(いけべ)
教頭で野球部の先輩であり、高校時代は甲子園に出場。二塁手として試合にも出場し、2安打を放つ。3年間無失策の名手でもある。教育熱心で、当初は問題を起こして辞職した川藤に対して少なからず偏見を持っていたため彼のことを快く思っていなかったが、川籐の本当の姿を見るにつれて考えを改め、次第に後援する立場になり良き理解者になった。野球部最初の練習試合後に野球部部長に就任、コーチを引受ける。川藤に感化され野球に疎かった部員のために池辺マニュアルを配布。川藤と共に野球部を立て直す。不正を嫌っており、野球部廃部を目論む村山のやり方に疑問を持っていたが、その後、かつて共に甲子園の土を踏んだ村山の真意を知ることとなる(後述)。試合中は解説役を務める。御子柴以外の部員からは「おっさん」と呼ばれているが、その指導力には部員たちも脱帽している。ドラマ版では関川の走塁技術も指導により向上させている。
元野球部
小林(こばやし)
川藤赴任以前の部員。乱闘事件の後、若菜らの暴行を受け、利き腕を壊してしまう。学校を退学し、暴行事件を起こした1年に復讐を企てていたところを偶然川藤に会い、川藤が野球部顧問に就任するきっかけを与える。退学後は社会人野球での復帰を目指している。
坪井 / 藪 / 中込 / 古溝(つぼい / やぶ / なかごみ / ふるみぞ)
物語開始当初の部員で比較的穏健派であったが、安仁屋たちに恨みを持つ生徒たちに闇討ちを受けたため退部する。その後、月1回のヌードデッサンを目当てに美術部に入部。ニコガク野球部の地区予選1回戦には授業をサボって応援に来た。
弓長(ゆみなが)
上記の穏健派を闇討ちにした上級生のリーダー格。彼らの仇を討ちに来た新庄に仲間もろとも倒される。
亀山 恵子(かめやま けいこ)
ソフトボール部のエース。
東北出身。田舎からの転校生ゆえ、自身の東北弁にコンプレックスを感じていた。
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