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劇場版のエピローグでは、川藤に教わった掌(たなごころ)の意味と思い出を絶対に忘れないと誓い、最後まで自分たちを信じてくれた彼に感謝した[注 14]。「俺はお前(川藤監督)の様になりてえ」と下記の様に選手継続より指導者(教員含めて)の道を志したことを示唆している。投打の利きは本作と同じである。数年後は大学卒業後に就職するも、教師に転職した。
(6) 桧山 清起(ひやま きよおき)
右投右打・174cm・65kg O型遠投90m・50M走6.9秒・打率1割2分5厘尊敬する人:担任ポジションは遊撃手。打順は1年では6番、2年では基本的に7番。打球勘が良く守備がうまいが、一方で打撃面はミートが大の苦手で、バッティングセンターの90km/hの球すら当たらないという状況であった。しかし猛練習の甲斐あって、練習試合でスリーランホームランを打つこともあるなどの成長を見せた。目黒川との公式戦時点では、打率は2割そこそこだという。初めは他の部員同様川藤を馬鹿にしていたが、御子柴のみならず関川や若菜が野球部員として活動を始めたことで自分たちの学校生活に疑問を持つようになる。さらにスポーツ店で用賀第一高校の野球部員に馬鹿にされたことを受け、岡田、湯舟と共に野球部に復帰した。一本気な性格で熱い心の持ち主。キレやすさは若菜に次ぐが、仲間や目標のために馬鹿にされても手を出さず耐え抜いたり、叱責された相手選手をさり気なく励ます、目黒川との練習試合で勝利のために打席を平塚に譲るなど、我慢強さと他者への思いやりを身につける。湯舟や若菜とよく行動を共にしており、若菜とは幼なじみ。1球勝負では濱中に勝ったものの、平塚には負けている。劇場版のエピローグでは、序盤はからかっていたが、野球を通じて喧嘩より楽しいことを教えてくれた川藤に感謝した。
(9) → (7) 今岡 忍(いまおか しのぶ)
右投両打・152cm・45kg AB型遠投76m・50M走7.3秒ポジションは右翼手から左翼手へとコンバートされた[注 15]二塁手も守れ、赤星の入部以前はリリーフ投手も務めていた。打順は基本的に9番。長打力に欠けるものの、チームで1、2を争うほどの器用さを持ち、本来のポジション以外をそつなくこなしたり、バントや盗塁を行うこともある。さらにアンダースロー一本足打法を駆使し、スイッチヒッターでもある(ただし、右打席が主)。重要な局面で活躍している描写は少ないが、意外性のある活躍を見せ、特に体を張ったプレーが光る。試合中には冷静さも持ち合わせており、目黒川での練習試合では、江夏のピッチングで他のチームメイトが慌てていても、打てる球には「普通の打ちやすい球だった」といってヒット性の当たりを打ったり、守備が乱雑なのを見て盗塁を決めたりしている。投げる時の「ふよ」という掛け声が特徴。目黒川の河埜からも「こいつだけは何考えてるのか全く読めない」と思われている。平塚とは中学時代から仲が良く、「平っち」と呼んだり、平塚の暴走を止めている場面が多い。初登場時は他の部員と同様に気性の荒い性格で描かれていたが、回を経るごとに穏和でのらりくらりとした性格へと変化し、独自のキャラクターを確立。また一時期平塚に誘われコーラス部に入部していたが、居心地の悪さから野球部がいいと感じ、平塚と共に野球部に復帰した。ドラマでは終始粗暴な面は無く、冷静で落ち着いた性格。また、部員の中では御子柴と同じく川藤を一度も呼び捨てで呼んでいる描写がない。第1話で平塚との2人乗りでバイクを操縦し廊下を走っているが免許を取っているかは不明。劇場版のエピローグでは、一生自慢できる思い出を作らせてくれた川藤に涙ながらに感謝を伝えた。地区大会決勝前に関川が「俺たちは幸せ者だよな、夢があって仲間がいて(中略)今より楽しい事があるのかな?」の後に「ありがとね、言う機会逃すと言えないから今お礼を言っとくが俺も楽しかった」と言い岡田が「勝てばもっと楽しくなる」と続き安仁屋の「明日(地区大会決勝に)勝って俺たちがスターになる」で締めた。本作とは違い役者の都合で左投である。
(8) 関川 秀太(せきかわ しゅうた)
右投右打・163cm・54kg A型遠投88m・50M走5.6秒尊敬する人:担任ポジションは中堅手[注 16]。打順は1番。不良時代に万引きを繰り返しても逃げ切るほどの俊足の持ち主で、足が速く50m走は5.6秒。100mは好調時で10秒台をたたき出すこともあり、陸上部のスカウトに揺れたこともある。野球部の活動停止中も、不良部員の中ではほぼ唯一初めから御子柴の気持ちに理解を示し、気遣っていた。ヘアースタイルは不良が多い「二子玉川」の中でも特に個性的なカラー(染髪)を入れた逆立ち髪である。当初は川藤を見下していたが、部室の鍵を盗みに職員室へ行った際、彼が採用された本当の理由と真剣な思いを知り「笑って卒業したい」と御子柴に次いで野球部に復帰。荒れていた部室の片付けやグラウンドの草むしりを手伝ったが[4]、新庄の怒りを買って大怪我を負ってしまう。それでも屋上で挑発した新庄を殴ろうとした川藤を思いとどまらせた。長打力は全くないが、ボテボテゴロでもほぼ確実に塁に出るなど、足の速さを生かしたバントヒット盗塁や一気にホームスチールを決め、劣勢に立たされても反撃の狼煙を上げる役回りを担う。相手チームにとってかなり厄介な存在である。逆立てたヘアスタイルにプライドを持つが(打席に立った際、ヘルメット着用を拒んだほど)、立てているときはまだ本気モードではない。陸上部のマネージャーに気がある様子であったが恋人の存在を知り、それを機に陸上部のスカウトを断る。ドラマ版では中学生から陸上をやっており、入学当初は陸上部を希望していたが、島野から素行の悪さを理由に拒否されている。また原作よりも、御子柴を気にかける場面が多い。劇場版のエピローグでは、「甲子園のベースを走ったときは最高の気分だったが、1番良かったのは川藤たちと突っ走れたことだった」と感謝を伝えた。髪型は本作と違い「モヒカン」であるがカラフルに染めている。
(7) → (9) 岡田 優也(おかだ ゆうや)
左投左打・170cm・59kg A型遠投85m・50M走6.8秒尊敬する人:担任ポジションは当初は左翼手だったが、左利きは右翼のほうが有利なため、後に右翼手へとコンバートされた[注 17]。赤星加入後は、スタメンから外れ、途中出場が多くなった。川藤によると選球眼がかなりよいとのこと。特徴的なドレッドヘアはストリートファション誌の人気モデルを参考にしている。連載初期は他の部員同様粗暴なキャラであったが、個性をつけるためか冷静で落ち着いたキャラへと変貌し、他の部員をたしなめ諭す場面が見られた。成績もそこそこよいようで、テストで合格ラインは余裕らしい。新庄と仲が良いようで、2人で行動する場面も見られる。バッティングでは目黒川の江夏から2試合とも2出塁するなど得意にしているようである。河埜は広岡北中の同級生。弟は二子三中出身で赤星と同級生。同じ不良でありながら野球をやっているという違いだけで優遇されていた河埜に対し劣等感を抱いており、練習試合をボイコットしようとしたが、川藤が目黒川の沢村監督に対して自分たちの長所を嬉しそうに話す姿を見て考えを改めた。劇場版のエピローグでは、「今まで出会った中で初めて好きになれた先生だった」と川藤に語り、晴れやかな表情で感謝を述べた。演じた役者の都合もありドラマ版と共に右投右打である。
(5) → (10) 平塚 平(ひらつか たいら)
右投右打・175cm・75kg O型握力右約82.5kg・遠投100m・50M走7.0秒・打率2割尊敬する人:両津勘吉ポジションは三塁手であるが、基本的には代打要員。2回目の目黒川戦では、スタメン4番に起用された。代打のシチュエーションごとにその後の守備は、二塁・遊撃など様々なポジションにつく。スタメン出場時はほとんどの打席で空振り三振し、守っては平凡なゴロをトンネルするなど、お世辞にも野球センスがあるとは言いがたい上に、ニコガクの三振王[注 18]。しかし、代打で登場した時は必ずといってもいいほど値千金の一打を放ち、特に頭部付近に来たビーンボールには防衛反応が働き異常に強い。作中では代打で凡退したケースは1度もないが、スタメンではボールがバットに当たったことすら1度しかない。同様に守備でも信じられないファインプレーを見せることもあり、トリプルプレーを演出したこともあり、攻撃・守備の両面で火事場の馬鹿力タイプ。川藤も他の部員も「ニコガクの秘密兵器」として、あまりの非常識ぶりにあきれつつもその秘めた力を信頼している。同様に妙なところで観察力に優れ、目黒川高校との練習試合の際は安仁屋の投球のクセを誰よりも早く見抜いていた[注 19]。性格はバカの一言で片付くほど単純。三塁コーチスボックスに座布団を持ち込んだり、昼休みで校内の茶道教室の押入れの中でパンツ一丁で布団の中で寝るなど、非常識な行動が目立つ。八木に思いを寄せているが、全く相手にされていない。濱中の一件より、多少虚言癖がある。コーラス部に所属していた八木を追い「時代はコーラス部」と言いつつ一時はコーラス部へ転部。しかし八木が野球部へ転部すると、あっさり野球部に復帰した。今岡からは「平っち」と呼ばれているが本人は気に入らないようである。後に赤星からは「平っち先輩(さん)」と呼ばれる。川藤曰く「意外性の男」。口癖は「いぇい」。中学時代はロン毛だった。
(1) → (11) 赤星 奨志(あかぼし しょうじ)
左投左打・177cm・72kg背筋240kg・握力右69kg左72kg・遠投115m・50M走5.8秒尊敬する人:なし学年は安仁屋らの一つ下(劇場版では二つ下)。9つのポジションすべてに就くことができ、ニコガク唯一のユーティリティープレイヤー。打順は3番。左利き。自称天才、ビッグマウスで常に相手を見下した態度をとるが、相応の実力を持ち陰で努力も怠らない。元々メジャーリーグを目指しているため、甲子園が目標である高校野球には興味がなく、多摩川体育大学の野球部で練習していた。笹崎など様々な高校のスカウトが来たにもかかわらず、ニコガクには野球ではなく英語を勉強する目的で、しかも「近いから」という理由で入学した。そんな彼も、上坂たちが起こした乱闘事件の際に見せた野球部の情熱にほだされ入部することになる。その乱闘事件で負傷しつつも大学へ練習に赴いた際、大学の野球部員がニコガク野球部を馬鹿にする態度を取ったため、松葉杖で殴り飛ばし決別している。安仁屋とエースの座を競うが(その期間の背番号は1)、後に川藤の「年功序列」の一言で安仁屋に明け渡す。身体能力は非常に高く様々な分野で高い記録を叩き出すも、それらの分野で必ずチーム内の誰かが自分の記録を上回るため、総合的にはトップでも各分野においては2番手という立場に甘んじている。勝負度胸もあり、周囲が敵チームの応援ばかりという完全にアウェーの状況でも全くうろたえず、相手を心理作戦やささやき戦術で翻弄するという狡猾さも持つ。捕手の際は、ニコガクには左利き用のキャッチャーミットがないため、普通のグローブで受けている。投手としては打たせて取るタイプで球種も多く安定感では安仁屋より上だが、球筋は素直すぎるところがあり見切られた相手には容易にヒットやホームランを許してしまう。2年時にはサイクル安打を達成。出身中学は二子三中で岡田の弟と同級生で、中学時代は安仁屋を三球三振に取っているが、河埜は苦手としている。河埜から「素質はあるがまだまだ甘い」と指摘されている。劇場版では上坂らの乱闘事件以外は原作と同じだが、野球部の練習に本格的に参加する動機が、自分を庇って大怪我を負った御子柴への罪悪感と予選出場を絶望視されながらも諦めずリハビリに励む彼の姿勢に触発されたために変更されており、御子柴に変わって二塁手を守った。ラストでは安仁屋たちの卒業を名残惜しむ濱中に、「真面目に練習するように」と念を押していた。なお劇場版では苗字の読みが「あかほし」に変更されている他、やや喧嘩早い性格であるが右投右打で自分を庇って骨折入院した御子柴への感謝と贖罪の意で「あの人(御子柴)が戻るまでここ(二塁手)は俺が守ります」と言う発言に「足引っ張んなよ」と厳しめの念を押した安仁屋にも「バテたらピッチャーいつでも代わります」と返した。地区大会決勝戦である「笹崎戦」でも安仁屋の単調な投球に「芸がないって辛いっすね、ど真ん中ばっか投げてたら打たれて当然でしょう」と悪態付きながらの激励を送り、若菜負傷後の捕手を川藤監督から言われた時も「俺は何処でも出来ますが」と言いつつ御子柴に視線を送り出場を促していた。本作と違い投手としての出番は一切なしである。
(12) 濱中 太陽(はまなか たいよう)
右投右打・167cm・52kg遠投74m・50M走7.2秒尊敬する人:つんく♂学年は安仁屋らの一つ下(劇場版では二つ下)。ポジションは左翼手で、負傷者が出たときに途中出場する(練習試合ではスタメンで出ることもある)。しかし、練習を真面目にしていないので凡フライも捕れない。
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