RO-RO船
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出典検索?: "RO-RO船" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2015年12月)
パナマ運河を航行するRO-RO船。航行時はランプウェイを上げている

RO-RO船(ローローせん、: roll-on/roll-off ship)は、フェリーのようにランプを備え、トレーラーなどの車両を収納する車両甲板を持つ貨物船のことである。車両甲板のおかげで搭載される車両はクレーンなどに頼らず自走で搭載/揚陸できる。対義語はLO-LO船(ロ・ロせん、: Lift-on/lift-off)。
歴史

貨物船は在来船とよばれるクレーン付、多層船倉の汎用貨物船しかなく、木箱に入れた貨物を数箱ネットに載せて、船搭載のクレーン(本船ギアという)で船倉に運び入れ、船倉内で人力で積みつけ、かつ固定も必要であったので、荷役には莫大な人手が必要で、時間もかかった。

第二次世界大戦後、コンテナ船の出現によって荷役は飛躍的に簡便になったばかりか、海上コンテナをそのままトレーラーに積んで、ドア・ツー・ドアの“海陸一貫輸送”も可能になった。しかし、コンテナ船の荷揚げ荷卸しができるコンテナ埠頭を整備するにはガントリークレーンの設置など多額の投資が必要で、当初は日本でも横浜神戸など需要の多い大港湾しか整備できなかった。

そうした状況の中、RO-RO船は岸壁トラクター(トレーラーヘッド)さえあれば、クレーンが未整備の小港湾でも荷役が可能であり、車体ヘッド、船内のスロープ等でデッドスペースが発生する欠点はあるものの、コンテナよりさらに迅速な荷役が可能であるため、コンテナ船寄港地から地方港湾までの国際貨物の末端輸送手段、または国内貨物輸送の有用な手段として脚光を浴びた。21世紀初頭の現在、日本国内で海上輸送される貨物のほとんどは、RO-RO船、又はフェリーで運ばれている。

さらに、近年は日本・韓国間などの近距離国際海運においても、トレーラー輸送のための国際間の法整備がされたこともあり、農作物輸送などでRO-RO船による定期航路が開設されるようになった。

軍事部門では、冷戦時代にソビエト連邦軍の侵攻に備えていたアメリカ軍が、戦車などを欧州各地へ迅速に輸送するため、RO-RO形式の輸送艦T-AKRを多数配備しており、現在も健在である。

RO-RO船

シュガート級車両貨物輸送艦
ヤノ USNS Yano (T-AKR-297)

千葉港に停泊する第三はる丸(大王海運

構造
ランプウェイ軍用RO-RO船ケープ・ダイヤモンド号(T-AKR-5055)のランプウェイから岸壁に降りるハンヴィー

多くが船尾及び船首に跳ね橋構造のランプウェイを備えているが、特定の航路に就役していて岸壁側に斜路が備わっている場合はランプウェーを持たないRO-RO船もある。大型のRO-RO船ではクォーター・ランプウェイと呼ばれるものが右舷船尾にあるのが普通で、このため接岸は常に右舷付けとなる。大きなクォーター・ランプウェイでは40フィートコンテナを積んだトレーラーが他の荷物を積んだフォークリフトと斜路上で行き合えるように船尾側で幅25m、岸壁側で幅12mのものがある。

航行時

ランプウェイ部

御前崎港にて船尾ランプウェイ部からドレージ作業中のみやこ丸

広い艙内RO-RO船の内部。トレーラーヘッドやコンテナが積載されている

車両デッキは一般的に2 - 5層程度設けられており、上部デッキは大型トラックやトレーラーに対応するため高さが4.2 - 4.3 m程度確保されている。下部デッキは高さを2.1 - 2.5 mほどとし、トレーラーと乗用車の混載、または乗用車専用の位置付けであることが多い。荷役は下部デッキ(2層の場合。3 - 5層船は主に上から2層目)から行い、船内ランプウェイで各デッキへ移動する方法が一般的だが、中には上部デッキ、下部デッキに1基ずつランプウェイを装備し、荷役を独立して行える(積み下ろしが同時にできる)ようにした船も存在する。デッキ内部は車輌の走行の利便性を配慮して横隔壁を極端に少なくしており、浸水時には短時間で浮力を失う危険が高い。一部のRO-RO船では二重船殻構造によって外板との間にバラストタンクを設け、安全性に配慮しているものもある。

RO-RO船の積載能力は、12 mシャーシ○○台、乗用車○○台というように車両積載台数で表されるが、これはあくまで積載能力の一例であり、9 mシャーシや中型トラック等を混載した場合には当然積載台数は変化する。


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