REVENGER
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その他の用法については「リベンジャー」をご覧ください。

REVENGER
ジャンル時代劇アクション
アニメ
原作利便事屋
原案虚淵玄
監督藤森雅也
シリーズ構成虚淵玄
脚本虚淵玄、大樹連司
キャラクターデザイン鈴木次郎、憂雨市(原案)
細越裕治
音楽Jun Futamata
アニメーション制作亜細亜堂
製作REVENGER製作委員会
放送局TOKYO MXほか
放送期間2023年1月5日 - 3月23日
話数全12話
漫画
原作・原案など利便事屋
作画山田リューセイ
出版社スクウェア・エニックス
掲載誌月刊Gファンタジー
レーベルGファンタジーコミックス
発表号2023年2月号 - 2024年5月号
発表期間2023年1月18日[1] - 2024年4月18日[2]
巻数既刊1巻(2023年7月現在)
話数全12話
小説:小説「REVENGER」
原作・原案など利便事屋
著者時海結以
出版社小学館
発売日2023年4月24日
巻数全1巻
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ漫画
ポータルアニメ漫画

『REVENGER』(リベンジャー)は、亜細亜堂制作による日本テレビアニメ。2022年9月30日に制作が発表され[3]TOKYO MXほかにて2023年1月から3月まで放送された[4]

ニトロプラス松竹が手がけるオリジナルアニメ作品であり、ストーリー原案・シリーズ構成をニトロプラス所属の虚淵玄が務めた[3][5]
あらすじ

架空の歴史をたどった長崎が舞台。薩摩藩士の繰馬雷蔵は陰謀により、その企てを知らぬまま許婚の父を殺した上、自分までも始末されそうになる。雷蔵を救ったのは、その間に出会っていた碓水幽烟たちの利便事屋(りべんごとや)。その実態は、力無き者が残した「恨噛み小判」の依頼を受けて復讐を請け負うREVENGER(りべんじや)であった。

利便事屋が行う利便事(りべんじ)に協力し、薩摩藩の松峰を自身で打ち取るも生き場を失った雷蔵は、リーダーである碓水幽烟の誘いの元、その流れで利便事屋の仲間となる。やがて彼らは阿片密売を巡る長崎の暗部に立ち入ることになる。
登場人物
利便事屋
繰馬 雷蔵(くりま らいぞう)
声 -
笠間淳[4]本作の主人公。元薩摩藩士で剣術の達人。食事の礼をちゃんとするなど礼儀正しいが[6]武士として生きていたため純粋かつ不器用で、世間の実情には疎い。阿片密売を巡る陰謀に巻き込まれ、許嫁の父親を殺め、許嫁も自害するという不幸を背負うが、復讐に協力した利便事屋に加入。剣以外の趣味を持たない生真面目な性格だったが、任務で草双紙屋の店番をした際、絵の才能に目覚め、認められ[7]、碓心(たいしん)の雅号で亡き許嫁を絵に描くようになった。元々非常に高い踏込速度を持つ剣の腕を持つが、利便事屋以降は靴底のスパイクが出し入れできるブーツを履き、高速の踏み込みから一気に敵の至近距離に接近し、速度を乗せたまま一閃。対象の自覚のないまま斬殺する。また、不意打ちなど戦闘術も多様。しかし、仕事よりも人道を優先するなど利便事屋としては甘い時もある[8]
碓水 幽烟(うすい ゆうえん)
声 - 梅原裕一郎[4]利便事屋のリーダーで蒔絵師。物腰の柔らかさと悩み事を持つ者への対応力を持つ反面、その本心が見えない一面も持つ。利便事時では強い衝撃で崩壊する金箔で敵の顔を覆い、外傷もないまま窒息死させる。背中には邪教とされた信仰の本尊「サンタマリア」が刺青として示されており、対象に対して懺悔を迫る。
叢上 徹破(むらかみ てっぱ)
声 - 武内駿輔[4]筋肉自慢の町医者。元海賊の無頼でもあり、潮の香りのする長崎で生活する傍ら利便事をすると共に、普段の自身の破壊衝動を抑え込む意味も含めて、貧乏ながら生きる者にも町医者をしているため慕われている。普段は眼鏡をかけているが、利便事では仕掛けるときに外している。様々な器械を自作しており、利便事時ではからくり仕掛けの(化合弓)をその筋肉で引き、遥か遠い敵を豪快に射殺する。無論、その筋肉を駆使した無差別格闘戦も得意とする。
鳰(にお)
声 - 金元寿子[4]遊郭に出入りする両性具有の少年で、その素振りから少年とも小娘とも見られる。普段は長崎凧の製作に勤しむ。年相応に無邪気に振る舞うが、計算高さも併せ持つ。一般的な人間の持つ倫理観を超越した思考の持ち主であり、その気次第で容易に殺害にも踏み込める。元は見世物小屋に居たところを幽烟がまっとうな人として生きれるようにと引き取ったこともあり、利便事屋のリーダーである幽烟の判断が優先される。利便事時では長崎凧でも利用されるガラス片を塗った凧糸を利用した絞殺を得意とする。挙げを利用した応用も得意とする。
惣二(そうじ)
声 - 葉山翔太[4]賭博と酒が好きな遊び人。長屋での自堕落な生活とは裏腹に情に深い性格でもあり、近所の子供達の相手もしている[9]。利便事屋に加入し相部屋になった雷蔵をうとましく思いつつ、兄貴分として色々気にかけている。博打打ちとしての生き方から行動指針にも取り入れることがある[10]。利便事時では鉄片を仕込んだ暗器花札を投げつけ、敵の急所を狙って切る。
利便事屋の関係者
ジェラルド 嘉納(ジェラルド かのう)
声 -
大塚明夫[4]黒眼鏡の司祭。利便事屋を取り仕切っている元締め。半壊した礼拝堂を拠点としている。世間により抑えられた信仰生活により、デウスの元、変わってリベンジ(復讐)を代行するのが利便事屋であるという独自主義を持つ。特に島原の乱を経たことにより、取り締まった奉行所の所業には不審を前提とした感情を抱いている。阿片騒動に乗じて九州に「神の国」を作ることをもくろむ。
漁澤 陣九郎(いさりざわ じんくろう)
声 - 子安武人[4]遊郭に入り浸っている長崎奉行所の役人。その表の素行からか廓勤めの「かいまき与力」と一部からあだ名されているが、情報通かつそれを狡猾に利用するほどの切れ者。いわれなき厄介事に手を染めた役人に対して、保身の為引っ立てられた人物の取り調べで差し出された恨噛み小判を介して幽烟に利便事の依頼を投げることすら厭わない裏の側面を持つ。碓水幽烟を何かと呼び付けるぐらい既知の間柄であり、世間話を装って裏でやろうとしている奉行所の情報を流し、間接的に幽烟を動かしている。
修道女
声 - 武田華礼拝堂でジェラルドに仕える修道服姿の女性。10話では賭場の壷振りでいかさまをしたり、巫女のような姿で惣二に雷蔵のことを調べるよう命じるなど謎が多い。11話の嘉納のセリフによればアンゲリアと敵対する立場らしい。
ライバルの殺し屋
遍路の貞(へんろのさだ)
声 -
諏訪部順一[11]四国八十八箇所を巡る遍路の旅をしていたという不品行の僧侶。配下の三人を長崎に呼び寄せる。金錫を持つ。金を積まれれば内容問わず殺しを引き受ける。
鷹目の一八(たかのめのいっぱち)
声 - 加瀬康之[4]狙撃銃使い。屋根に足袋とわらじ履きで上り照準器で獲物を狙う。
手裏剣の与太郎(しゅりけんのよたろう)
声 - 阿部敦[4]手裏剣使い。トンボ眼鏡のようなゴーグルを額にかけた細身の男。
旋棍の捨(せんこんのすて)
声 - 永塚拓馬[4]トンファー使い。紫の紋入り風呂敷を頭巾にして被る。
利便事のターゲットなど
松峰 丞之進(まつみね じょうのしん)
声 -
玉野井直樹薩摩藩士で雷蔵の上役。物語で最初の利便事対象。
天目屋(てんもくや)
声 - 杉野田ぬき息子の嫁を騙して女郎に売りとばす。
坂田?秋水(さかた ときみ)
声 - 花輪英司奉行所内での漁澤のライバル。阿片を密売に関係している。
阿澄屋の妾(あずみや)
声 - 豊口めぐみ坂田が阿片を仕入れた店の妾で店主代理。ふだん店主は姿を隠している。
堂庵(どうあん)
声 - 速水奨旅芸人一座の座頭。山の民をさらって芸を仕込み、見世物にしている。
蛇女(へびおんな)
声 - 進藤尚美旅芸人一座の座員。一人だけ利便事されなかった。さらわれた子たちを逃がす。
火吹きダルマ(ひふきだるま)


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