RCA端子
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逆にこれを逆手にとり、米モンスターケーブル社のようにひねりながら抜き差ししなければならない代わりに一度差し込めば抜けにくくなっている構造を採用しているメーカーもある[注 1]

配線を容易にするため用途ごとに色分けされているが、基本的に構造の差はなく、コンポジットケーブル(黄色)3本をコンポーネントケーブルとして使うことなども可能である。ただしアナログ音声用などの廉価なケーブルは規格インピーダンスの75Ω(オーム)を守っていない場合があり、そうしたケーブルを転用すると画質・音質が下がったり、機器の安定性を悪化させたりする恐れがある(インピーダンス整合を参照)。

2013年以降製造のBDレコーダー&プレーヤーはアナログAV出力端子が全廃され、TV受像機とはHDMIケーブルでしか接続できなくなっている(2020年以降製造機種は加えてアナログAV入力端子も全廃され、従来型アナログ再生機器からのダビングも不可)。2022年以降製造の薄型テレビはアナログAV入力端子が従来型RCAから「映像・音声一体型ミニジャック」へ変更されたため、接続には市販の変換ケーブルが必要となった。2024年以降発売のパナソニック4Kビエラ有機ELモデルも含む)は業界で初めてアナログAV入力端子が全廃され(USBおよびHDMI入力と光デジタル出力端子のみの搭載となり)、HDMI端子のない従来型アナログ再生機器の接続ができなくなった。
用途ごとの色分け.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}この項目ではを扱っています。閲覧環境によっては、色が適切に表示されていない場合があります。

ステレオ音声端子の登場以降、複数のケーブルを正しく配線しやすいよう、各ケーブルの用途ごとに端子が色分けされるようになった。オス側はカバーに、メス側は穴の周り(外部導体と芯線を隔てる絶縁部)に色が付く。ただし、業務用機器では全て黒色としていることが多いほか、特にオス側に関しては高級品を中心にカバー全体ではなくカバーの一部にリング状等に色付けしているものもある。

この色分けはコンシューマー エレクトロニクス アソシエーション (CEA) によって以下のように規格化されている[1]。なお、モノラル音声の旧式テレビなどについては、音声端子を白色とするものも多い。

アナログ音声信号モノラル黒 
ステレオ左白 
ステレオ右赤 
センター緑 
サラウンド左青 
サラウンド右灰 
サラウンドリア左茶 
サラウンドリア右肌 
サブウーファー紫 
デジタル音声信号S/PDIF橙 
テレビ電波信号RF黒 
コンポジット映像信号CVBS黄 
コンポーネント映像信号GY緑 
BCb/Pb青 
RCr/Pr赤 

他の規格との比較

RCA端子は1つの信号ごとに1本のケーブルが必要である。これに対し、SCART端子HDMI任天堂ゲーム機用のケーブル(テレビ側はRCA端子)、ソニーAVマルチなどは音声と映像を1本で伝送できる。

コンポーネント映像信号を伝送する場合、RCA端子では三本1組(音声を除く)での伝送となる。D端子ではこれらの信号を1本のケーブルにまとめ、さらに画角情報も送ることができる利点があるが、各信号線が近接しているために相互の信号に影響を及ぼし、RCA端子のコンポーネント接続に比べると多少画質が劣るとされる。
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 同社ではその機構を採用したプラグを「ターバインプラグ」と呼称している。

出典^ Standards Details - CEA-863-A(ANSI)

関連項目ウィキメディア・コモンズには、RCA端子に関連するカテゴリがあります。

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