RAILWAYS
愛を伝えられない大人たちへ
監督蔵方政俊
脚本小林弘利
ブラジリィー・アン・山田
製作総指揮阿部秀司
出演者三浦友和
余貴美子
小池栄子
中尾明慶
吉行和子
音楽ニック・ウッド
主題歌松任谷由実「夜明けの雲」
撮影柳田裕男
編集日下部元孝
制作会社ROBOT
製作会社RAILWAYS2製作委員会
配給松竹
公開 2011年11月19日(先行公開)
2011年12月3日
上映時間123分
製作国 日本
言語日本語
興行収入6億8600万円[1]
前作RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語
次作かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発
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『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』(レイルウェイズ あいをつたえられないおとなたちへ)は、2011年の日本映画。 『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』に続く、富山地方鉄道運転士のドラマを描く、地方鉄道を焦点にしたRAILWAYSシリーズ第2弾。監督は今作がデビューとなる蔵方政俊。出演は三浦友和。全編富山ロケを敢行した作品で、撮影は同年3月12日から行われ、前日に発生した東日本大震災の影響で撮影が危ぶまれていたが無事に撮影された。舞台となった富山県では、同年11月19日に先行公開され、12月3日に全国公開となった。 キャッチコピーは「いちばん近くにいるのに、一番わからないあなた。」「人生は鉄道に乗った長い旅――夫婦の絆を描く、感動シリーズ第2弾」。 定年退職を1か月後に控えた電車の運転士・滝島徹は、妻・佐和子から結婚を機に寿退職していた看護師の再就職を宣言される。突然のことに二人は口論となり、受け入れられなかった佐和子は家を飛び出してしまう。本当の気持ちが伝えられず、すれ違う二人の想い・・・。 雄大な北アルプスの立山連峰を望む富山地方鉄道を舞台に夫婦の愛と絆を描く、RAILWAYSシリーズの第2弾。 DVD・ブルーレイ共に2012年10月6日発売。豪華版と通常版同時にリリースされる。 レンタル版にはオーディオコメンタリーが収録されていない。 [脚注の使い方]
概要
あらすじ
キャスト
滝島徹 - 三浦友和
滝島佐和子 - 余貴美子
片山麻衣 - 小池栄子
小田友彦 - 中尾明慶
片山光太 - 塚本高史
島村洋二 - 岩松了
河野啓司 - 徳井優
楠木雅也 - 中川家礼二
長谷川保 - 窪塚俊介
中込佐知子
加藤凛々花
水木薫
飯田基祐
美知枝
岡安章介(ななめ45°)
深山朋香 - 仁科亜季子
沢田良子 - 清水ミチコ
出前のオヤジ - 立川志の輔
吉原満 - 米倉斉加年
冴木俊也 - 西村雅彦
井上信子 - 吉行和子
主なロケ地・登場事物
ロケ地
電鉄富山駅 - 物語の冒頭に登場。ちなみに徹が電車を降りる際にすれ違う人物は役者ではなく現役の運転士である(地元のテレビ番組より)。
富山赤十字病院 - 看護師として再就職した佐和子が勤務する病院として登場。
南富山駅 - 富山地方鉄道の運転士の詰所として登場。実際には軌道線の拠点であり、鉄道線の運転士の拠点は稲荷町駅にある。映画での駐輪場は実際、自動販売機のある場所であるが撮影時のみ臨時に設置された。
稲荷町駅 - 徹の最後の運転を同僚と後輩が見送るシーンに登場。駅舎付近には車庫もある。
富山地鉄ホテル - 冒頭で家出をした佐和子が宿泊したホテルという設定で、麻衣と部屋で電話をするシーンに登場。
舌山駅 - 盲腸で搬送された同僚・栗崎の代理として徹が回送列車を運転するシーンに登場。
電鉄黒部駅 - 出前のオヤジが徹の定年を祝うシーン、徹と小田が二人きりで会話するシーンに登場。
延対寺荘(宇奈月温泉) - 徹の定年を吉原と島村が祝うシーンに登場。
岩峅寺駅 - 徹が深山と再会するシーンに登場。
呉羽山展望台 - 二人の思い出の場所として登場。ちなみに望遠鏡は映画の美術セットである。
渡辺家(茶処「DO・U・ZO」) - 信子の自宅として登場。
四方漁港 - 光太が徹から佐和子が行方不明になった旨の電話を受けるシーンに登場。
有峰口駅 - 中盤、電車に乗った信子が救急車で搬送されるシーンに登場。
宇奈月温泉駅 - 徹が最後に運転する電車を小田が敬礼しながら出発するシーンに登場。
浦山駅 - 徹が最後に運転する電車が楠木の電車とすれ違うシーンに登場。
中加積駅 - 徹が最後に運転する電車を吉原が見送るシーンに登場。
越中三郷駅 - 駅の付近で子供たちが、徹が最後に運転する電車を追いかけるシーンを撮影。
月岡駅 - クライマックスシーンに登場。
登場する電車
富山地方鉄道16010形電車(元西武5000系電車・レッドアロー) - 徹が冒頭と定年当日に最後に運転した電車。小田は西武鉄道時代のレッドアローに憧れて運転士を志したという設定。劇場ポスターでもこの列車が描かれている。
富山地方鉄道10030形電車(元京阪3000系電車 (初代)・カボチャ電車) - 序盤で栗崎の代理として徹が運転、クライマックスで浦山駅で徹が運転する電車と対向待ち合わせを行った楠木が運転する電車に使用された電車。
富山地方鉄道14760形電車(だいこん列車) - 中盤、落雷の影響で車両が停止し、その影響で容体が急変した信子が乗っていた電車。
富山地方鉄道14720形電車 - 徹が小田との研修として最初に乗務した時に登場した電車。この車両は1969年にお召列車として実際に走ったことがあるが、本編では徹がお召列車に車掌として乗務し、吉原が運転したという設定。
富山ライトレールTLR0600形電車 - 佐和子が在宅ケアに信子の家を訪れるシーンで乗車していた電車。
スタッフ
監督 - 蔵方政俊
脚本 - ブラジリィー・アン・山田、小林弘利
音楽 - Nick Wood
製作総指揮 - 阿部秀司
製作 - 野田助嗣、井澤昌平、笹木真幸、都築伸一郎、加太孝明、河合隆、雨宮俊武、富山市、小谷勝、為森隆、喜多埜裕明、横山哲夫
エグゼクティブプロデューサー - 関根真吾
プロデューサー - 石田和義、上田有史、沢辺伸政
アソシエイトプロデューサー - 小出真佐樹、関根健暗
ラインプロデューサー - 渡辺栄二
撮影 - 柳田裕男
照明 - 田辺浩
美術 - 松尾文子、郡司英雄
録音 - 小宮元
編集 - 日下部元孝
スクリプター - 赤澤環
音響効果 - 渋谷圭介
助監督 - 斉藤博士
制作担当 - 濱崎林太郎
企画 - 阿部秀司事務所
特別協力 - 富山地方鉄道株式会社
協力 - 富山県、富山市、高岡市、黒部市、射水市、砺波市、立山町、上市町
製作 - 松竹、テレビ東京、ジェイアール東日本企画、小学館、ROBOT、北日本新聞社、KDDI、富山市、阿部秀司事務所、テレビ愛知、テレビ大阪、Yahoo! JAPAN、北日本放送
制作プロダクション - ROBOT
配給 - 松竹
主題歌
松任谷由実「夜明けの雲」
その他
冒頭、徹が商店街の旅行代理店で見ていた定年記念の夫婦旅行のパンフレットは、前作の一畑電車デハニ50が印刷された出雲方面のものである。
ラストシーンで徹が佐和子に復縁を申し込むシーンにて、佐和子は法律で女性は離婚から半年間再婚できない旨を言うが、元夫との復縁にはこの規定は適用されないため矛盾している。
新・鉄子の旅 - 当該映画シリーズには小学館も制作参加していることから、同社漫画雑誌で連載の鉄道漫画とタイアップする形として、第1作に引き続き取材しているが、第1作は『鉄娘な3姉妹』も参加したのに対し、今作ではそのタイアップが無く、また『新・鉄子の旅』でも正規の連載取材ではなく、おまけ漫画という扱いであった。
小説版
『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』
小学館文庫(小学館)から2011年10月6日に発売、ISBN 9784094086553本作のノベライズ本。著者は大石直紀。尺の関係で映画では描かれなかったシーンが挿入されている(例として佐和子が再就職を宣言するシーンで、徹と佐和子の会話が少し長くなっている)など、作品を補完するような内容となっている。
ソフト化
豪華版
トミーテック鉄道コレクション(特別モデル/モハ14761・モハ14762)
ブックレット(スチール写真・ロケ地マップ・インタビュー等)
特典ディスク
メイキング映像
本編ディスク
オーディオコメンタリー
鉄道シーンチャプター
予告編・特報
通常版
豪華版の本編ディスクと同内容。
脚注
^ 「キネマ旬報」2013年2月下旬決算特別号 210頁
外部リンク
公式サイト - ウェイバックマシン(2013年4月25日アーカイブ分)
RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ
⇒RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ - KINENOTE
映画『RAILWAYS』との関わり
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更新日時:2022年1月15日(土)19:50
取得日時:2022/07/12 14:55