「R」のその他の用法については「R (曖昧さ回避)」をご覧ください。
.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}この項目には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字(「丸の中のR((R))」商標マーク)が含まれています(詳細)。
Rr Rr
ラテン文字
AaBbCcDd
EeFfGgHh
IiJjKkLlMmNn
OoPpQqRr
Rは、ラテン文字(アルファベット)の18番目の文字。小文字は r 。ギリシア文字のΡ(ロー)に由来し、キリル文字のР(エル)と同系の文字である。 この文字が表す音素は、歯茎ふるえ音(/r/)ないしその類似音である(R音)。言語によってさまざまであるが、舌を上歯茎にしっかり付けて発音するLと異なる音であるところで共通する。しばしばべらんめいのようないわゆる巻き舌(舌を数回硬口蓋にはじかせる)となる。軽い巻き舌で硬口蓋に1度だけはじかせると、日本語のら行の子音に似る。英語では、舌を硬口蓋に付けることなく接近させる。フランス語のパリ方言では、舌を硬口蓋に付けずに舌先を下げ、奥のほうで摩擦する。 多くの言語で、他の子音、特に破裂音に続いて現れたときは、一気に発音され、その間で音節を区切ることはしない。 歯茎ふるえ音 [r]聴く
字形筆記体ジュッターリーン体
大文字は、縦棒の上部右に右半円を付け、線中央から右下に斜線を付加した形である。フラクトゥールは R {\displaystyle {\mathfrak {R}}} 。
小文字は、縦棒と上部右に接する左上四半円ないし上半円である。ρ(ロー)の円の下半分を略した形といえるかもしれない。または、大文字Rの下半分ないし左下部分と見ることもできる。フラクトゥールは r {\displaystyle {\mathfrak {r}}} 。手書き書体では、縦棒を先に書き、折り返して半円を書く。筆記体では、縦棒の上部に前の字からの接続線が左下から、次の字への接続線が半円の右端から右上に続く。
このとき、前からの接続線が縦棒に緩やかに半円を描いて続いていれば、本来の半円は円弧を描かず、鋭く山形に曲がることがある。
別の小文字筆記体では、左下から上がって、頂点で鋭く山形に右下に方向を変え(このとき逆時計回りに非常に小さな円を描くことがある)、右下に少し下がってから真下やや左向きに進路を変え、そのまま右に弧を描きながらベースラインに達し、右上に抜ける。
呼称
拉・仏・蘭・洪・羅・葡・諾・波・尼:エル(エール)
独・丁:エァ /??/
西: erre(エレ)
伊: erre(エッレ)
英: ar(アー)/??/
米: ar(アール)/??r/ 聞く[ヘルプ/ファイル]
土:レ /?e/
典・芬:アェル
エス:ロー
音価
アメリカ英語では母音字の後ろにあるrを発音するが、イギリス英語では発音しないか黙字(スコットランドやイングランドの3分の1くらいの地域では発音されている)となっている。
ドイツ語の多くの無強勢音節末のr, 複音節語における語末の er は、ゆっくり発音するような特別な場合をのぞき [?] となる。
フランス語では語尾が -er で終わる単語の大半で語末の r を黙字とする。ただし、後続の単語が母音で始まっていれば、リエゾンが起こり発音する。
中国語のピンインでは、音節頭位では有声そり舌摩擦音(声母"日")である。これは日本人には「リ」とも「ジ」とも聞こえるような音で、ウェード式では"j"と書かれる。また、"er"(韻母"児")と書かれたときはそり舌の曖昧母音で、声調によっては主母音はアに近くなる。また"児"が接尾辞として用いられたときは、児化を起こす。
歯茎ふるえ音
イギリス英語:歯茎接近音
アメリカ英語、中国語:そり舌接近音
ドイツ語:口蓋垂ふるえ音
フランス語:有声口蓋垂摩擦音
日本語、朝鮮語:歯茎はじき音
スペイン語:語頭や n, l の後の"r"、語中の"rr"は歯茎ふるえ音、それ以外は歯茎はじき音という風に弁別する。
歯茎接近音 [?]聴く英語 (最も多い種類)、いくつかの方言でオランダ語(単語の特定の位置)、スウェーデン語、いくつかの方言でポルトガル語(単語の特定の位置)、フェロー語、シチリア語
歯茎はじき音 [?]聴くポルトガル語、カタルーニャ語、スペイン語、そしてアルバニア語“r”、トルコ語、オランダ語、イタリア語、ヴェネツィア語、ガリシア語、レオン語、一部のアラビア語方言
有声そり舌摩擦音 [?]聴く/r/ の異音としていくつかの南アメリカのアクセントでスペイン語;普通話(ピン音で);ベトナム語(南部方言)