R.O.D_-THE_TV-
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}R.O.D > R.O.D -READ OR DIE- > R.O.D -THE TV-.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、TVアニメ版について説明しています。R.O.Dシリーズ全般については「R.O.D」をご覧ください。

R.O.D -THE TV-
ジャンルSF
アニメ
原作倉田英之
監督舛成孝二
脚本倉田英之
キャラクターデザイン羽音たらく(原案)
石浜真史
メカニックデザイン神宮司訓之(プロダクション)
音楽岩崎琢
アニメーション制作J.C.STAFF
製作アニプレックス
放送局パーフェクト・チョイス
放送期間2003年9月 - 2004年3月
話数全26話
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

『R.O.D -THE TV-』(アール・オー・ディー ザ・ティーヴィー)は、倉田英之作のライトノベルR.O.D READ OR DIE YOMIKO READMAN "THE PAPER"』を原作として制作されたテレビアニメ作品。2003年9月1日からパーフェクト・チョイスペイ・パー・ビュー)で、2003年10月15日からフジテレビでそれぞれ放送され、また、2008年3月29日からTOKYO MXで再放送された(地上波では初の全話放送)。

本作は、2001年から2002年にかけて発売されたOVA作品『R.O.D -READ OR DIE-』(全3巻)の続編として制作されたものである。本作では、主人公を読子・リードマンからアニタ・キング、マギー・ムイ、ミシェール・チャンの3人に移し、前作から5年後を舞台に彼女たちと読子の教え子で作家の菫川ねねねとの関わりを軸に、徐々に前作との繋がりが見えていくという形式がとられている(作中で前作の流れや説明も簡単になされるなど、前作を知らない視聴者であっても楽しめるよう配慮されている)。
ストーリー

本作は、OVAR.O.Dから5年後の設定。作家菫川ねねね(すみれがわ ねねね)は、大切な人が行方不明になってから作家活動をやめてしまっていた。日本ではほとんど忘れ去られたねねねは、作品が香港で映画化されることになったため現地でのサイン会に向かう。そこで彼女は紙を自在に操る「三姉妹探偵社」の長女ミシェール、次女マギー、三女アニタと出会う。

ねねねの担当編集者、リー・リンホーは三姉妹の能力を見込んでねねねの身辺警護を依頼する。熱狂的なファンなどによる暴力事件にねねねが危険にさらされることが多かったのが理由だが、それ以上に三姉妹との刺激的な日々がねねねの創作意欲に火をつけるであろうことをリーは見越していた。リーの読みはあたり、ねねねは三姉妹との日々のふれあいの中で執筆意欲を取り戻す。それと同時に三姉妹の役目は終わり、映画の完成を記念してねねねが香港に渡ると、それに同行して香港に帰国する。

しかし香港でねねねは読仙社に拉致されてしまい、三姉妹はねねね奪還のために読仙社のビルに侵入し読仙社の紙使いと死闘を繰り広げる。そのころ、同じビルでは大英図書館特殊工作部のジョーカーとウェンディが騒ぎをよそに悠々と秘密資料を持ち出していた。

実はジョーカーとウェンディは、人類創世のころより数十万年の年月を生き続け、世界的な権力を持っていた最高指導者ジェントルメンの死と「ジェントルメン復活計画」の頓挫によって地に堕ちていた英国の威信を取り戻すべく、読仙社に取り入りながら、ジェントルメン復活の機会をうかがっていたのだ。

彼らはやがて日本に姿を現し、ジェントルメン復活の最後の鍵を持つ読子・リードマンの潜伏先を突き止める。そのころ、香港を脱出したねねねと三姉妹もひょんなことから読子の潜伏先を知り、読子に会いに行き行動を共にするようになる。そしてねねねと三姉妹は読子の口から大英図書館特殊工作部がたくらむ恐るべき陰謀を聞かされ、大英図書館特殊工作部に立ち向かっていく。
登場人物
主要人物
アニタ・キング
- 斎藤千和[1]「紙使い」と呼ばれる、紙を自在に操り闘う特殊能力を持った少女。三姉妹の末っ子。13歳(本編開始時から1年後の年齢)。香港で姉たちと共に「三姉妹探偵社」を営んでいたが、香港へやって来た菫川ねねねのボディーガードを務めたことから、姉妹で日本へやって来る。「紙使い」が皆、ビブリオマニア(蔵書狂)と呼ばれるほどに本好きな中で彼女だけは本が大嫌いであり、ともすれば収入の全てを本に費やそうとする姉たちの牽制役。生意気で憎まれ口をよくたたくが、実際はお姉ちゃん子で寂しがりや。料理はするが、作れるのはカレー、ハンバーグ、チャーハンのみ。日本にいる間は、西浜中学校の1年生として留学中(1年2組)。親友の菱石久美に付き合って図書部に所属している。好きなものはミルクと蛙グッズ。小柄だが運動神経抜群。得意な紙技は紙を刃物のように扱うもので、近距離戦闘が得意。紙のコントロールはマギーよりは上手いが得意ではない(三姉妹に見て取れるように、紙使いはその能力に個人差がある)。
マギー・ムイ
声 - 平田宏美[1]「紙使い」で三姉妹の次女。20歳(本編開始時から1年後の年齢)。姉のミシェールとともに、活字中毒のビブリオマニア(蔵書狂)。背がかなり高くマニッシュな外見だが、暗く狭い場所を好み、階段下の物置を自分の部屋にしている。控えめな性格で口下手かつ人見知りのため、普段は長女のミシェールの陰に隠れることが多いが、いざとなった時にはしっかりしている。料理は得意だが、ジャガイモと片付けが苦手。また、本を通して得た知識を即座に実用レベルで実践できる能力を持つ(前述の料理についてもこの能力を利用している)。ヘミングウェイと菫川ねねねの大ファンでねねねに憧れている。得意な紙技は、紙で傀儡(くぐつ)とよばれる動物や亜人を作り出し操るもので、三姉妹の中で最も戦闘に向いた能力(原作・脚本を担当した倉田英之の談)。紙のコントロールは下手で、手元を離れるとうまく操れない。
ミシェール ・チャン
声 - 菊地祥子[1]「紙使い」で三姉妹の長女。24歳→25歳。プロポーション抜群の金髪美人。妹のマギー同様のビブリオマニア(蔵書狂)で、古本屋を巡っては店の本全てを買ってしまい家計を圧迫している。好きな本はハリー・ポッターシリーズ。天真爛漫な性格から、一見いい加減に見えるが、その実しっかり妹たちをまとめ支えるよき姉。姉妹や親子の絆を大事なものと考えている。姉妹で意見が分かれた時には、三姉妹会議と呼んでいる多数決で決めるのがルール。料理は苦手。美少年・美少女に目がなく、すぐに弟や妹にしようとする。なかでもジュニアと菱石久美が大のお気に入り。得意な紙技は、弓矢を作り出すもので、遠距離支援が主。三姉妹の中で紙のコントロールが最もうまい。
菫川ねねね(すみれがわ ねねね)
声 - 雪野五月[1]23歳の小説家。三姉妹がボディガードを務める相手で、居候先の家主。元来、13歳でデビューした有名な天才小説家だったが、「大切な人」であり一番の読者であった読子・リードマンの失踪により、それ以降4年の間まったく小説が書けなくなっている。熱烈なファンと強烈なアンチファンを持つ。三姉妹のことは当初うっとうしく思っていたが、次第に家族同然に打ち解け小説家として立ち直るきっかけをもらった。男勝りな性格で、いい意味で自分の作品にプライドを持っている。読子のまねをして、同じデザインの男物眼鏡をかけている。小説家としての才能は読仙社・大英図書館ともに認めており、そのため災難に遭うことも多い。
読子・リードマン(よみこ・リードマン)
声 - 三浦理恵子[1]元・大英図書館特殊工作部に所属し、コードネーム「ザ・ペーパー」と呼ばれる凄腕エージェント。水に濡れた紙でも難なく紙技が使えるなど、「紙使い」の中でも最強の実力を誇る。元・高校非常勤講師でもあり、菫川ねねねは教え子。しかし、彼女のファンであるため、ねねねのことを「先生」と呼ぶ(教え子であるねねねも読子を「先生」と呼んでいる)。重度のビブリオマニア(蔵書狂)で、身なりなどそれ以外の生活能力は絶無。ねねね曰く、本を読んでるか寝ているところ以外見たことがない。極度の近眼で男物の眼鏡を愛用しているが、これは最愛の恋人の遺品で肌身離さず身に付けている。現在、30歳で無職。とある事情により4年前から失踪中。
ナンシー・幕張(ナンシー・まくはり)
声 - 根谷美智子[1]『OVA版』の敵、偉人軍団の生き残りで読子の友人の妹。とある理由により記憶が後退しており、言動が少し幼い。読子を慕って常に行動をともにしており、完全に読子に精神依存して生活している。自覚は無いが、姉と同じ「物質透過能力」を有している。
大英図書館特殊工作部
ジョーカー
声 -
郷田ほづみ[1]死の直前のジェントルメン自身に、氏の代理として任じられた大英図書館特殊工作部の責任者。ジェントルメン復活のために画策する。情よりも組織の目的を先考する性格。
ウェンディ・イアハート
声 - 鮭延未可[1]大英図書館特殊工作部員。ジョーカーの片腕的存在でジュニアの世話役。『OVA版』では、何かと失敗もする感情豊かな性格だったが、本作では打って変わって、冷たく有能なキャリアウーマンとして登場する。
ジュニア
声 - 斎賀みつき[1]大英図書館特殊工作部エージェントである少年。『OVA版』に出てきたミス・ディープと同じ「物質透過能力」を持っており、ジェントルメン復活計画に関するミッションに従事している。成長の過程で愛情に接したことがないため感情表現に乏しく、自分に愛情を持って優しく接してくれるミシェールを慕っている。
ドレイク・アンダーソン
声 - 岩崎征実[1]元米軍特殊部隊の傭兵。大英図書館特殊工作部に雇われて働いている。4年前に読子と共に偉人軍団と戦った頼れる男。強面で無愛想だが、お人好し。娘が一人いる。
アリス・アリス・アークウェッド
声 - 荒木香衣考古学者。ドレイクとともに大英図書館特殊工作部に雇われて働いている。スタイルが良い。
読仙社


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:70 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef