R-18指定の映画一覧(R18していのえいがいちらん)は、映画倫理委員会(映倫)や日本ビデオ倫理協会(ビデ倫)、もしくはビデオメーカーの自主規制によって映画のレイティングシステムでR-18指定を受けた映画の一覧。
ここでは劇場未公開作品や、オリジナルビデオ作品(Vシネマ)も記述の対象とする。右記は補足情報。
このレイティングでは18歳未満の鑑賞が認められていないが、R-15の時と同様に留年などのグレーゾーンが存在するため、映画館によっては対応が異なる[1]。
映画専門のニュースサイト「シネマズ PLUS」によると、このレイティングに割り振られる映画の大半はピンク映画であり、主な例としては『私の奴隷になりなさい』などが該当する[2]。できるだけ多くの人に見てもらいたいという思いから、日本の映画においてこのレイティングに割り振られるのはまれである[2]。一方で、『花腐し』[3]のように内容や作家性を鑑みたうえでこのレイティングでの公開を決めた例もある。
過度な暴力表現を理由にR18+となった例としては『V.I.P. 修羅の獣たち』と『レザーフェイス?悪魔のいけにえ』があり、いずれも犯罪映画である[4]。なお、前者は修正によってR-15に再レイティングされ、後者もテレビ放送向けに修正したバージョンが存在する[4]。観客からの要望によってR-15版が作られた例としては『マッド・ハイジ』[5]が該当する。
なお、R-18は日本国内でのレイティングであり、国外においては別の区分に振り分けられた例もある。たとえば、障がい者とセックス・サロゲーター(代理人)の交流を描いた『セッションズ』の場合、日本以外の大半の公開国では規制がなく、また同様のテーマを扱った日本映画『暗闇から手をのばせ』では年齢制限がなかったことから、映倫の審査基準に疑問を呈する者もいた[6]。
なお、映倫は「児童ポルノなどの非合法な素材や描写を含む作品」や、「ドラマ性やストーリー性が薄く、過激な描写に終始する映像」(例:アダルトビデオ)は、R-18指定を超えるとして、「審査適応区分外」に割り振るとしており、こうなると一般の映画館では上映ができなくなる[7]。たとえば、『インプリント?ぼっけえ、きょうてえ?』の場合、過激な暴力・性的描写および間引きの場面を理由に「審査適応区分外」とみなされ、映画祭以外ではシアターイメージフォーラムでの上映にとどまった[7]。
18歳未満の購入またはレンタル不可
あ行
あゝ、荒野(DVD・Blu-ray版。劇場公開版はR15+指定)
『愛妻日記』『饗宴』?重松清原作「愛妻日記」より?
アイスバーグ!
アイズ ワイド シャット(1999年、アメリカ・イギリス。スタンリー・キューブリック監督の遺作[7]。)
愛について語るときにイケダの語ること(四肢軟骨無形成症患者・池田英彦の初監督兼初主演作であると同時に、遺作でもある[8])
愛に奉仕せよ[9]
愛の渦[2]
愛のコリーダ(1976年のフランス・日本合作映画。女優:松田英子。過激な性描写のため。2000年のリバイバル上映では完全ノーカット版となっている。)
愛の新世界(1994年・女優:鈴木砂羽、片岡礼子。日本で初めてヘア・ヌードがあった作品)
愛のタリオ
愛の小さな歴史
愛より強く(2004年のドイツ・トルコ合作映画。ベルリン国際映画祭金熊賞受賞)
赤い玉、[10]
赤×ピンク ディレクターズカット版(劇場公開版はR15+指定)
赤目四十八瀧心中未遂(2003年の日本映画)
悪魔のえじき
悪魔の毒々モンスター
悪魔を見た(2010年の韓国映画)
アフターショック
甘い鞭
甘い鞭 ディレクターズロングバージョン
亜麻色の性(2001年・フランス)
アデル、ブルーは熱い色(フランス映画、第66回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールをトリプル受賞)
アドレナリン:ハイ・ボルテージ(2009年のアメリカ映画)
アメリカン・パイパイパイ! 完結編 俺たちの同騒会(全国公開版はモザイク処理してR15+指定で公開)
アメリカン・ヒストリーX
アレックス(2002年のフランス映画。過激なレイプシーンがあるため)
哀れなるものたち(無修正版[11])
アンダー・ハー・マウス
アンダー・ユア・ベッド(同名小説の映画化[12])
アンニュイ 昼下がりの倦怠
アンチクライスト[13](2009、女優:シャルロット・ゲンズブール)
アンチポルノ
イースタン・プロミス
イディオット(ラース・フォン・トリアー監督)
生きつづけるロマンポルノ
インサイド・ディープ・スロート(2004年、1972年のポルノ映画『ディープ・スロート』に関するドキュメンタリー)
インティマシー/親密(2001、英国。女優:ケリー・フォックス)
インフィニティ・プール[14]
インプリント?ぼっけえ、きょうてえ?(映倫が審査を拒否したため、シリーズ唯一の自主規制によるR-18指定作品。他は全てR-15)
丑三つの村(1983年。『津山事件』を題材とした映画で、ストーリーが残虐で非道的なことから指定)
美しき諍い女(女優:エマニュエル・ベアール)
裏切りの闇で眠れ(2006年のフランス映画)
ウルフ・オブ・ウォールストリート(性表現、および各種薬物の常用によってR-18指定となった[15])