QuarkXPress
[Wikipedia|▼Menu]

QuarkXPress開発元Quark, Inc.

最新版2022 / 2022年2月9日
対応OSmacOS Mojave 10.14.6以降 / Microsoft Windows 8.1 April 2014 update roll up update以降
種別デスクトッププリプレスソフト
ライセンスプロプライエタリ
公式サイト ⇒http://www.quark.com/jp/Products/QuarkXPress/
テンプレートを表示
.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この記事は更新が必要とされています。
この記事には古い情報が掲載されています。編集の際に新しい情報を記事に反映させてください。反映後、このタグは除去してください。(2022年2月)

QuarkXPress (クォーク・エクスプレス)は、Quark社の販売しているDTPソフトウェアで、同社の代表的製品。かつてMac OS 9の時代、MacintoshによるDTPのデファクトスタンダードであった。ティム・ギルおよびそのチームによって開発され、Quark社の黄金時代を築いた。

(特に日本では)「クォーク(クオーク)」といえばこのソフトのことを指し、会社名だという認識は薄い。綴りが「XPress」であるのは、「Press=印刷」という単語を踏まえているとされる。
業界標準化

DTP業界において圧倒的な支持を得ていたが、Mac OS Xへの対応が遅れ、2009年の時点で、先に完全対応を果たしたAdobe InDesignにシェアを奪われている。これは日本だけでなく、Quark社にとって自国市場である米国でも同じである。

QuarkXPressはDTP黎明期において最初に登場したアプリケーションではなく、当時の業界ではAldus PageMakerが先行していた。DTPという言葉自体がPageMakerのプロモーションのためにアルダスのポール・ブレイナード社長によって作られた言葉であるため、DTPという分野はPageMakerによって築かれたとも言える。QuarkXPressは、ライバルに先んじてカラー対応を果たしたことなどからデザイナーなどへ支持を広げ、大きなシェアを獲得するに至った。

2000年代前半まで「Macintosh DTPといえばQuark(XPress)」、という共通認識があっただけに、日本の出版業界で「マックで組む」という言葉は「QuarkXPress 3.3Jで組む」ことを意味していた。後継バージョンである4.1JではWindows版も提供され、Macintosh版とのクロスプラットフォーム互換性が実現されているにもかかわらず、3.3Jからの移行があまり進まなかった。これは既に3.3JとOCFフォントによるワークフローが確立していることや、4.0J発売当初の価格が新規購入、バージョンアップ共に高額で、3.3J導入時に多大な投資をした出版社印刷会社で追加投資を嫌われたためといわれる[要出典]。

2009年、米国と日本では、Mac OS Xへの移行に伴い、Adobe InDesignへの乗り換えが進んでいる。「先進的な機能をいち早く提供したQuarkXPressが、Aldus社との合併で動きが鈍かったAdobe社のPageMakerを一気に抜き去った」後に、「OpenTypeにいち早く対応するなど、先進的な機能を提供したInDesignが、Mac OS Xへの対応の遅れたQuarkXPressのシェアを奪った」という逆転現象が起きた。
特徴

軽快な動作と、入門者にも分かりやすい直感的な操作性が特徴。標準搭載されていない機能はXTension(エクステンション)と呼ばれるプラグインによって実現できるという柔軟な拡張性を備える。一方(種類によっては)XTensionの有無によって、同一バージョン間での互換性に問題が生じる場合もある。

2004年に発表されたバージョン6.0でMac OS Xにネイティブ対応した(Classic環境から起動する必要がない)。レイヤーやテーブル(表)機能の搭載、複数回のアンドゥ(操作の取り消し)・リドゥ(取り消した操作のやり直し)やコンテキストメニューの強化のほか、「プロジェクト」という新しい概念を導入し、書籍Webを同時製作するなどの作業が簡略化された。しかしいずれもInDesignに搭載されている機能の後追いであった上、28万円強という高価格(アドビ製品ではInDesignだけでなくPhotoshopIllustratorに加えAcrobatのProfessional版もバンドルされたAdobe Creative Suite Premiumパッケージが買えた)もあり、普及したとは言い難い。

バージョンは9.0からMac版はユニバーサルアプリケーションとなり、Mac ProなどIntel製CPUを搭載した機種でもネイティブ動作する。

日本語版は9.0Jが最新。6.5JからOpenTypeフォントのダイナミックダウンロードなどに対応した。日本語版5.0は予告されたものの実際にはリリースされなかったが、バージョン6で対応したことになる。

バージョン9からは、Kindleを始めとした電子書籍の出力機能が強化された。
日本語版の機能

この節の加筆が望まれています。 (2022年2月)

日本語版(バージョン番号の末尾に「J」が付随する)は、早期のバージョンから、軽快な動作と直感的な操作性、先割りレイアウト対応、などの点で高く評価されていた。一方で、日本語独特の組版ルールには標準搭載の機能では対応できない、などの点で著しい問題があった。例えばぶら下げルビがボックスよりはみ出ない、中黒約物として処理しない、字間の調整がきちんと制御できないなど、特に縦書きには不向きで、当時の雑誌などでは縦書きのものは避けられる傾向にまでなっていた。しかしそういった古くからの問題は「過去のバージョンとの互換性」を理由に、改善されることはなかった。

表組機能を実装していなかった当時、表組が頻出するレイアウトでは別途XTensionの購入が必須で、日本語版はアプリケーション自体がかなり高価でもあったため、TCOはかなり高かった。

日本語版6.0Jから、Mac OS Xに対応した。表組機能が追加され、のちに価格も大幅に下げられた。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:14 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef