QVC
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QVC, Inc.
本社所在地 アメリカ合衆国
ペンシルベニア州ウェストチェスター
設立1986年
業種情報・通信業
事業内容テレビ局
代表者マイク・ジョージ(社長兼CEO[1]
主要株主リバティメディア
外部リンクhttps://www.qvc.com/
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QVC(キューヴィーシー)は、24時間テレビショッピングを放送する専門チャンネル。名称の由来は Quality(品質)、Value(価値)、Convenience(便利)の頭文字である。アメリカ合衆国で1986年に開局。2017年現在、アメリカ以外には日本イギリスドイツイタリア中国でも放送している。
沿革

QVCは、ジョセフ・シーゲルによって1986年にアメリカ合衆国で創業された。1986年11月24日に放送開始。最初の商品は$11.49のシャワーラジオであった。当初は1日16時間放送で、1987年初頭に24時間放送に拡大した。公開会社として創業後、1年間の売り上げが当時最大(112百万ドル)を記録した。

1989年、当時倍の規模であった競合のCVNを買収。

1993年1月、バリー・ディラー(元パラマウント映画20世紀フォックスCEO兼会長)が会長に就任。

1993年にイギリスでBスカイBと提携し、同年10月よりイギリス版(QVC UK)の放送を開始。

1995年にはケーブルテレビ大手・コムキャストTCI(1999年AT&Tにより買収、メディア部門・リバティメディアは2001年独立)が買収。コムキャストが経営権を握り、QVCの資金力を背景にパラマウント映画やCBSの買収を企てていた(いずれも失敗に終わる)バリー・ディラーが追放される[2]

2003年7月、リバティメディアがコムキャストが保有する株式を79億ドルで買収、完全子会社とする。
QVCジャパン

QVC(キュー・ヴィー・シー)


見つかるうれしさ 好きになるよろこび
基本情報
運営(番組供給)事業者株式会社QVCジャパン
放送(配信)開始2001年4月1日
HD放送(配信)開始2010年10月8日
ジャンルショッピング
放送内容生放送でのテレビショッピング
衛星基幹放送(東経110度CS放送)
プラットフォームスカパー!
放送事業者株式会社CS-TBS
チャンネル番号Ch.161(HD)
物理チャンネルCS2-ND22
放送開始2002年6月1日
HD放送開始2018年9月26日
スカパー!プレミアムサービス
放送事業者株式会社スカパー・エンターテイメント
チャンネル番号Ch.525(HD)
放送開始2012年10月1日
スカパー!プレミアムサービス(標準画質)
放送事業者株式会社QVCサテライト
チャンネル番号Ch.222 ⇒ 212
放送開始2001年4月1日
放送終了2015年3月31日
その他(再送信・配信)
ひかりTV111
eo光テレビ826(HD)
J:COM201(HD)
JCN300(HD)
公式サイト
特記事項:
2003年4月1日 - 2012年3月31日の間、スカパー!e2(当時)Ch.CS160「C-TBSウェルカムチャンネル」で24時間サイマル放送。また、BSデジタル放送BS12トゥエルビで一部時間帯(計12時間)、BS日テレ(2時間)、BS11(1時間)でサイマル放送。なお、BS12トゥエルビ・BS日テレ・BS11での放送はハイビジョン放送。
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4K QVC


見つかるうれしさ、新次元
基本情報
運営(番組供給)事業者株式会社QVCジャパン
放送(配信)開始2018年12月1日
ジャンルショッピング
放送内容生放送でのテレビショッピング
衛星基幹放送(BSデジタル放送)
放送事業者株式会社QVCサテライト
チャンネル番号Ch.4K 221(4K)
リモコンキーID12
物理チャンネルBS-8ch
放送開始2018年12月1日
スカパー!プレミアムサービス
放送事業者株式会社スカパー・エンターテイメント
チャンネル番号Ch.598(4K)
放送開始2018年12月1日
放送終了2020年3月31日
その他(再送信・配信)
eo光テレビ4K 221(4K)
J:COM431(4K)
公式サイト
特記事項:
左旋BS放送。BS日テレ4K、BS-TBS4K、BSテレ東4K、BSフジ4Kで一部時間帯サイマル放送。
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株式会社QVCジャパン
QVC Japan, Inc.
QVCジャパン本社屋「QVCスクエア」
種類株式会社
略称QVC
本社所在地 日本
261-8533
千葉県千葉市美浜区ひび野2丁目1番地1 QVCスクエア
設立2000年6月
業種小売業
法人番号9040001008641
事業内容テレビジョン放送及びインターネットによる通信販売
代表者代表取締役最高経営責任者 グレゴリー・ベルトー二
代表取締役社長 石原收
資本金115億円
売上高1325億1700万円
(2023年12月期)[3]
営業利益263億0300万円
(2023年12月期)[3]
経常利益267億5600万円
(2023年12月期)[3]
純利益186億2100万円
(2023年12月期)[3]
純資産330億2700万円
(2023年12月期)[3]
総資産538億8900万円
(2023年12月期)[3]
従業員数1500人(2016年4月現在)
決算期12月31日
主要株主QVC UK Holdings Ltd. 60%
三井物産 40%(同社の持分法適用会社
主要子会社QVCサテライト
外部リンクhttps://qvc.jp/
特記事項:公益社団法人日本通信販売協会正会員
商品センター: 千葉県佐倉市岩富380
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2015年3月まで使用されたロゴ2020年3月まで使用されたロゴ

日本では、アメリカQVC Inc.と三井物産の合弁による株式会社QVCジャパン(QVC Japan Inc.)により運営されている。スカイパーフェクTV!(現・スカパー!プレミアムサービス)の委託放送事業者(現・衛星一般放送事業者)・QVCサテライト(QVCジャパンの完全子会社)により、2001年4月1日に開局した。開局最初の商品(TSV)はジュエリーでナビゲーターは田代ナビ(2011年1月1日放送より)。

スカパー!スカパー!プレミアムサービスおよび一部のケーブルテレビで24時間放送しているほか、BS12トゥエルビ[4]でも1日最大12時間ないし11時間[5]BS日テレで2時間、BS松竹東急で1時間のサイマル放送を行っている。

千葉県千葉市にあるスタジオからの生放送が編成の中心[6]

テレビショッピングにありがちな過剰な演出を極力排除し、商品を直接手にすることが出来ない視聴者に代わり、商品の魅力や機能を専属のナビゲーターとゲスト(商品を開発・販売している企業の担当者等)が紹介する。あわせて、視聴者からの質問も受け付ける。

商品の購入手段は電話インターネット携帯サイトがある。

品質保証のための全額返金制度がある。購入した商品に不満や不具合などがある場合、たとえ消耗品(化粧品・洗剤など)であっても30日以内であれば返金が可能(→クーリング・オフ)。

2013年度の売上高は1000億円[7]で、テレビショッピングとしては先発のショップチャンネルとともに大きなシェアを占めている。視聴世帯数は2000万人弱(BS12トゥエルビ・BS日テレでの視聴者を除く)。

2011年には放送開始10年目に入り、10周年記念のイベントやセールが行われている。

2011年3月より10年間、千葉マリンスタジアム千葉ロッテマリーンズ本拠地)の命名権を取得。球場名を「QVCマリンフィールド」(現・ZOZOマリンスタジアム)に改称[8]。なお2016年11月をもって中途解約している。

東京以外の地方都市に拠点を置く数少ない委託放送事業者である[9]

かつては、旧本社があったワールドビジネスガーデン(WBG)マリブアネックスから番組を制作、日本全国に送出していたが、2010年11月にWBG向かいにある、三井アウトレットパーク 幕張のセンター駐車場(2011年1月10日に閉鎖[10])に新社屋を建設する事を発表。2013年1月17日に新社屋「QVCスクエア」が竣工、2013年4月1日から「QVCスクエア」からの放送を開始した[11]。2013年8月には新社屋「QVCスクエア」が第26回日経ニューオフィス賞「ニューオフィス推進賞<経済産業大臣賞>」受賞した。

2011年3月11日に発生した東日本大震災では、本社自体は被害を受けなかったものの、幕張エリアは液状化現象が発生するなどの被害があったことから同日から放送休止とし、終日「しばらくお待ちください」の字幕が放送された。その後「震災の影響で放送を休止しております」に字幕が変更され、23日に放送再開。これを境に、字幕で地震速報や津波の情報を伝えるシステムができたほか、ナビゲーターによる災害報道アナウンスを強化。

2011年6月5日には、各国のQVCに追い付く形でロゴを一新。“リボンロゴ”と呼ばれる物になった[12]。また、常時画面に表示されている“プロダクトボックス”も同時に変更された。そして、新スローガン「ショッピングを超えてゆく。」を掲げている[13]

2011年7月上旬に「予約注文」が「ウェイトリスト」という表記に変わった。同時期に不定期であるが23時30分頃に“ワンモアチャンス”という当日のお買い得商品を振り返るコーナーが出来た。

2015年3月31日、スカパー!プレミアムサービスにて、標準画質は14年間で終了した。Ch.525に収約。

2015年4月、これまで使用していた“リボンロゴ”をジョイレッドと呼ばれる特色カラーに変更。

2016年1月、新タグライン「見つかるうれしさ 好きになるよろこび」に変更。

2016年4月1日で開局15周年を迎え、4月1日、2日、3日に特別番組「QVC 15周年バースディ」を放送

2016年4月1日にホームページを全面リニューアル。従来の充実したコンテンツは継続し、シンプルで使いやすいデザインへと変更。TVのみならずウェブサイトやモバイルを通じ快適なショッピング体験を提供してゆく。

2016年12月1日、スカパー!プレミアムサービスの衛星一般放送事業者がスカパー・ブロードキャスティングからスカパー・エンターテイメントに変更。

2018年9月26日、スカパー!にてスロットは12に低下するものの、ハイビジョン放送開始。

2018年12月1日、新4K8K衛星放送ならびにスカパー!プレミアムサービスで「4K QVC」が放送開始。

2019年、24時間生放送を休止し、午前2時 - 6時には同日0時の収録が再放送された。なお、生放送時は右上に「LIVE」のテロップが表示されるようになった。同時に朝時間帯での時刻表示と天気ループが廃止された。

2020年3月31日、「4K QVC」のスカパー!プレミアムサービスでの放送が終了。BS4Kでの放送は継続。

2020年4月1日、QVCのコーポレートロゴとブランドをリニューアルした[14]

2021年12月13日、 QVCジャパン初の地上波テレビCMを関東を中心とした全国主要都市で放送[15]

2023年11月24日、番組供給事業者であるQVCサテライト総務省から右旋帯域における衛星基幹放送(BS4K放送)業務の認定を受けたことを発表[16]。2025年春頃までの放送開始を目指している[17]

主な番組

以下が主なカテゴリーである。商品のジャンル毎に大抵1時間の放送枠で括られるが、殆どが定曜日定時間帯編成とはなっていない。ただし、BS日テレに再送信ネットを行う一部時間帯は定時番組という形になっている(下記の定時番組の項を参照)。

とくに注釈のない限り、時間は日本時間での表記。


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