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QF 18ポンド砲
QF 18ポンド砲Mk.II
ロンドン、帝国戦争博物館(Imperial War Museum)蔵
種類野砲
原開発国 イギリス
運用史
配備期間1904年 ? 1945年(イギリス)
配備先イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ連邦など(イギリス帝国)
アイルランド
フィンランド
関連戦争・紛争第一次世界大戦、アイルランド内戦、第二次世界大戦、冬戦争、継続戦争
開発史
開発者アームストロング・ホイットワース(砲身)
ヴィッカース(砲架、駐退復座機)
National Ordnance Works(照準器、仰角歯車、砲弾)
開発期間1902年
製造数10,469門(Mk.IとMk.IIの合計)
派生型Mk.I、Mk.II、Mk.III、Mk.IV、Mk.V
諸元
重量1,282 kg
全長? m
銃身長2,353 mm(28口径)
全幅1.9 m(Mk.1砲架)
全高? mm
要員数6名
砲弾弾頭:榴弾、榴散弾、徹甲弾、煙幕弾、照明弾、毒ガス弾
装薬:固定式薬莢
口径84 mm
砲尾螺旋式
反動ばね圧復座式(Mk.I)
気圧復座式(Mk.II?Mk.Vのみ)
砲架円柱単脚式(Mk.I、Mk.II)
箱型単脚式(Mk.III、Mk.IV)
開脚式(Mk.V)
仰角-5°? +16°(Mk.I、Mk.II)
-5°? +30°(Mk.III砲架)
-5°? +37°(Mk.IV、Mk.V)
旋回角9°(Mk.I?Mk.IV)
50°(Mk.V)
発射速度20発/分(最大)
4発/分(連続射撃時)
初速m/秒
有効射程5,966 m(Mk.I、Mk.II)
8,500 m(Mk.III?Mk.V)
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オードナンス QF 18ポンド砲[1](英語: Ordnance QF 18 Pounder)はイギリスの野砲であり、18ポンド野砲とも呼ばれる。第一次世界大戦期におけるイギリス陸軍の主力野砲であり、第二次世界大戦初期まで使用されていた。 第二次ボーア戦争(1899年?1902年)の最中、イギリス陸軍の主力野砲であった王立砲兵のBL 15ポンド砲と王立騎馬砲兵のBL 12ポンド 6cwt砲は、フランス製M1897の登場で一気に陳腐化した。 これを見たイギリス陸軍は、その後継となる駐退復座機を装備した新型野砲を“Quick Firing”(略はQF)すなわち「速射(砲)」と分類し、ドイツ製の野砲を購入してQF 15ポンド砲 QF 18ポンド砲は長期にわたって使用され、その期間は大砲の製造技術と性能が急激に向上していた時期と重なるために砲身と砲架の両方に複数種類の派生型が存在する。
概要
バリエーション
Mk.I
初期型。円柱形砲脚を有し、円柱形の液圧駐退・ばね圧復座式駐退復座機が砲身上部に装着されているMk.I砲架と、Mk.I砲身を組み合わせている。大戦勃発前には改良型のMk.IIに生産が切り替えられている。
Mk.II
Mk.I砲架により軽量化したMk.II砲身を搭載した最初の改良型。駐退復座機を気圧復座型に変更したMk.II砲架が大戦中に開発され、生産ラインは全てMk.II砲架のものに変更されている。
大戦後も運用が続けられ、1920?30年代には車軸にサスペンションを装備させ車輪を木製スポーク式からゴムタイヤに変更したMk.II P(Pneumaticの略)に改修され、第二次世界大戦初期まで運用された。
Mk.III
改良型のMk.IV砲身と新規に設計されたMk.III砲架を組み合わせた型で、外見上はMk.IやMk.IIとの類似性がほとんど見られない。従来型よりも高仰角がとれるようになったため、射程も延伸されている。第一次世界大戦末期に実戦投入された