この項目では、ラテン文字のQとqについて説明しています。グルジア文字の?については「?」を、グルジア文字の?については「?」を、アルメニア文字の?については「?」を、アルメニア文字の?については「?」を、その他の用法については「Q (曖昧さ回避)」をご覧ください。
.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}この項目には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字が含まれています(詳細)。
Qq Qq
ラテン文字
AaBbCcDd
EeFfGgHh
IiJjKkLlMmNn
OoPpQq
Qは、ラテン文字(アルファベット)の 17 番目の文字。小文字は q 。古いギリシャ文字のコッパ(Ϙ、ϙ)に由来する。
字形筆記体ジュッターリーン体
様々な字形が知られるが、いずれも円の下に短い縦棒(ヒゲ)が付属した形、すなわちコッパ (Ϙ) の変形である。ヒゲの関係で、大文字ではふつう円の部分は下から時計回りに書かれ、そのあとでヒゲを書く。また、ヒゲは、ベースラインを越えて下に突き出すことも多い。 古いギリシャ文字のコッパ (Ϙ) は、[k] に似て、もっと喉の奥で発音する音だったようである。この理由により、[ku] における [k] の発音がコッパに近いとされ、[ku] の発音を表すために Q の字が残った。このため、現在でも qu の綴りで現れることが多い。英単語で qu にならないのは、カタールの綴り「Qatar」や、オーストラリアのカンタス航空の「Qantas」など、固有名詞にごく少数見られるだけである[注釈 1]。現在Qが表す音価は、[k] ないしその類似音である。quの後に母音がついていることが多く、子音は少ない。
ヒゲを右に曲げる。
ヒゲを円の真下でなく右に寄せる。フラクトゥールでは、 Q {\displaystyle {\mathfrak {Q}}} である。
さらにヒゲを円の中から円弧を突き抜ける形にする。
円に続けてヒゲを書くために、円の下部から時計回りに小さい円を描き、そのまま右下に突き出す。
ヒゲを水平に書く。このとき、円と少し離して書くことがある。また、水平線は波打たせることがある。
円と水平線を続けて書くために、円から斜め下に接続線を書く。縦線が復活する形になる。
筆記体では、円を真下から書き始めずに途中から書くことがある。この結果、数字の2のような形となる。
小文字は、縦棒が右に寄り、長くなって円の右に接する形となり、ベースラインを越えて下に突き出す。数字の9と似た形となる(「p」を反転させた字形とも言える)。フラクトゥールでは、 q {\displaystyle {\mathfrak {q}}} である。
数字の9と区別するため、縦棒の下部や、縦棒のベースライン付近(円よりは下)にセリフを付けたり、縦棒の下部を右に曲げることがある。筆記体では、右に曲げて折り返し、左に曲がって棒に当たってから右上に跳ね返って次の文字に続ける。
呼称
羅:クウー /kwu?/
独:クー /ku?/、クヴェー /kve?/[2]
伊・西:ク /ku/
仏:キュ /ky/
蘭:キュー /ky?/
英: cue(キュー)/kju?/
葡: que(ケー)/ke?/
イネ:キー
エス:kuo (クーオ)
音価
ラテン語と同様の [k](qu の形でしか現れないものを含む)
イタリア語、英語、オランダ語では qu の2字で kw の綴りと同じ [kw] の発音を表す。
ドイツ語では qu の2字で kw の綴りと同じ [kv] の発音を表す。
フランス語、スペイン語では qu の2字で [k] を表す。また、フランス語では cinq(5), coq(雄鶏)といった q の語尾の単語があり、これも同様に発音する。
ポルトガル語では qu の綴りで a, o, u の前では [kw]、e, i の前で [k] または語によって [kw]。ただしブラジルでは2012年まで e, i の前で [kw] と発音するには qu と綴っていた。
エスペラントでは外来語のみに使う。読み方がわからない場合、単独の q は [k]、qu は [kv] と発音することが推奨されている。qu を含む西欧語の単語がエスペラントに取り入れられた時は kv になる。(quality → kvalito)
古ギリシア語 Ϙ に連なるアラビア語 ? やそれに由来する音
IPAでは [q] は無声口蓋垂破裂音を表す。
アラビア語や古代エジプト語のラテン文字化、またウズベク語やケチュア語、グリーンランド語など、[q] 音をもつ言語の多くで q を [q] 音に当てている。
マルタ語では声門破裂音 [?] (アラビア語のハムザの発音)を表す。マルタ語はアラビア語から分化した言語であり、この音は ﻖ [q] 音から転訛したものである。
その他の軟口蓋音
アゼルバイジャン語では有声軟口蓋破裂音 [?]。
フィジー語では前鼻音化を起こし [??]。
カイオワ語
硬口蓋音
中国語のピンインでは、無声歯茎硬口蓋破擦音の有気音 [t???] (日本語の「チ」を息を強く出した子音に近い)を表す。
李克強(.mw-parser-output .pinyin{font-family:system-ui,"Helvetica Neue","Helvetica","Arial","Arial Unicode MS",sans-serif}.mw-parser-output .jyutping{font-family:"Helvetica Neue","Helvetica","Arial","Arial Unicode MS",sans-serif}?音: L? Keqiang, リー・クーチアン)。
アルバニア語では無声硬口蓋破裂音 [c] を表す。
キルシェンバウムでは、小文字が有声硬口蓋摩擦音 [?] を表す。
その他の音声
コサ語やズールー語では後部歯茎吸着音 [k?]。
日本語の音素表記で、スモールキャップ (.mw-parser-output span.smallcaps{font-variant:small-caps}.mw-parser-output span.smallcaps-smaller{font-size:85%}q) あるいはまれに大文字または小文字が「っ」の音素を表す。
X-SAMPAでは、大文字は円唇後舌広母音 [?]。
Qの使用例「Q (曖昧さ回避)」および「「Q」で始まるページの一覧」も参照
海外諸語の単語の略
疑問・質問
query - 不明である状況や疑念のニュアンスを含む。
Q熱
question - 解決すべき課題や、提案のニュアンスを含む。
FAQ(Q&A)
自然科学の概念
quality - 質
Q値(品質係数) - 振動の状態を表す無次元量の値。
Q学習