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六甲バター株式会社
ROKKO BUTTER CO., LTD.六甲バター本社
種類株式会社
機関設計監査役会設置会社[1]
市場情報東証プライム 2266
六甲バター株式会社(ろっこうバター、英: ROKKO BUTTER CO., LTD.[3])は、兵庫県神戸市中央区坂口通に本社を置く、チーズおよび乳製品などの製造・販売をおこなう会社である。みどり会の会員企業であり三和グループに属している[4]。
Q・B・B(キュービービー)ブランド[注釈 1]のチーズで知られる。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}現在チーズの国内シェアで2位を維持している。[要出典]チーズ専業ブランドとしては国内トップシェアを持つ[5]。 1948年(昭和23年)に神戸で平和油脂工業として設立される。主にマーガリンを製造していたが、1958年(昭和33年)にオーストラリアクイーンズランド州から輸入した原料チーズでプロセスチーズを製造し、これが全国に販売されると、その名を知られるようになる。 1960年(昭和35年)には魚肉ソーセージにヒントを得た世界初の個別包装のスティックチーズを発売、1971年(昭和46年)には日本初の個別包装のスライスチーズ
会社概要
1988年(昭和63年)には、チーズフォンデュを家庭で手軽に楽しめるように、「ふぉんじゅ亭」を発売。頻繁には見かけられないが、こちらも息の長い商品となっている。さらに同年、デザートへも乗り出し、ベイクドチーズケーキを発売[注釈 2]。1990年(平成2年)以降、乳業国として知られるスイスの名門チョコレートメーカー、リンツチョコレートの国内総代理店を担当している。
社名に「バター」と付いているが、バターを自社で生産したことは会社創業以来、まったくない[6]。かつては、委託生産品の販売のみを行なっていた。ただしマーガリンは生産している(現在は業務用のみ)。自社で生産売上比率で多いのはチーズで、2011年(平成23年)で94.9%[7]を占めており、ほぼチーズ専門メーカーとなっている。自社ブランドのほか、大手スーパーマーケットなどのプライベートブランド製品の生産も手掛けている。学校給食での採用も多い[5]。
沿革
1948年(昭和23年)12月 - 平和油脂工業株式会社として創立。
1954年(昭和29年)7月 - 六甲バター株式会社と社名を変更。
1958年(昭和33年)11月 - オーストラリアから輸入した原料チーズで、プロセスチーズを生産、Q・B・Bブランドで日本全国に発売開始。
1959年(昭和34年)11月 - 三菱商事と取引が成立、当社チーズの販売網拡大。
1960年(昭和35年)10月 - 世界で最初のスティックチーズを開発、発売。
1961年(昭和36年)4月 - プロセスチーズ製造のため明石工場[注釈 3]を新設。
1963年(昭和38年)5月 - 大阪証券取引所第2部に上場。
1965年(昭和40年)2月 - 東京都中央区日本橋に社屋を新築し、東京支店を開設。
1966年(昭和41年)12月 - 兵庫県加古郡稲美町に稲美工場を新設。
1968年(昭和43年)
スティックチーズのキャラクターとして水兵をモチーフとしたマスコットキャラ「Qちゃん」を制定。
9月 - 稲美工場増築工事完成。
1971年(昭和46年)12月 - 日本で最初にスライスチーズの新製品を発売。
1972年(昭和47年)3月 - Q・B・Bナッツでナッツ市場に参入。
1976年(昭和51年)10月 - 六甲フーズ株式会社を設立。
1982年(昭和57年)6月 - Q・B・Bレアチーズケーキを開発、発売。
1984年(昭和59年)3月 - チルドデザート製造のため、加西工場を新設。
1985年(昭和60年)3月 - 第24回モンドセレクションでレアチーズケーキ・スライスチーズ・ポコットチーズが金賞を受賞。
1988年(昭和63年)3月 - ベークドチーズケーキを開発、発売。
1989年(平成元年)
5月 - 株式会社フロマージュ六甲を設立。
12月 - スイスのリンツ&シュプルングリー社と日本における同社製チョコレート製品の輸入販売契約を締結。