ProCo RATはディストーション系コンパクトエフェクターのひとつ。発売元はプロコである。 電気回路はBOSSのDS-1の影響を受けている[1][2]。オペアンプによる非反転増幅回路のフィードバック抵抗でゲインを可変にし、オペアンプの出力にクリッピング素子としてシリコンダイオードを用いている。クリッピングさせた出力信号のハイを落とすトーンコントロールを挟んで、接合型FETのソースフォロワが続く。ディストーションの基本とも言えるオーソドックスな回路構成である。 RATには主に二種類が存在する、RATとRAT2である、他にもTurbo RATなどが存在する。 MXRの「Distortion+」
概要
また、シンプルでありながら良い音を出すので、他のエフェクターメーカーにおいてこのRATを模倣した機種も存在する。例えば、IbanezのFAT CAT(FC10)とL.A. METAL(LM7)、MAXONのOD-01である。 RAT2はRATを使っている演奏者から「LEDが付いていないとスイッチが入っているのか分からない」という話があったので、RATの「A」の部分にLEDを付けたものであり、回路は基本的に同じである。
RATとRAT2の違い
脚注^ “ ⇒ProCo RAT回路図”. Guitar FX Layouts( https://tagboardeffects.blogspot.com/2013/12/proco-rat-2.html
^ “ ⇒「Proco/RATの製作」”. Guitarder( ⇒http://www005.upp.so-net.ne.jp/guitarder/ ). 2016年11月21日閲覧。
関連項目
プロコ
Turbo RAT