Power_Mac_G4
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サウンド入出力オーディオ入力ミニジャック, オーディオ出力ミニジャックオーディオ入力ミニジャック, オーディオ出力ミニジャック, AppleProスピーカーミニジャック
最終対応OSMac OS X10.4.11 TigerおよびMacOS 9.2.2
非公式にサードパーティのソフトウェアを介して10.5 Leopardをサポートできる
重さ13 kg(28.7ポンド)13.6 kg(30ポンド)13.6 kg(30ポンド)13.6 kg(30ポンド)

QuicksilverPower Mac G4(Quicksilver)Power Mac G4 (Quicksilver) のケースを開けた状態

2001年7月18日に開催されたMacworld Expo New Yorkでは、Quicksilverと呼ばれる外観デザインを一新した筐体と、さまざまなスペックアップを施した新ラインがデビューした。733MHz、867MHz、800MHzのデュアル構成が用意された[7]。733MHzのモデルは、レベル3キャッシュを搭載していないのが特徴である。ミドルレンジの867MHzモデルにはSuperDriveが搭載され、UltraATA/100のハードディスクは全モデルで提供された。内蔵スピーカがアップグレードされ、Harman/Kardon製のものが採用された。

Quicksilverラインは、MacWorldのレビューで、「イジェクト」ボタンとマニュアルイジェクトピンホール、パススルーモニター電源プラグを削除したことと、基本仕様の128MB RAMはMac OS Xを実行するには不十分であるということが批判された[8]

更新されたQuicksilverマシンは、正式名称をPower Mac G4 (Quicksilver 2002)と呼ばれ、2002年1月28日に800MHz、933MHz、デュアル1GHzの構成で発表された。これは、1GHzに到達した最初のMacである。このときも、800MHzのローエンドモデルにはレベル3キャッシュが搭載されていなかった。新しいQuicksilverマシンでのグラフィックカードは、Nvidia GeForce4 Ti/MXまたはATI Radeon 7500が搭載された。また、128GB以上のハードディスクに対応するため、48bit LBAのATAコントローラを搭載したモデルもある。

機種名Power Mac G4(Quicksilver)Power Mac G4(Quicksilver 2002)Power Mac G4(Quicksilver 2002ED)
コード名"Titan, Nichrome"
モデル識別子PowerMac3,5
プロセッサー733、867、またはデュアル800 MHz PowerPC G4(7450)733(教育市場専用)、800、933 MHz、またはデュアル1 GHz PowerPC G4(7450/7455)867 MHz PowerPC G4(7455)教育市場専用
CPUキャッシュ64 KB L1、256 KB(1:1)L22 MB L3(867 /デュアル800 MHz)64 KB L1、256 KB(1:1)L22 MB DDR L3(933 /デュアル1 GHz)64 KB L1、256 KB(1:1)L2
フロントサイドバス133 MHz
メモリー128、256、または512 MB PC133 SDRAM

1.5GBまで拡張可能
グラフィックス32 MB VRAMを搭載したNvidia GeForce2 MX、TwinViewを搭載したGeforce 2 MX、または64 MB VRAMを搭載したGeforce 332 MB VRAMを搭載したATI Radeon 7500、64 MB VRAMを搭載したNvidia GeForce 4 MX、または128 MB VRAMを搭載したGeForce 4 Ti32 MB VRAMを搭載したNvidia GeForce 4 MX
ハードドライブ40 GB 5400 rpm、60または80 GB 7200 rpm ATA
36または72GB SCSI
最大128GB40、60、または80 GB 7200-rpm ATA
36または72GB SCSI
128GBを超えるハードドライブをサポート40 GB 7200-rpm
128GBを超えるハードドライブをサポート
Ultra ATA/66 (オプションのUltraSCSIまたはUltra160 SCSI)
光学式ドライブCD-RWまたはCD-RW / DVD-ROMコンボドライブまたはDVD-R / CD-RW SuperDrive (867およびデュアル800モデルのみ)CD-RW
接続性オプションのAirMacの802.11b
ギガビットイーサネット
56k V.90モデム
拡張Zipドライブベイ(オプションの250 MB Zipドライブ) x1
64ビット33 MHzPCIスロット x4
4x AGPスロット(ビデオ専用) x1
スピーカ内蔵モノラルスピーカ
FireWireFireWire 400 x2
USBUSB1.1 x2
サウンド入出力オーディオ入力ミニジャック

オーディオ出力ミニジャック

AppleProスピーカーミニジャック
最大オペレーティングシステムMac OS X10.4.11 TigerおよびMacOS 9.2.2 (733およびデュアル800 MHz)Mac OS X10.4.11 TigerおよびMacOS 9.2.2 (733および800 MHz)Mac OS X10.5.8 Leopard
Mac OS X 10.5.8 Leopard (867 MHz)Mac OS X 10.5.8 Leopard(933MHzおよびデュアル1GHz)
重さ13.6 kg(30ポンド)

Mirrored Drive Doors/FW800Power Mac G4 (Mirrored Drive Doors)

「Mirrored Drive Doors」(MDD)と名付けられた新世代のPower Mac G4は、新しいXserveから派生したDDRアーキテクチャと改訂されたケースデザインを備え、2002年8月17日に発売された[9]。867 MHz、1 GHzまたは1.25 GHzするデュアルプロセッサ構成で発売された。 Xservesと同様に、使用されるPowerPC 7455 CPUにはDDRフロントサイドバスがない。つまり、133MHzフロントサイドバスモデルのCPUは、新しいシステムの理論上のメモリ帯域幅の最大50%しか使用できず、以前のモデルに比べて改善されない。残りの帯域はグラフィックカードとI/Oシステムで利用できた。騒音が問題化し、静音ファンを搭載した電源ユニットへ交換出来る「Power Mac G4 パワーサプライエクスチェンジプログラム」が無償の在宅自己交換サービスとして、2003年6月30日まで実施された[10][11]

Power Mac G4シリーズの最終アップデート、FW800モデルは、2003年1月28日に行われ、デュアルPowerPC 7455プロセッサ 1.42GHzを提供した。新しい機能として、内蔵FireWire 800、オプションのBluetoothAirMac Extremeがある。FW800モデルは、Mac OS 9で起動できない最初のPower Macである[12]

2003年6月23日のPower Mac G5の発売後にも、Mac OS 9マシンの需要があるため、Appleは2002年8月のPower Mac G4 (MDD)を再導入した。シングルプロセッサの1.25 GHzモデルは、2003年6月に発表された新しいPower Mac G5の発表後、同社が販売した最後のPower Mac G4であった。Power Mac G5が遅れたことから、比較的短期間だったが、低価格なこともあり良く売れた。 2004年6月27日に生産が停止され、残りは在庫処分され、このモデルの廃止により、Classic Mac OSで起動するMacの20年間が終了した。Power Mac G4 (Mirrored Drive Doors)のケースを開けた状態Power Mac G4 (MDD 2003)のケースを開けた状態Power Mac G4 (FW800) Dual 1.42GHzモデル専用の銅製ヒートシンク

機種名Power Mac G4 (Mirrored Drive Doors)Power Mac G4 (FW800)Power Mac G4 (Mirrored Drive Doors 2003)
コード名P57P58P59
モデル識別子PowerMac3,6
モデル番号(注文番号)M8570(M8787J/A、M8689J/A、M8573J/A)M8570(M8839J/A、M8840J/A、M8841J/A)M8570(M9145J/A、M9309J/A)(M9309J/A)は(M8573J/A)の再リリース版
プロセッサーデュアル867 MHz、デュアル1 GHz、またはデュアル1.25 GHz PowerPC G4(7455)1 GHz、デュアル1.25 GHzまたはデュアル1.42 GHz PowerPC G4(7455)1.25 GHzまたはデュアル1.25 GHz PowerPC G4(7455)
CPUキャッシュ64 KB L1、256 KB L2、1MBまたは2MB DDR L3
フロントサイドバス133 MHz (867 MHz DP)133 MHz (1 GHz)167 MHz


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