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伝統的集落

ホッローケーは、ハンガリーノーグラード県の村。「ハンガリーで最も美しい村」とも評される伝統的な村落が保たれていることから、古民家の建ち並ぶ中心的な通りが1987年ユネスコ世界遺産文化遺産)に登録された。現在では世界遺産に登録されている村は他にもあるが、ホッローケーの登録はそれらの中で最初のものである。・・・
ホッローケーにはパローツ様式と呼ばれる独特の建築様式が保存されている。白い壁は泥と藁を混ぜたものに石灰を塗って作られている。屋根は主に入母屋造で、破風には木製の飾り格子があり、それぞれの家が分かる家紋のような透かし彫りになっている。これは装飾的役割だけでなく、煙の通り道としても機能している。・・・
考古遺跡

アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群は、エジプト南部のナイル川流域にある、古代エジプト文明の遺跡。1960年代、エジプトでナイル川流域にアスワン・ハイ・ダムの建設計画が持ち上がったが、このダムが完成すると、ヌビア遺跡が水没する危機が懸念された。これを受けて、ユネスコが、ヌビア水没遺跡救済キャンペーンを開始。世界の60ヶ国の援助により、技術支援、考古学調査支援などが行われた。これがきっかけとなり、開発から歴史的価値のある遺跡、建築物、自然等を国際的な組織運営で守ろうという機運がうまれ、1972年11月16日、ユネスコのパリ本部で開催された第17回ユネスコ総会で、世界の文化遺産および自然遺産の保護に関する条約(世界遺産条約)が満場一致で成立。1975年、20ヶ国が条約締結し正式に発効した。ヌビア遺跡群も1979年、世界遺産(文化遺産)に登録された。・・・文化的景観

コンソは、エチオピア南部諸民族州内の地域名であると同時に、そこで暮らすエスニック・グループの名称でもある。コンソ地域は標高800 mから1800 mほどの山岳地帯にあり、そこで暮らす人々は資源の限られた自然環境の中で外敵の脅威などに備えつつ、最大限の農業生産性を上げようとして、さまざまな工夫を凝らして独特の文化様式を育んできた。その結果生まれた文化的景観は、2011年UNESCO世界遺産リストに登録された。なお、世界遺産登録時の評価対象には含まれなかったが、この地域のコンソ遺跡群からは175万年前の世界最古級の握斧などが出土しており、古人類学への貢献という面でも重要な地域である。・・・
世界史的事件

アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所は、ドイツ第二次世界大戦中に国家をあげて推進した人種差別的な抑圧政策により、最大級の惨劇が生まれたとされる強制収容所である。アウシュヴィッツ第一強制収容所はドイツ占領地のポーランド南部オシフィエンチム市(ドイツ語名アウシュヴィッツ)に、アウシュヴィッツ第二強制収容所は隣接するブジェジンカ村(ドイツ語名ビルケナウ)につくられた。周辺には同様の施設が多数建設されている。ユネスコ世界遺産委員会は、二度と同じような過ちが起こらないようにとの願いを込めて、1979年に世界遺産リストに登録した。公式な分類ではないが、日本ではいわゆる「負の世界遺産」に分類されることがしばしばである。・・・産業遺産

テキーラの古い産業施設群とリュウゼツランの景観メキシコの世界遺産のひとつ。メキシコの特産品であるリュウゼツランから造られる蒸留酒は、ハリスコ州テキーラ市周辺の限られた原料・製法で作られたもののみをテキーラ、それ以外のものをメスカルと呼んで区別する。世界遺産に登録されているのは、テキーラの原料となるリュウゼツランの一種(テキラリュウゼツラン)の栽培地や醸造所群が中心となっている。・・・

自然遺産
陸地の自然美

大地溝帯にあるケニアの湖沼群は、ケニアリフトバレー州にあるエルメンテイタ湖ナクル湖ボゴリア湖を対象とするUNESCO世界遺産リスト登録資産である。大地溝帯にあり、地下でつながる3つの湖とその周辺は、地形や植生が織りなす傑出した自然美と、コフラミンゴなど13種の絶滅危惧種準絶滅危惧を含む多くの鳥類の生息地となっていることなどが評価されている。・・・
世界遺産登録範囲では多くの鳥たちが確認されており、この地域で確認されている鳥類は450種を超える。3箇所ともラムサール条約の登録地となっているほか、バードライフ・インターナショナルは、ケニアの重要な野鳥生息地60選に挙げている。登録範囲で見られる絶滅危惧種危急種準絶滅危惧の鳥類は、13種である。・・・海洋の自然美

グレート・バリア・リーフは、オーストラリア北東岸に広がる世界最大サンゴ礁地帯。漢字表記は大堡礁。南緯10度から24度にかけて広がり、2600km(1,600マイル)を超える長さに2,900以上の暗礁群と約900の島を持ち、総面積は344,400km2以上となる。地理的な位置は、クイーンズランド州沿岸の珊瑚海に存在する。
グレート・バリア・リーフは宇宙空間からも確認できるほど広大であり、生物が作り出した単一の構造物としては世界最大である。しかし、その生物とは微小なサンゴポリプ等の有機体であり、これらが数十億集まって形成しているサンゴ礁である。そして、この暗礁は生物多様性を支える重要な役目を持ち、1981年に世界遺産に登録された。・・・
陸地の生態系

カジランガ国立公園は、インドアッサム州にある世界遺産(自然遺産)。また、カジランガ国立公園は、保護されている地区の中では、最もトラの居住密度が高く、2006年に、トラの保存計画であるプロジェクト・タイガー(英語版)への参加を宣言した。他のインドの国立公園と比較して、カジランガ国立公園は、野生生物の保護に成功している国立公園であるということが出来る。カジランガ国立公園には、エレファント・グラス(ススキ)が広範囲で自生しており、カジランガの湿地帯には、熱帯性の広葉樹林が広がり、ブラマプトラ川を含む4本の河川が交錯する。また、ベンガル語でジールスと呼ばれる湿地帯に出来る池が複数存在している。カジランガ自体は、自然が豊かであることから、複数の書物、歌、ドキュメンタリーが作成されてきた。2005年には、開園100年を迎えた。海洋の生態系

バン・ダルガン国立公園は、ヌアクショットヌアディブの間に位置する、モーリタニア西岸の国立公園である。


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