Portable_Document_Format
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

1.4Third[23]2001

JBIG2画像圧縮

透明効果

OpenTypeフォント対応

RC4暗号化のキー長が40ビットから128ビットまでに拡張

入力フォームのインタラクティブ性の強化 (FDF)

XMLフォーム投稿、FDFファイルの添付

エクスポート時のUnicode対応

FDFファイルの共同編集と署名の追加

障碍者向けアクセシビリティ機能

Extensible Metadata Platform (XMP) によるメタデータストリーム

タグ付きPDF

inclusion of printer’s marks

編集時のページ境界の表示

CMaps(フォント対応表)の拡充

alternate presentations

PDFファイル間のインポート

データ添付のディクショナリのサポート[22][23]

Acrobat JavaScript Object Specification Version 5.1[24]
5.0
1.5Fourth[25]2003

JPEG 2000画像圧縮

マルチメディアの添付と再生の強化

object streams

cross reference streams

フォーム入力の XML Forms Data Format (XFDF) 対応(PDF 1.4のXML対応を代替)

フォーム

リッチテキスト

属性を XML Forms Architecture (XFA) 2.02で記述できるようになった(静的XFAフォームのみ対応)

PKCS#7公開鍵のサポート(PDF 1.3で追加されたが1.5のリファレンスに初めて記載された)

公開鍵による暗号化

アクセス許可

ユーザー権限の署名(本文を暗号化する必要がなくなった)

SHA-1

RSA鍵の4096ビットサポート

独自の暗号化、復号を実装できるようになった

文書の一部を可視、不可視にする (CAD、レイヤー図画、地図、多言語文書などに対応)

JavaScript で実装するスライドショー表示をサポート(Reader はSVG 1.0のみ対応)[22]

Acrobat JavaScript Scripting Reference, Version 6.0[26]

Microsoft Windows 98サポートの廃止
6.0
1.6Fifth[27]2004

3D アートワーク(Universal 3D(英語版) ファイル形式)のサポート

OpenTypeフォントの埋め込み

XFA 2.2 によるリッチテキストと属性のサポート (XFA 2.1 および 2.2 では以下のような分野向けに定義されている:動的な XFA フォーム, XFA 用の W3C XML 電子署名, Web サービス, XFA 'doc-literal' HTTP 経由のSOAP対応, SOAPによるWebサービスのための WSDL 定義, 等)

AES 暗号化

PKCS#7 電子署名の SHA256対応,4096ビットまでの DSA 対応

Nチャンネルの色空間サポート

ファイル添付の強化, 添付ファイルとの間の相互参照

電子署名による権利管理と改竄検出 [22]

Acrobat JavaScript Scripting Reference, Version 7.0[28]
7.0
1.7
(ISO 32000-1:2008[5][29])Sixth (ISO first)[30]2006 (ISO 2008)

3Dアートワークへの対応強化

XFA 2.4によるリッチテキストと属性のサポート

複数ファイルの添付 (portable collections)

document requirements for a PDF consumer application

新しい文字列形式:PDFDocEncoded 文字列、ASCII文字列、byte文字列

PKCS#7電子署名のSHA384、SHA512、RIPEMD160対応

JavaScript for Acrobat API Reference Version 8.0

(Adobe Acrobat Professional, Acrobat Standard, Reader にてAdobeが拡張した オブジェクト、プロパティについてのリファレンス)[31]
8
1.7 Adobe Extension Level 1—2008

XFA 2.5 (Extensions Level 1) およびXFA 2.6 (Extensions Level 2) サポート[32](XFA 2.6は以下のような分野向けに定義されている:XFA のセキュアな投稿、XFA Foreground (XFAF) 形式のサポート[33]
8.1
1.7 Adobe Extension Level 3Adobe Supplement to the ISO 32000, BaseVersion 1.7, ExtensionLevel 3[33]2008

256-bit AES 暗号化

PDF/A-2 向けXFA データセットの取り込み

Adobe Flashアプリ (SWF)、ビデオ(H.264 形式Flashを含む)の再生、音声その他マルチメディア埋め込みの改良。Flash playerとの双方向スクリプティングの実装により、ナビゲーターSWFファイルはAdobe Flex2 モジュールから普通のSWFとして認識されるようになった。

XFA 2.5および 2.6[32] によるリッチテキスト対応, XFA 2.7 および 2.8対応[34](XFA 2.7および2.8は以下のような分野向けに定義されている:Webサービスの認証ポリシー設定、WSDL/SOAP経由での投稿、タイプフェースの各国ロケール対応等)
9
1.7 Adobe Extension Level 5Adobe Supplement to ISO 32000-1, BaseVersion:1.7 ExtensionLevel:5[35]2009

XFA 3.0[36]
9.1
1.7 Adobe Extension Level 6—2009

XFA 3.1[37]
9.1
1.7 Adobe Extension Level 8[38]2011

XFA 3.3 (Flash/SWF と XFA の統合),[39]
AES-256によるパスワード暗号化方式をExtension Level 3から変更。チェックのアルゴリズムに弱点が見つかったことへの対応[40][41]

仕様書は 2014年4月現在公開されていない。[29]
X (10) , XI (11)

ISO規格化

国際標準化機構 (ISO) によるPDF 1.7の標準化以降、仕様の改訂はISOが預かるところとなった。アドビ独自のバージョンアップは、ベースとなるバージョン (1.7) に対する Adobe Extensions という形で行われている[42][29]
PDFの関連規格
ISO 15929 および ISO 15930 標準 - 2001年策定
PDFを元に策定された、印刷用途を目的としたファイル形式。印刷時のデータ交換をスムーズにするため、通常のPDFで使える機能を一部制限している。
一連のISO 19005 標準 - 2005年策定
PDFを元に策定された、電子文書の長期保存を目的としたファイル形式。主に印刷目的として利用されていたPDFを、長期保存用に特化させたもの。ISO 19005 標準は特に欧州を中心に使われており、対応するソフトウェアも欧州製のものが多い。
ISO 24517 - 2008年策定
PDFを元に策定された、エンジニアリング
ワークフローにおける使用を目的としたファイル形式。知的権利の安全な配布やCADデータなどの複雑な3次元データなどをPDFに組み込むことを目標にしている。
PDF/H
ISO未策定。ヘルスケアに関するデータを交換、保存するのを目的としたファイル形式。[43]
ISO 14289-1 - 2012年8月策定
ユニバーサルアクセスへの対応を目的としたファイル形式。視力や運動能力に障害のある人にも利用できるように特化させたもの。[44]
ISO 16612-2 - 2010年策定
可変データやトランザクション文書を扱うのを目的としたファイル。[45][46]
PAdES
ISO32000-2に含まれる予定。PDF文書の長期保管を目的としたPDFの拡張。欧州電気通信標準化機構により策定ならびに公開される予定。
PDF 1.7

PDF 1.7の仕様書の最終版は 2008年1月に ISO Technical Committee 171にて採択され,2008年7月1日にISO 32000-1:2008 Document management ? Portable document format ? Part 1:PDF 1.7として公開された。

ISO 32000-1:2008 はPDFの機能を全て定義した初の規格である。それ以前にISO PDF規格になったもの (PDF/A, PDF/X, 等) は特定分野に適用される物である。ISO 32000-1はAdobe PDF仕様1.0から1.6で定められた物を網羅しているが、以前のバージョンの一部の機能はアドビにより削除されており、PDF 1.7についても同様である。[5]

ISO 32000-1の文書はアドビの PDF Reference, sixth edition, Adobe Portable Document Format version 1.7, November 2006 を元にしており、ISO Technical Committee 171 (ISO/TC 171), Document management application, Subcommittee SC 2, Application issuesによるファストトラック (Fast-track procedure) 制度[注 2][47]により審査された。

ISO PDF 規格の要約 (abstract) には以下のように記述されている。:[48]ISO 32000-1:2008 は電子文書のユーザーが交換と閲覧を行うにあたり、作成した環境に依存することなく再現し、閲覧および印刷するための形式を定義する。その目的とするところはPDFファイルを作成するソフトウェア、既存のPDFファイルを閲覧およびコンテンツを画面に表示するよう解釈しユーザーと対話するソフトウェア、またその他の用途のためにPDFファイルを読み書きする各種製品の開発者に供するものである。

ISO 32000-1 の中にはアドビのプロプライエタリな仕様の部分がいくつか引用規格とされており、(Adobe Acrobat JavaScriptやXFA (XML Forms Architecture) など) ISO 32000-1[5]に準拠するためにはこれらが不可欠となっている。
PDF 2.0

新しいバージョンのPDF規格はISO/CD 32000-2 - Document management ? Portable document format ? Part 2:PDF 2.0[49]として策定され、2017年7月に公開された。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:127 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef