2005年2月よりブログ・ポータルサイトのSeesaa BLOGやケロログが相次いでポッドキャスト配信サービスを一般ユーザに提供し始める。更に2005年6月末にApple Computerの人気ミュージックプレーヤーであるiTunesがポッドキャスト・アグリゲータとしての機能を提供した。続いてニフティがポッドキャストRSSを任意のウェブログに追加することを可能にする「Podfeed」サービスを提供し始めた。これらのサービスが提供されたことを契機として、日本のポッドキャストリスナー、ポッドキャスター双方の人口が急速に増加していった。 大きく二つに分類される。 一つはその音声ファイルを配信しているウェブサイトをWebブラウザ等で訪れてポッドキャスト・ファイルのリンクURLを探し出し、直接ウェブブラウザ等を使用してファイルをダウンロードし、マルチメディア・プレーヤー等に読み込ませて聴く方法である。その場でポッドキャストを簡単に聴きたい時などに向いている。 もう一つはポッドキャスト・ファイルをダウンロードするために作られたアプリケーションソフトウェアを使用する方法である。これは一般的にアグリゲータ(Aggregator)と呼ばれる。アグリゲータはポッドキャスト用RSSへとリンクするアドレスを登録し保持することで、登録されたRSSの最新の情報を入手し、RSSに関連付けされているポッドキャスト・ファイルを一括または選択してダウンロードすることを可能にする。RSSを発行しているポッドキャスターがデータを更新すれば、自分でポッドキャスターのサイトを訪れなくとも即座に最新の音声ファイルを入手できるため、複数のポッドキャスト番組を定期的にダウンロードして聴くのに適している。この方法がポッドキャスティングにおける最大の特徴を活かした聴き方であり、かつ最も一般的な方法となっている。 アグリゲータで登録できるRSSは、前述の通りRSS 2.0のフォーマットで、エンクロージャー要素によって音声ファイルへのURLアドレスが記述されている必要がある。 ポッドキャスト用アグリゲータの主な目的はRSSに関連付けされているポッドキャスト・ファイルのダウンロードだが、音楽再生機能を持ち、ダウンロードしたファイルを直接再生できるものも多い。また、ポッドキャスターが管理するウェブサイト上でMacromedia Flashを利用して直接聴けるポッドキャスト・Webサイトも既に多く存在している。携帯ゲーム機のPlayStation Portableでは、ポッドキャストのストリーミング再生、時刻設定して無線LAN経由で保存するタイマー保存に対応している。 通常RSSはウェブログの更新システムが設置しているCGIやPHPなどのWebサーバ上のアプリケーションで自動的に生成されるテキストファイルであるため、既存のウェブログ上でポッドキャスティングを行うためには、そのウェブログ更新システム自体をRSSにエンクロージャー要素を埋め込めるように改良するか、もしくはそのポッドキャスト用のRSSを任意で作成・公開する必要がある。しかし、日本では最初からエンクロージャー要素を付加できるポッドキャスティング対応型のウェブログサービスも存在するため、RSS編集は必ずしも全てのポッドキャスターに必要な作業とはならない。
方法
聴き方
配信方法
音声を録音し、音声ファイルに変換する。
Webサーバにその音声データをアップロードする。
その音声ファイルのURLがenclosure要素により関連付けされているRSSを作成・公開する。
RSSはバージョン2.0の仕様に基づいて記述する
enclosure要素はitem要素の階層内に置く
length属性には音声ファイルのバイト単位の容量を記載する
脚注[脚注の使い方]
出典^ “ ⇒Short shrift”. The Guardian (2006年1月12日). 2014年8月9日閲覧。
関連項目
ビデオポッドキャスト
ラジオ
全般
⇒FAST
国立図書館
ドイツ
⇒イスラエル
アメリカ
ラトビア
日本