PlayStation_Network
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PlayStation Network
プレイステーションネットワーク

運営元ソニー・インタラクティブエンタテインメント
種類オンラインサービス
サービス開始日2006年11月
プラットフォーム

PlayStation一部機種:PlayStation Portable(go含む)PlayStation 3PlayStation VitaPlayStation 4(Pro含む)PlayStation 5およびスマートフォンのアプリ、ウェブブラウザ上など(PlayStation Mobileは廃止済み)
会員数1億2300万人以上 (月間アクティブユーザー数)[1]
ウェブサイト公式サイト
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PlayStation Network(プレイステーションネットワーク、略称:PSN)は、ソニー・インタラクティブエンタテインメントソニー)が提供するアカウント制のオンラインサービスの総称である。利用にはインターネット回線が必須である。Sony Entertainment Network(SEN)と一体化したサービスが提供されている。ユーザー個別認証プリペイドによる決済処理等も行うオンラインサービスを提供する基盤システムである。シングルサインオンにより利便性を図っている。インフラはオンプレミスからAWSへと移行している[2][3]
来歴

2006年

5月15日 - プレイステーションビジネスカンファレンスにおいて、PlayStation向けのオンラインサービス「PlayStation Network Platform」を発表した。サービスの全容は9月の東京ゲームショウ2006で発表された。

11月 - 北アメリカと日本でPlayStation 3(PS3)向けサービス「PLAYSTATION Network」として開始した。ヨーロッパでは2007年3月に遅れて開始したため、SCEはヨーロッパの利用者が好みのPSN IDをサービス開始日に素早く確保できるようにパソコン上で仮登録が行えるようにした[4]

11月22日 - 「ゲームアーカイブス」でPSP用ソフトのダウンロード販売を開始。


2008年

9月 - 表記を「PlayStation Network」に変更。

11月6日 - ロゴマークがグッドデザイン賞を受賞。


2009年

2月20日 - 日本国内のアカウント登録数が、2006年11月11日のサービス開始から200万を突破[5]

2月25日 - 全世界のアカウント登録数が、2006年11月11日のサービス開始から2,000万を突破[6]

8月19日 - 9月3日から11月3日まで総額1,000万円分のPlayStation Networkポイントが貰える「playface」キャンペーン実施[7]


2010年

3月1日 - 世界規模の障害が発生。新型PlayStation 3以外では時計の表示エラーが原因とされ、以下の現象が確認された[8]

時刻が『2000/01/01』になり、PlayStation Networkにログインしようとすると『エラーが発生したため、“PlayStation Network”からサインアウトしました。(8001050F)』と表示。

ゲームを起動しようとすると『トロフィー情報の登録に失敗しました。(8001050F)』とエラーが表示され、トロフィーデータが表示されなくなる。

インターネット経由での日付と時刻の設定を行うと『時刻設定に失敗しました(8001050F)』とエラーが表示。


同問題はPlayStation 3が2010年をうるう年と誤認識していたことが原因であったため、3月2日(GMT)になった時点で解消された[9]

4月1日 - 運営元をソニー本社に移管。同日、PS3の他システム対応機能廃止に伴いPS3でアクセスする場合は、バージョン3.21公開に合わせてそれより旧版のシステムソフトウェアでのアクセスが不可となった(その後、必要に応じてその時のシステムソフトウェア最新版アクセス限定が行われている)。

5月31日 - 日本国内のアカウント登録数が500万を突破[10]


2011年

4月 - ソニーの管理者側が既知の脆弱性を未対処だったことから[11]PlayStation Network個人情報流出事件が発生、漏洩数としては過去最大となる7700万人にも及ぶ全利用者の個人情報が不正利用者によって盗まれ、その影響で7月6日までの2ヶ月半サービスが停止していた[12]

9月1日 - QriocityがSony Entertainment Network(SEN)と改名して同時にPSNとシステム統合され、PSNと一体で運用してきたが2012年2月8日に両者の垣根を無くすためPSN(アカウント)の名称がSEN(アカウント)に統一されることになった。

11月18日 - PSN ID毎のゲームにおける機器認証の台数が緊縮された。PS3、PSP(PS Vita/PS Vita TV含む)それぞれ5台から、それぞれ2台に変更された[13]


2012年 - PS3向けのPSNの利用規約が最後の改定。

2013年6月11日 - 名称が従来は略称であった「PSN」に統一され、ロゴマークも一新された[14]

2015年1月29日 - 「PSN」の名称が「PlayStation Network」に戻され、Sony Entertainment Network上で提供されていた映像配信サービス「Video Unlimited」が「PlayStation Video」と改名され、音楽配信サービス「Music Unlimited」が後継の新規サービス「PlayStation Music」に切り替わり、PlayStation Networkに一元化されると発表された[15]

2019年4月11日 - ユーザーidの変更が可能となるが、この機能の導入により一部のPS3作品、おもにCall of DutyのPS3版に不具合が生じる。

2021年4月20日 - 2021年の夏頃にPS3,PS VitaにおけるPlayStation Storeのサービスを終了する予定だったが、撤回された。一方でPSPのPlayStation Storeの閲覧終了は撤回されなかった。[16]

2021年8月31日 - PlayStaition Videoの販売終了。[17]

2022年5月11日 - PS3とPS Vitaのアカウント保護のためのシステムアップデートにより、PS3とPS Vitaからのアカウント作成と管理が不可能に。どちらも行う場合は他のプラットフォームを利用することになる。それに伴い、PS3、PS VitaからPlayStation NetworkにサインインするにはPCなどを経由した機器認証が必要になった[18]。一度認証すれば、以降は元のパスワードでサインインできる。

アカウント

「PSNアカウント」から改名された「SENアカウント」「ソニーアカウント」にはマスターアカウントとサブアカウントの2種類がある。My Sony IDと共通化も進んでいる[19]

アカウントの削除や退会は不可能だったが[20]、2011年4月に発生したPlayStation Network個人情報流出事件後、公式サイトの記述が変更され、インフォメーションセンターでの問い合わせで可能である。

ユーザー登録を行うにはPSN利用規約[21]に同意する必要が有る。同意が成されない限り、アカウントを与えられる事は無い。

また、アカウントは規約によって、

お客様はアカウントの不正使用が行われないよう、その情報を適切に保管する義務があります[21]

と不正利用を防ぐ為のサインインIDやパスワードの秘密管理義務が課せられている。従って、アカウントを複数人で流用することは重大な規約違反であるので、くれぐれも行ってはならない。
マスターアカウント

マスターアカウントはペアレンタルコントロールを含む全ての設定にアクセスすることができるが、18歳以上でなければ作成することができない。

マスターアカウントは保護者用アカウントでも有り、被保護者に対してサブアカウントを与えることが出来る。マスターアカウントが作成できるサブアカウントは最大6つとなっている。
サブアカウント

サブアカウントはマスターアカウントを持ったユーザーが、被保護者に対して制限付きのアカウントを作成したい時に作ることができる[22]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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