PlayStation_3
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[注釈 12]システムソフトウェア バージョン1.80から、HDMI出力のみハードウェアスケーラ機能が使用できるようになり、PS/PS2/DVDビデオではこの機能を使うことで描画解像度は低いままで出力解像度を1920×1080iに「アップスケール」(アップコンバート再生)、つまり拡大して出力することができるようになっている。しかし、480pと720pのみに対応するPS3タイトルについてはD3端子(480i, 480p, 1080i)の解像度にしか対応していないテレビに出力する際、強制的にSD解像度(480p)で出力される問題は解消されていない(720pから1080iへのコンバートは行われない)。
USB端子
2個装備(日本ではCECHA00,B00のみ4個)。パソコンでも使われている通常のキーボード、マウスも接続して使用可能。USBメモリにも対応しデータ保管に使える。PlayStation 2用のゲームの起動時にもほとんどの周辺機器が問題なく使用可能。同時接続できるデータ保管用メディアはメモリーカードリーダライタに接続している物を含めて9台までである。ウォークマンの一部機種、PlayStation PortablePlayStation Vitaなどのその他ソニー製品も個別認識に対応している場合がある。PlayStation Storeへのチャージに使えるEdyのカードリーダーもUSBで接続する。
ネットワーク
10BASE-Tおよび100BASE-TX1000BASE-Tをサポートするイーサネットインタフェースを備える。20 GBモデル以外では、IEEE 802.11 b/g準拠の無線LANを搭載する。
Bluetooth
Bluetooth(バージョン2.0)がPS3本体に標準で内蔵されており、DUALSHOCK 3(SIXAXIS)、PlayStation Move モーションコントローラ(一部型番)とナビゲーションコントローラ、PS3専用無線リモコンなどを接続できる。オーディオ機器も接続は可能であるが、PS3ではボイスチャット用にしか使用できない。これはPS3本体にヘッドホンを接続した場合も同様である。なお、PlayStation Move モーションコントローラはPS VRの都合上、PS4やPS5にもペアリングすることが可能である。ただし、PS VR登場以降に発売された新型番のPlayStation Move モーションコントローラーのうち、CECH-ZCM2JはPS3に接続できない。[注釈 13]
AV出力

AV出力端子には、PS/PS2に採用されてきたアナログ出力AVマルチに加え、デジタル出力HDMIを搭載(本体付属するのはコンポジット端子出力のAVマルチケーブルのみ)。音声出力として光デジタル出力端子も引き続き搭載。

AVマルチ出力においては、PS/PS2用既存ケーブルの流用も可能で、PS/PS2と同様、コンポーネント映像端子D端子SCART端子(欧州向け)・S端子・RCA端子(コンポジット映像)・RF端子・VGA端子での出力が可能である。AVマルチ出力でもD1 (480i)からD5 (1080p) までの解像度をサポートしている。ただし、DVDビデオ、BDビデオはRGBでの出力ができず、強制的にY/Cb/Cr信号に変更されるほか、発売当初はD端子出力と同様に市販DVDのアップコンバート出力はできなかったが、システムソフトウェア バージョン1.80以降で対応された。

AVマルチ入力端子を持つソニー製テレビとの接続には、AVマルチケーブル(VMC-AVM250または互換品)を用いることによってケーブル一本で映像と音声の伝送が可能。なお、一部機種ではD3/D4接続が可能であるが、設定の際は画面の指示通り「AV MULTI」を選択してはならず、「コンポーネント / D端子」を選択して設定する(一部機種のみの対応となっているためか、公式仕様とはなっていない)

システムソフトウェア バージョン3.30からゲーム3D映像に対応、 バージョン3.50からBlu-ray Discの3D映像に対応した。ただし、HDMI方式による3D映像となり、3D対応テレビ、3D映像用の眼鏡などが別途必要となる。セキュリティ上の都合からUltra HD Blu-ray、BD-RE Ver1.0には対応していない。(PS4も同様。)

サウンド処理は主にSPEが担当し、全てソフトウェアで行う。Xbox 360作品と同様、ゲームプレイ時にはほぼ全部のタイトルでDolby Digital 5.1chのリアルタイムエンコードに対応する。一部ではより高音質のDTS Digital Surround 5.1chや、無圧縮変調方式であるLinear PCM 7.1ch/5.1chなどにも対応しており、中でも多くのSCE製タイトルはLPCM 7.1chまで対応している。

Blu-ray Discに採用されたロスレスオーディオコーデックでは、Dolby TrueHDDTS-HD Master AudioをLinear PCMに変換して出力するが、初期モデルではこれらのビットストリーム出力がサポートされておらず、ビットストリーム出力を選択してHDMIで接続していても、旧来のDolby DigitalおよびDTS Digital Surround(DTS-HD Master Audioのコア部)で出力される[38][39]。のちにビットストリーム出力は全モデルで可能となったが[40](システムソフトウェア バージョン3.00以降[33])、CECH-2000より前のモデルでのビットストリーム出力を経由しないDTS-HD、ドルビーTrueHDの通常再生はLPCM変換を経由する。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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