Pidgin
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この項目では、ソフトウェアについて説明しています。言語学については「ピジン言語」をご覧ください。

Pidgin
Debian上で動作するPidgin
開発元Sean Egan

最新版2.14.13[1]  / 2024年2月23日 (3か月前)
リポジトリ

keep.imfreedom.org/pidgin/pidgin/

プラットフォームクロスプラットフォーム
種別インスタントメッセンジャー
ライセンスGPL
公式サイトpidgin.im
テンプレートを表示

Pidginは、インスタントメッセンジャーの一つ。WindowsLinuxに対応している。複数のプロトコルを扱えるマルチプロトコルクライアントである。旧称Gaim。

Pidginの元祖であるGTK+ AOL Instant MessengerはAOL Instant Messengerのクローンとして開発されたが、Pidginの現在の対応プロトコルは数多く、AOL以外にもMSN MessengerICQYahoo! Messenger日本版にも対応)、IRCXMPP等をサポートする。

現状では日本語周りにかなりの改善がなされており、通常使用するには問題ないレベルに達してはいるが、若干の不具合が残されており、この不具合を解消するパッチが有志により製作されている。このパッチを適用したWindowsバイナリも有志により作成されている。
特徴

コンタクトリスト、タブを利用したインスタント・メッセージング、状態(オンラインオフラインなど、加えてメッセージなど)の変更などに対応している。また、Libpurpleというライブラリを利用しており、さまざまなIMプロトコルに対応している。
対応プロトコル
標準

AOL Instant Messenger

Bonjour

Gadu-Gadu

Google トーク

GroupWise

ICQ

IRC

SILC(英語版)

SIP

IBM Sametime

XMPP

プラグイン

Discord

Facebook Messenger

Google ハングアウト

LINE

Mail.ru Agent(ロシア語版)

Twitter

テンセントQQ

Skype

Slack

Steam IM

Telegram

TorChat(英語版)

WhatsApp

WinMX

Yahoo! Messenger

プラグイン

Pidginはプラグインを利用して機能を拡張することができる。
歴史Gaim 2.0.0 beta 6

Pidginは当初、オーバーン大学のMark Spencerによって、AOLインスタントメッセンジャーのGTKを使ったLinux上でのエミュレーションとして書かれた[2]。最も初期のアーカイブ化されているリリースは1998年12月31日のものである[3]。当時はGAIM(GTK+ AOL Instant Messenger)と呼ばれていた。エミュレーションはリバースエンジニアリングには基づいておらず、AOLがウェブで公開していたプロトコルに関する情報に依拠していた。開発は何人かのAOLの技術スタッフに手伝われていた[2]。他のIMプロトコルに対するサポートはそれ以後すぐに加えられた[2]

また、2015年7月15日、PidginはElectronic Frontier Foundationのセキュアメッセージ・スコアカードで7点中7点を記録した[4]
改名

元々このプロジェクトは当初GTK+ AOL Instant Messengerと言う名称だったが、これにAOLが反発し、Gaimと言う名称に変更。AOLもそれを受け入れ、しばらくは何事もなかった。

しかしながらGaimが2.0.0のベータ版を出す頃になり、再びAOLが、Gaimの名称にAIMが入っていたことに抗議(GAIM、ということ)。さらにAOLはGaimの開発者を訴えると脅しをかけてきたため、プロジェクトは2007年4月、GaimをPidginと言う名称に変更することにより、AOLと和解した。
関連項目

Kopete

aMSN

Adium - macOS専用のインスタントメッセンジャーソフト


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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