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Phase-change Dual
Phase-change Disc
PD
PDメディア
メディアの種類光ディスク
記録容量650 MB
書き込み方法相変化記録
策定松下電器産業
主な用途外部記憶装置
ディスクの直径12 cm
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Phase-change Dual(フェイズ-チェンジ デュアル)またはPhase-change Discは、松下電器産業が1995年4月に開発した書き換えが可能な光ディスクおよびその規格。略記・略称はPD(ピーディー)。 片面650 MBの容量を持ち、ディスクの大きさは一般的なCDやDVDなどと同様の直径12 cm(5インチ)で、四角いカートリッジに収容された状態で使用する。赤色レーザー光を用いた相変化記録技術を採用しており、約50万回の書き換えが可能である。 PDドライブは内蔵型、外付型がそれぞれ発売され、どちらのものでもCD-ROMを読み込むことができる。ドライブ・メディア共に、そのほとんどが松下電器のみで製造されており、同社は容量650 MBの補助記憶装置と4倍速のCD-ROMドライブとの兼用ができるPDドライブを搭載したノートパソコン、PRONOTE PDはファイル単位の書き込みや削除が可能な点が特徴で、パケットライト方式を用いたCD-RWや、フロッピーディスクを扱う感覚に近い。また、カートリッジに入っている特性上、記録面に直接触れることがないため埃や傷に強く、比較的信頼性が高い。CD-RやCD-RWは当時それほど普及しておらず、また、書き込み失敗が多いなどの不安定さもあった。PDは書き込み速度は速くはなく、フロッピーディスクへ書き込むのよりは早いといった程度だった。 一方、同時期に展開され、フロッピーディスクを扱う感覚に近い、書き換え可能なメディアとしては、MOやZIPなどが存在するが、それらと比べてPDドライブはCD-ROMが読み込める点がメリットであった。当時CD-ROMドライブは必須の周辺機器となりつつあったが、まだすべてのパソコンに必ず内蔵されているわけではなく、また当時主流だったデスクトップ機はドライブベイを1つしかもたない機種も多かった。そのような環境では、CD-ROMドライブと大容量(当時)の補助記憶装置が1台で兼用できるPDが、費用的にも設置の面でも有利だった。 総じて、同時期の他の光メディアと比べても優秀なものであった。ただし、参入メーカーも少なく、MOやZIPに比べて普及したとは言いがたかった。 後継メディアとして1997年4月にDVD-RAMが登場した。
メディア
ドライブ
類似製品との比較
後継
Size:14 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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