Pacnet
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パックネット
Pacnet Limited

種類株式会社
本社所在地香港, シンガポール
設立Asia Pacific (2008)
業種情報通信業
事業内容

自社の46,000km以上の光ファイバーからなる大容量海底ケーブルシステム、アジア太平洋地域の14都市にある相互接続されたデータセンターをベースに、マネージドネットワークや付加価値データセンターなどの包括的なサービスを法人向けに提供
従業員数>800
関係する人物Carl J. Grivner, CEO[1]
Brett Lay, CFO
Andy Lumsden, CTO[2]
外部リンク ⇒http://www.pacnet.com/
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パックネット(Pacnet Limited)はアジア太平洋地域の大手通信事業者、大規模多国籍企業、政府機関向けのマネージドデータ接続ソリューションの提供をリードしている企業。46,000km以上の光ファイバーからなる地域で最長の大容量海底ケーブルシステムを所有し、アジア太平洋地域の14都市にある相互接続データセンターを接続するパックネットは、中国、インド、日本、米国など主要市場の主なビジネスセンターへの接続性を誇っている。マネージドネットワークや付加価値データセンターなどの包括的なサービスセットと合わせて、パックネットの資産と経験は、フォーチュン500社などの世界の大企業に役立っている。

パックネットは、香港シンガポールに本社を置き、オーストラリア中国インドインドネシア日本韓国マレーシアオランダフィリピン台湾タイなどアジア太平洋地域の主要マーケットと北米にオフィスを構えている。
目次

1 歴史

1.1 Asia Netcom

1.2 Pacific Internet

1.3 2008: オペレーションの合併及びリブランディング


2 海底ケーブルネットワーク

2.1 EAC-C2C

2.2 EAC Pacific


3 データセンター

4 他のファシリティ

4.1 ネットワークオペレーションセンター


5 脚注

6 外部リンク

歴史
Asia Netcom

1999年にグローバル・クロッシングマイクロソフトソフトバンクによって設立されたアジア・グローバル・クロッシングは、アジアの主要市場を接続するため20億米ドル(約2,000億円)をかけてケーブルシステム[3]、East Asia Crossing(EAC)を構築した。2001年にニューヨーク証券取引所[4]に上場する前の2000年までアジア・グローバル・クロッシングはナスダック[5]に上場した。

ドットコム・クラッシュに続き、アジア・グローバル・クロッシングは2002年に会社更生法適用を申請[6]、その後、ニューヨーク証券取引所での上場が廃止された[7]。事業の継続に必要な追加資金を調達するために、同社は、中国網通(チャイナネットコム)、ニュー ブリッジ キャピタル、ソフトバンク アジア インフラストラクチャー・ファンド主導のコンソーシアムに1.2億米ドル(約120億円)で資産を売却しアジア・ネットコムを設立した[8]

2003年後半に、中国網通(チャイナネットコム)はアジア・ネットコムの持分100%を取得、完全子会社とし(中国網通の一部として)2004年にニューヨーク証券取引所および香港証券取引所に株式上場した。[9]

2006年に、中国網通(チャイナネットコム)は4 億 200 万米ドル(約420億円)でアジア・ネットコムを株式会社コネクトホールディングス(現・ジー・スリーホールディングス)、アシュモア投資管理有限公司、スピネーカー キャピタル株式会社、クリアウォーター・キャピタル・パートナーズに売却した[10]

2007年には、アジア・ネットコムのEACは株式会社コネクト ホールディングスが所有する海底ケーブルネットワークC2C と統合し、EAC- C2C という36800 kmの海底ケーブルネットワークを形成した[11]
Pacific Internet

1989年、シンガポール国立大学は学術利用コンピュータネットワークを研究・開発するためTechNetを設立した。シンガポールの国家科学技術委員会(NSTB)の資金によってシンガポールの最初のインターネットサービスプロバイダ(ISP)となった。

1995年に、TechNetは、シンガポールのコングロマリットSembawangグループのSembMediaによって買収され[12]、パシフィック・インターネット・コーポレーション・プライベート・リミテッドと改名された。同年の9月、パシフィック・インターネットはシンガポールで商用サービスを開始した。

1996年に、パシフィック・インターネットは買収を通じて香港に進出し、1999年にはISPでの出資比率を100%に増やした。1997年、同社は現地パートナーを通じてフィリピンのオペレーションを開始し[13]、翌年パシフィック・インターネットが買収した。

1999年2月5日に、パシフィック・インターネットは、一株当たり17米ドル(約1,700円)の価格でNASDAQに株式の新規公募を開始した[14]。同年、同社は2社のISPを買収し[15]、オーストラリアでもオペレーションを開始、さらにパシフィック・インターネットのジョイントベンチャー、パシフィック・インターネットインドを立ち上げた[16][17]

2000年、パシフィック・インターネットは、オーストラリアのISPを更に買収し[18],[19]、オーストラリアの主要6都市にて事業を拡大に続き、別の買収を行いタイでの事業展開もスタートした[20][21]。2年後、パシフィック・インターネットは、マレーシアでのオペレーションも開始した[22]

2007年に、パシフィック・インターネットは株式会社コネクトホールディングスに買収された後[23]、NASDAQから上場廃止された[24]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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