PT-19 コーネル (CORNELL)は第二次世界大戦時にアメリカ陸軍で使用されたフェアチャイルド社製の初等練習機である。 フェアチャイルド社はアメリカ陸軍向け初等練習機として開発した機体(社内名称M-62)は、1939年に陸軍によるテスト後PT-19として270機の発注を受けた。この機体は空冷のレンジャーエンジンを搭載していたが、機首は液冷式エンジンのようにスマートに整形されていたのが特徴だった。低翼単葉の固定脚で、胴体の構造は鋼管骨組みに羽布張り、主翼は木製だった。その後、1941年には大量生産命令が出され、エンジンを若干強化した型(PT-19A)が3,600機以上生産された。また、計器飛行訓練用の機体(PT-19B)も900機以上生産された。 しかし、これらの量産によりレンジャーエンジンが供給不足となったため、エンジンをコンチネンタル空冷星型エンジンに換装する改造が施され、PT-23の形式名で量産された。PT-23は各型合わせて1,000機以上生産された。これとは別にカナダ空軍へのレンドリース用の機体(PT-26)も1,700機以上生産された。
概要
スペック
全幅: 10.97 m
全長: 8.45 m
全高: 2.32 m
全備重量: 1,154 kg
エンジン: レンジャーL-440-3 空冷6気筒エンジン 出力200 hp
最大速度: 212 km/h
航続距離: 644 km
乗員: 2名
関連項目
ヤコヴレフ UT-2
デ・ハビランド・カナダ DHC-1
表
話
編
歴
アメリカ軍の練習機
陸軍航空部
1919 - 1924
空冷練習機 (TA)
TA-1
TA-2
TA-3
TA-4
TA-5
TA-6
水冷練習機 (TW)
TW-1
TW-2
TW-3
TW-4
TW-5
陸軍航空部
陸軍航空隊
陸軍航空軍
1924 - 1948
高等練習機 (AT)
AT-1
AT-2
AT-3
AT-4
AT-5
AT-6
AT-7
AT-8
AT-9
AT-10
AT-11
AT-12
XAT-13
XAT-14
XAT-15
AT-16
AT-17
AT-18
AT-19
AT-20
AT-21
AT-22
AT-23
AT-24
基本練習機 (BT)
BT-1(英語版)
BT-2(英語版)
YBT-3(英語版)
BT-4(英語版)
YBT-5(英語版)
BT-6(英語版)
BT-7(英語版)
BT-8
BT-9(英語版)
BT-10(英語版)
XBT-11(英語版)
BT-12
BT-13
BT-14(英語版)
BT-15
XBT-16
XBT-17
初等練習機 (PT)
PT-1(英語版)
XPT-2(英語版)
PT-3(英語版)
XPT-4(英語版)
XPT-5(英語版)
PT-6(英語版)
YPT-7(英語版)
XPT-8(英語版)
YPT-9(英語版)
YPT-10(英語版)
PT-11(英語版)
PT-12(英語版)
PT-13
PT-14(英語版)
YPT-15(英語版)
PT-16
PT-17
PT-18
PT-19
PT-20
PT-21
PT-22
PT-23
PT-24
YPT-25
PT-26
PT-27
基本戦闘練習機 (BC)
BC-1
BC-2
BC-3
空軍
1948 - 1962
練習機 (T)
改番
T-6
T-7
T-11
T-13A/T-13B/D
T-17
T-19
継続
T-28
T-29
XT-30(英語版)
T-31
T-32
T-33
T-34
T-35
XT-36(英語版)
T-37
T-38
海軍
海兵隊
1922 - 1962
練習機 (N)
1922 - 1948
NB
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N2C
NE
HN
NH
NJ
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NP
XNQ
NR
NS
N2S
NT
N2T
NY
XN2Y
XN3Y
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練習機 (T)
1948 - 1962
TE
TF
TJ
T2J
T3J
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TT
TV-1/TV-2
T2V
命名法改正