PSR J0737-3039は、偶然にも地球から見て食を起こす。これは、パルサーの強い磁気圏に捕らわれたプラズマによって、パルスがさえぎられる事によって起こる。この食は30秒ほど継続する。ただし、Bは磁気が弱いため、Aの食は完全ではなく、パルスが少し漏れる事が分かっている[3]。 PSR J0737-3039は、2003年にオーストラリアのパークス天文台で発見された。当初はミリ秒パルサーとパルスを放出しない中性子星との連星である[2]と考えられていたが、二度目の観測でパルサー同士の連星系であることがわかった。
発見
似たような連星系
PSR B1913+16:パルサーとパルスを放出しない中性子星の連星系。
PSR B1620-26:パルサーと白色矮星の連星系。
PSR J1719-1438:パルサーと恐らく白色矮星の残骸と推定されている太陽系外惑星の連星系。
SDSS J065133.338+284423.37:白色矮星同士の連星系。重力波の存在が間接的に観測された。
かに座HM星:白色矮星同士の連星系。強い重力波を放出していると推定されている。
関連項目
重力波
パルサー
出典^ a b c PSR J0737-3039 - SIMBAD
^ a b ⇒First Double Pulsar Found - CSIRO
^ a b c d e f ⇒The first double pulsar - CSIRO
^ a b c ⇒An increased estimate of the merger rate of double neutron stars from observations of a highly relativistic system
^ ⇒The Double Pulsar - how was it discovered and why is it important?
^ ⇒First-Known Double Pulsar Opens up New Astrophysics - Jodrell Bank Centre for Astrophysics
^ 『NHKスペシャル 宇宙 未知への大紀行 第3巻 百億個の太陽』 NHK「宇宙」プロジェクト編 ISBN 978-4-14-080593-0