『Potpourri』
P-MODEL の スタジオ・アルバム
リリース1981年3月25日
録音1980年12月 - 1981年2月
SUNRISE STUDIO /
Warner-Pioneer Studio
ジャンルテクノポップ
ニューウェーブ
サイケデリック・ロック
ポスト・パンク
時間35分57秒
レーベルワーナー・パイオニア
プロデュースP-MODEL
P-MODEL アルバム 年表
LANDSALE
(1980年)Potpourri
(1981年)Perspective
(1982年)
『Potpourri』収録のシングル
「ジャングルベッドU
『Potpourri』(ポプリ)は、P-MODELの3枚目のスタジオ・アルバム。1981年3月25日、Warner-Pioneerより発売。 リリース日レーベル規格規格品番備考
概要
前作『LANDSALE』より11ヶ月ぶりのアルバム。
秋山勝彦の脱退後初の作品。後任の菊池達也は当時まだ正規メンバー入りしておらずサポートメンバー扱いであったためレコーディングには参加せず、本作のレコーディングは平沢・田井中・田中の3人のみで行われた。
楽曲制作自体は秋山在籍中より開始しており、秋山も「VIVA!恋人たち」という楽曲を制作、ライブでも披露していたが収録されなかった。
前作『LANDSALE』の発売後、平沢・田中は過熱するテクノポップブームに危機感を抱き「脱・テクノ宣言」を行っている。[※ 1]その為、本作が「初期P-MODEL」としては最後の作品である。
ジャケットは平沢の実兄である平沢裕一がデザイン。平沢進は「兄・裕一のデザインしたジャケットの中で最高傑作」と評している。また「Potpourri」の題字は平沢の父が揮毫したものである。
楽曲解説
ジャングルベッドT
2019年、平沢がFUJI ROCK FESTIVALに出演した際は歌詞を乗せた「ジャングルベッド1.5」として披露された。
この時の歌詞は後に平沢本人がTwitterで公開している。[1]
ブループリント
解凍期にもことぶき光のアレンジで演奏され、ライブアルバム「PAUSE」にも収録されている。
anothersmell
ヨーデル・歓声・足音などをサンプリングしている。
フィルム
クラリネットをこわしちゃったのフレーズが使われている。
いまわし電話
間奏のキーボードソロは非常に難易度が高かった為、1983年の田中脱退以降に演奏する際、後任のメンバーはアレンジを変えて演奏している。
1993年の“解凍期”終了後は長らく封印状態だったが、2018年11月の核P-MODELツアー「回=回」にて久々に演奏された。
収録曲
全編曲:P-MODEL
#タイトル作詞作曲時間
1.「ジャングルベッドT(Junglebed I)」―平沢進2:00
2.「青十字(Blue Cross)」平沢進平沢進2:36
3.「ジャングルベッドU(Junglebed II)」平沢進平沢進3:49
4.「ブループリント(Blue Print)」田中靖美田中靖美2:17
5.「aqualife」田中靖美、平沢進田中靖美2:51
6.「different≠another」平沢進平沢進2:21
7.「anothersmell」―田中靖美1:47
8.「フィルム(Film)」平沢進平沢進2:52
9.「モノクローム・スクリーン(Monocrome Screen)」田中靖美田中靖美2:52
10.「marvel」平沢進平沢進2:56
11.「ナチュラル(Natural)」田中靖美田中靖美2:55
12.「いまわし電話(Disgusting Telephone)」平沢進平沢進3:13
13.「Potpourri」平沢進平沢進3:19
合計時間:35:57
リリース履歴
1981年3月25日ワーナー・パイオニアLPK-12005W
1992年1月25日ワーナーミュージック・ジャパンCDWPCL-605
2003年10月20日SS RECORDSSS-103デジタルリマスタリング、紙ジャケット仕様[2]
2017年8月20日SS RECORDINGSSS-103AW紙ジャケット仕様(2017年EDITION)[3]
2020年12月15日SHM-CDSS-1002AW紙ジャケット仕様[4]
参加メンバー
平沢進 - ボーカル、ギター、ベース(#1・2・3・6・8・10・12・13)
田中靖美 - キーボード、ベース(#4・5・9・11)、コーラス
田井中貞利 - ドラムス、パーカッション、コーラス
脚注・出典
脚注^ これによりミーハーなファンが一気に離れたが、後に平沢は「もし同じ路線で作品を出していたら、きっと今まで音楽活動を続ける事は出来なかっただろう」と述懐している。
出典^ 平沢進のツイート