欧州連合では23の言語を欧州連合の公用語としています(記事「欧州連合の言語」を参照)。その一方で、日本語は欧州連合の公用語ではありません。ウィキプロジェクト 欧州連合(以下 PJ:EU とします)ではこれらのことを重視し、欧州連合の機関等についての記事の編集をお考えのかたには以下のような提案をしています。
日本語以外での名称の表記欧州連合の基本条約は、欧州連合のすべての公用語で書かれたものをそれぞれ正文としています。そのため PJ:EU では、とくに欧州連合の機関等でも以下に挙げる記事において、その機関等の欧州連合のすべての公用語での表記を本文中に含めていることがより適切である考えています。
欧州連合
欧州共同体 (ただし2009年の消滅時における欧州連合の公用語のみとする)
欧州原子力共同体
欧州石炭鉄鋼共同体 (ただし2002年の消滅時における欧州連合の公用語のみとする)
欧州委員会
欧州議会
欧州理事会
欧州連合理事会
欧州司法裁判所
欧州会計監査院
経済社会評議会 (EU)
地域委員会 (EU)
欧州投資銀行
欧州中央銀行
上記の機関以外についても、できるだけすべての公用語での表記が本文中に記述されることが望ましい、言い換えれば、特定の言語のみに限定して記述することは、合理的な事情がない限り避けたほうがよいと考えています。
日本語での名称の表記上述したとおり、日本語は欧州連合の公用語ではありません。このため PJ:EU では、欧州連合の機関等の日本語での表記は、 ⇒駐日欧州連合代表部による表記にならうことを原則とすることが適切であると考えています。駐日欧州連合代表部が発行する文書等において、該当する機関等の日本語での表記が見つからないときは、日本国政府、とくに日本国外務省の表記にならうことが次善の方法であると考えています。
略称の表記PJ:EU では本文中で略称を使用するときは、日本語圏においてもっとも定着していると考えられるものを選ぶことが適切であると考えています。略称を使用するときは、その略称が由来する言語以外の言語では別の略称が使われているかもしれないことを示唆することが望ましいでしょう。ただし PJ:EU では、あえて略称を使用しないという選択をしたほうがよいこともあると考えています。
テンプレートの提供PJ:EU では 1. のような編集を支援するために、Template:EU-institution in official languages:を提供しています。
これらは PJ:EU としての考え方です。当然のことですが、これらの趣旨を満たすことができないから記事の編集をあきらめる、と考える必要はまったくありません。もし欧州連合の機関等の記事の編集にあたってこれらのことについてお困りのことがあればお気軽に PJ:EU のノートページにてお尋ねください。