PE'Z(ペズ)は、1999年に結成された5人組ジャズ器楽曲バンド[1]。 ジャズをベースにしながらもラテン音楽やロックなど多様な音楽を貪欲に取り入れたサウンドと緊張感と躍動感を兼ね備えた圧倒的なライブパフォーマンスで「侍ジャズバンド」と評される[1]。 東京渋谷でのストリート・ライブでは時に1000人以上の観客を集めてデビュー前から話題となり瞬く間にインディーズ・チャートを席巻、「インストはメジャー・シーンでは売れない」という常識を覆してメジャー・デビューを果たす[1][2]。日本に留まらず世界に向けて音楽を発信し、ヨーロッパ、韓国、台湾などでもCDをリリースしている[3]。 著作権にまつわる裁判としては日本で著名な大地讃頌事件の当事者としても知られる(詳しくは当該項参照)。 1999年、Ohyama"B.M.W"Wataruを中心に結成・活動開始。初ライブは1999年10月15日。2000年より渋谷の路上を中心に活動、翌2001年には年40回ものストリートライブを行なって毎回100人以上の動員を呼び話題となる。同年夏、「フジロックフェスティバル'01」FIELD OF HEAVENに出演し、その名を全国的に広める。[4] 2001年、初のミニアルバム3枚をインディーズレーベルのapart.RECORDSからリリース[1]。 2002年、東芝EMI/Virgin Musicと契約。ミニアルバム『Akatsuki』でメジャー・デビュー[1]。1stスタジオ・アルバム『九月の空-KUGATSU NO SORA-』が器楽曲バンドとしてオリコン10位を記録[5]。 2003年、器楽曲バンドとして「第17回日本ゴールドディスク大賞」“ニューアーティスト・オブ・ザ・イヤー”を受賞。全国各地の野外フェス等への出演を経て全国区の知名度を獲得[1]。 2004年1月、韓国で路上ライブを決行し大きな話題を呼ぶ[6]。 2005年、オランダに本社を置くロードランナー・レコードに移籍して本格的に世界進出を果たし、イギリス(マンチェスター、ロンドン)、オランダ(アムステルダム)にてライブを敢行[7]。同年、日本全国45公演のツアーを敢行。ツアーファイナルは韓国ソウルにて行われた[6]。 2006年3月、初のUSツアー(全9公演)を行う[3]。カナダ「カナディアンミュージックフェスティバル」「サウス・バイ・サウスウエスト」に出演。 2008年2月、全国展開する雑貨屋ヴィレッジヴァンガード (書籍・雑貨店)にてジャズのスタンダードを独自のアレンジでカヴァーした限定CD『黒船のジャズ -SAMURAI MEETS THE ENEMY-』をリリース、4月にはTBS系列「筑紫哲也 NEWS23」に生出演[5]。同年、約3年ぶりに国内レーベル(デフスターレコーズ)へ移籍[注 1]。
概要
来歴