PC_Watch
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Impress Watch
URLwww.watch.impress.co.jp
言語日本語
タイプニュースサイト
運営者株式会社インプレス
開始1996年2月1日
現在の状態運営中

Impress Watch(インプレス ウォッチ)は、株式会社インプレスが運営するニュースサイトの総称である。
概要

インプレスは、当時インターネット情報誌「iNTERNET magazine」を刊行していたが、雑誌媒体であるがゆえに速報性に限界を感じていた。そこで制作・配布コストを勘案し、速報性に優れる電子メールを使った日本初の電子メール新聞「INTERNET Watch」を1995年11月30日にプレ創刊。1996年2月1日に正式創刊(月額300円)し、メールマガジンという分野を作り上げた[1]。同年7月22日には「PC Watch」も創刊。同時にニュースサイトとしての活動も開始し、以後IT系ニュースサイトの代表格として第一線を走り続けている。

2005年10月から2014年6月までは株式会社インプレスから事業分割した株式会社Impress Watchが運営を行っていたが、同社は2014年7月1日に株式会社インプレスジャパンに吸収され、株式会社インプレス(株式会社インプレスジャパンが商号変更)が運営している。かつてはインプレスのグループ会社が運営しているメディアも存在していた。

INTERNET Watchの生みの親は、「できるシリーズ」を発案した山下憲治である。日本のメールマガジンの広告が5行を基本とするのは、INTERNET Watchでの山下の発案が発祥とされている[2][3]
配信メディア

初期は有料メールマガジン(当時は「電子メール新聞」と呼称)がメインで、これは出版社であるインプレスにとって馴染みのある雑誌に倣ったビジネスモデルであった[1]。そのため当時のinternet Watchのウェブサイトはメールマガジンに掲載したニュースの見出し・一部の記事の抜粋が掲載される程度で、メールマガジンの宣伝手段という印象が強かった。「PC Watch」の創刊を機に徐々にウェブサイトに比重を移し、ウェブ広告を主な収益源とするウェブ媒体、いわゆるニュースサイトに転換し、Impress Watchシリーズのメディアも増えていった。

メールマガジンは基本的にその日のニュース全文を配信する有料版(INTERNET Watch、PC Watch、TechWire Japan、ケータイ Watch、SPORTS Watch、JIJI NEWS Watchのみ)とその日のニュースのヘッドラインを配信する無料版の「Flash」(全種)、毎週土曜日にWatch全体で配信されたニュースのダイジェストを配信するFREE Watch(無料)がある。メールマガジンの配送は2014年12月27日号をもって終了した。

Webサイト上では通常のWebの更新だけでなく一部を除きRSSフィードによる記事配信を行っているほか、編集部・ライターによるブログの開設も行われている。またかつては各メディアに編集後記のページが開設されていたり、系列のインプレスTVにてラムズ所属の声優がImpress Watchの記事を読み上げる「Impress Watch動画ニュース?萌えバージョン」をストリーミングビデオポッドキャストで配信していた。

この他、iモードEZwebYahoo!ケータイの公式サイトとして携帯版Impress Watchも提供されていた。
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「GAME Watch」はインプレス社系のニュースサイトについて説明しているこの項目へ転送されています。任天堂のゲーム機については「ゲーム&ウオッチ」をご覧ください。

以下に挙げたもののほかに、Impress Watchシリーズではないビジネス向けメディア「IT Leaders」・「Web担当者Forum」・「ネットショップ担当者フォーラム」・「Think IT」・「インプレス総合研究所」・「ドローンジャーナル」・「Smart Gridフォーラム」・「DIGITAL X」などが存在する。
IT・デジタル系メディア
Impress Watch
下記Watchシリーズに属さないテクノロジーやライフスタイルに関連した総合ニュースサイト。
1998年12月にImpress Watchシリーズの記事のヘッドラインページ「Impress Watch Headline」として創刊し[4]2018年9月20日にImpress Watchとしてリニューアル創刊[5]
INTERNET Watch
インターネット関連総合ニュースサイト。雑誌「iNTERNET magazine」(2006年3月に休刊し、INTERNET Watchに統合)を母体として、有料メールマガジン(月額300円[6]、当時は「電子メール新聞」と呼称)という形態で1996年2月1日創刊[4]1997年1月にウェブサイトを開設し、メールマガジンで配信した記事の見出しと一部の記事の抜粋を公開。のちに有料メールマガジンを廃止し、ウェブがメインになった。Impress Watchシリーズのサイトの母体であるため、当サイトから独立する形で新しいメディアが創刊されたり、廃刊時には当サイトに統合されることが多い。
PC Watch
パーソナルコンピュータ総合ニュースサイト。INTERNET Watchから分割する形で、有料メールマガジンとして1996年7月22日創刊[7]。月額300円[6]。後述のケータイ Watch(Mobile Central)やAV Watchが開設される前は、携帯電話オーディオ・ビジュアル関連のニュースも掲載されていた。
AKIBA PC Hotline!
秋葉原のPCショップや自作パーツの最新情報や価格情報を配信。1995年3月27日に「秋葉原マップ」として創刊し、1998年9月30日に現在の名称に。
窓の杜
Windowsオンラインソフトウェア総合情報サイト。オンラインソフトウェアのライブラリサイトにもなっている。個人運営の「秋保窓」を引き継ぐ形で1996年10月14日に開設。
ケータイ Watch
携帯電話スマートフォンPDA関連のニュースサイト。1999年10月4日に「Mobile Central」として創刊し、2000年4月10日に現在の名称にリニューアル[4][8]
GAME Watch
コンピュータゲーム専門ニュースサイト。2000年12月6日創刊[4]
AV Watch
AV機器DVDソフトに関する情報サイト。2001年1月26日にプレビュー版創刊後、同年2月1日に正式に創刊[4]
クラウド Watch
2003年9月12日に法人向けITニュースサイト「Enterprise Watch」として創刊[9]2010年6月9日クラウドコンピューティング情報に特化する形で現在の名称にリニューアル。Impress Watchシリーズの中で、唯一のビジネス向けメディア。
デジカメ Watch
デジタルカメラ専門ニュースサイト。これまでPC Watchで扱ってきたデジタルカメラ関連記事を分割する形で、2004年9月に創刊[4]
家電 Watch
白物家電専門ニュースサイト。2006年10月2日創刊[10]。サイト内では、空調家電、生活家電、ヘルスケア、といったカテゴリに分けられている。新製品発表時の情報だけでなく、家電製品の実際の使用感を伝える各種レビューにも定評がある。
Impress Watch Video
携帯電話やパソコンに関する動画番組を配信。impress TVの放送終了に伴い、2008年6月開始。impress TVで放送していた番組の一部を引き継いだ。その後YouTubeにもオフィシャルチャンネルが設けられ、同様の動画を配信している(更新は若干遅め)。
e-bike Watch
電動自転車の記事を扱う、家電 Watchの別冊形式のニュースサイト。
こどもとIT
Impress Watchシリーズの中から教育関連のニュースをピックアップした、別冊形式のニュースサイト。

この他にも「注目のデジタル一眼「α」特集 Supported by Sony」(旧 Sony Fan)・「上海問屋でGO! with AKIBA PC Hotline!」・「パソコン工房 Watch」・「AQUOS Watch」・「OLYMPUS Watch」のように特定のメーカーとタイアップし、独自記事とImpress Watchシリーズの中からそのメーカーの記事だけをピックアップしたものからなる別冊形式のニュースサイトも存在する。
ライフスタイル系メディア


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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