PCCW(英文正式社名:PCCW Limited、中: 電訊盈科有限公司)は、香港に本社を持つ通信系企業。目次 長江実業グループを率いるアジア有数の大富豪・李嘉誠の次男である李沢楷(リチャード・リー)が、事業投資会社としてパシフィック・センチュリー開発(Pacific Century Development)を創業。その後、英文社名をパシフィック・センチュリー・サイバーワークス社(Pacific Century Cyberworks Limited)と改称し、さらに2002年にPCCW社(PCCW Limited)と改称。現在でも李沢楷が社長を務める。 当初ゲームソフト開発などITを中心としたさまざまな分野を手広く手がけたが経営は芳しくなかった。
1 概要
2 脚注
3 関連項目
4 外部リンク
概要
2000年3月にリチャード・リー・パシフィック・センチュリー・グループは香港政府と当時の香港行政長官の董建華との間で香港島に「サイバーポート」というハイテクを駆使した居住型複合施設を開発するという協定に調印した。これは実質的なオフィルビル開発などの不動産開発事業だった。テクノロジー企業を香港に誘致するために計画されたサイバーポートは、後にPCCWに引き継がれた。
日本では、東京駅八重洲口の旧国鉄の所有していた土地を買収し高層オフィスビル「パシフィックセンチュリープレイス丸の内」を建て、「フォーシーズンズホテル丸の内東京」を併設させるなど、豊富な資金調達力を背景にさまざまな動きを見せることで話題を集めた。その後2006年9月20日に同ビルを約2000億円でダヴィンチ・ホールディングス系の不動産投資ファンドに売却した[2]。
2003年に李沢楷はPCCWを通じて「nowTV」という世界初のIPTVサービスを開始した。
脚注^ 香港電話有限公司とケーブル・アンド・ワイヤレス香港テレコムの合併(1988年)で設立された。子会社に香港移動通訊。
^ ⇒“ダヴィンチ・アドバイザーズ、オポチュニティ・ファンドによる「パシフィック・センチュリー・プレイス」オフィス部分を取得”. 日経プレスリリース. (2006年9月21日). ⇒http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=141382&lindID=3
関連項目
ジャレコ
ハチソン・ワンポア
メディアッティ・コミュニケーションズ
フォーシーズンズホテル丸の内東京
長江実業
Now TV
ViuTV
外部リンク
⇒公式サイト(英語)
⇒サイバーポート(數碼港)
更新日時:2020年2月16日(日)13:48
取得日時:2020/10/06 04:17