PC-100
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出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。記事の信頼性向上にご協力をお願いいたします。(2010年7月)
PC-100

PC-100(ピーシーひゃく)は、日本電気(NEC)が1983年10月13日に日本国内向けに発売したパーソナルコンピュータ、およびその商品名である。
概要

日本のパソコン史上初の、マウスによるグラフィカルユーザインターフェース(以下GUI)をサポートしたマシンである。アスキー西和彦の提案により、日本版「Alto」を目指して開発された[1]

PC-8800シリーズを開発していたNECの電子デバイス事業グループ[注 1]主導で、開発をNECとアスキーおよび京セラ傘下のサイバネット工業[注 2]の3社、製造を京セラがそれぞれ担当した[要出典]。実際の設計は日本マイクロハードの松本吉彦らが担当した[2]

PC-100は先進的な機能を搭載して評判は良かったが、同じNECの情報処理事業グループが開発したPC-9800シリーズと競合したため、上層部の判断で電子デバイス事業グループはパソコン事業をNECホームエレクトロニクスへ譲渡することになった[3]
ハードウェア
基本仕様

CPUとしてIntel 8086のNECによるセカンドソース品であるμPD8086-2(8MHz動作モデル)を搭載し、CPUクロックを7MHzに抑える事により、128KBを標準搭載するメインRAMをノーウェイトアクセスで動作させる。最大768KBまで拡張可能。Intel 8087 NDPとIntel 8089 IOPのソケットがある。また、容量360KBの5.25インチ2D(両面倍密度)フロッピーディスクドライブ(FDD)を、model 10は1基、他のモデルは2基を標準搭載する。model 10についても1基を追加搭載可能である。

VRAMはmodel 10とmodel 20は128KB、model 30は512KBを搭載。1024×1024ドットのビットマップVRAMでありテキストVRAMを持たない。ビットマスクおよびビットシフトを通したデータを書き込む機能がある。

GUI実現の上で重要なCRTコントローラDMAコントローラ、それにI/OコントローラなどにASICによるカスタムチップを積極的に採用して高速化と周辺回路の簡素化を実現し、設計当時としても決して強力とは言い難いCPUで実用に足る応答性能を実現している。
画面仕様

専用ディスプレイは縦置き・横置きを切り替えて使用可能である[4]。専用ディスプレイのチルトスタンドに縦置き・横置きを検出する機械式スイッチが搭載されており、画面の表示モードもこれに合わせて自動的に切り替わる。

ディスプレイ横置き時に画面解像度720×512ドット、縦置き時は512×720ドットのビットマップグラフィックを表示可能。論理的には1024×1024ドットのグラフィック画面を備えており、ウィンドウ機能によりグラフィック画面の一部をディスプレイに表示する。これによりビットマップ転送することなく画面を上下左右に自由にスムーズスクロール可能としている。

テキストもビットマップ表示で行うため、専用のテキストVRAMを持つPC-9800シリーズと比べて表示速度が遅いという欠点があった。そのためVRAMを複数プレーン分重ね合わせて持ち、同時に読み書きする事により表示の高速化を図っている。

model 30はカラーボードと称する増設VRAM 128KB×3プレーン実装ドーターボードを標準搭載し、512色中16色のカラー表示が可能である。model 10とmodel 20は標準ではモノクロ表示で、カラーボードを追加搭載することで model 30と同様のカラー表示が可能である。
その他

GUI実現のキーデバイスであるマウスは、アルプス電気が開発してOEM供給した、初代マイクロソフトマウスの同等品を同梱する。

キーボードもアルプス電気製で、筐体デザインやこのキーボードの外装デザインなどはPC-8800シリーズと同様の意匠となっている。なお、キーボード右側面にマウス接続コネクタを装備する。
ソフトウェア

当初よりアスキーが国内代理店を務めていたマイクロソフトMS-DOS Ver.2.01を標準OSとして同梱し、VISUAL COMMAND INTERFACE(VISUAL SHELL、通称:VSHELL)と呼ばれるマウスオペレーションによるGUIシェルプログラムを搭載して、各種アプリケーションもこれらの環境で動作させることを前提として操作体系を極力統一する方針で設計されている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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