PASMO
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この項目では、ICカードについて説明しています。発行会社については「パスモ」をご覧ください。

PASMO

通称パスモ
使用エリア関東を中心とした日本全国
導入2007年3月18日[1]
規格.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}

FeliCa, NFC

運営会社パスモ
通貨日本円 (最低チャージ金額0円、 最高チャージ金額20,000円)
プリペイド機能あり
有効期限最終利用日から10年
取扱事業者

関東地方・山梨県・静岡県東部の一部を除く鉄道・バス事業者等

ウェブサイトwww.pasmo.co.jp
テンプレートを表示
裏面

PASMO(パスモ)は、株式会社パスモが発行し、関東地方山梨県静岡県東部の鉄道27事業者・バス78事業者(2021年3月16日現在)[2]が発売する、電子マネー機能を備えたサイバネ規格ICカード乗車券である。2007年3月18日サービス開始[1]。「PASMO」の名称は株式会社パスモの登録商標となっている[3]
概要チャージ機

ソニーの非接触型ICカードFeliCaの技術を用いた共通乗車カード/電子マネーで、2007年3月18日にサービスを開始した。首都圏大手私鉄関東私鉄)を中心とした鉄道事業者が採用していた磁気ストアードフェアシステムパスネット」、及び首都圏のバス事業者が採用していた磁気式ストアードフェアシステム「バス共通カード」を中心に導入が始まっており、後にパスネット・バス共通カード未導入の事業者にも拡大している。サービス開始当初より東日本旅客鉄道(JR東日本)が先行導入したICカード乗車券「Suica」と相互利用が可能になっており、Suicaグリーン券鉄道博物館入館システム、地域連携ICカード導入エリアにおけるICフリー乗車券にも対応している。2013年には交通系ICカード全国相互利用サービスも開始された。2020年にはモバイルPASMOをサービスインした。

事前にチャージ(入金)処理した金額分が使えるプリペイド(前払い)方式を採用し、全国の交通系ICカード対応の商店等における代金支払いで使用できる電子マネー機能を有している。また、クレジットカードに紐付けるオートチャージ(自動入金)機能付きPASMOのほか、私鉄各社からクレジットカード一体型PASMOも発行されている。

「PASMO」の名称の由来は、パスネット (PASSNET) の「PAS」(パス)と「もっと」の意味を表す英語「MORE」(モア)の頭文字「MO」から名付けられた。「モ」は日本語の係助詞でもあり、「電車もバスもPASMO」のキャッチフレーズのとおり、鉄道だけでなくバスやモノレールといった複数の交通機関に対応できることを表している[4]。カード裏面の右下に記載の番号のはじめの文字は、PBであり、このPBは、株式会社パスモの前身である「パスネット・バスICカード株式会社」の頭文字のPASSNET(パスネット) BUS(バス)をとったものである。

カードデザインは、電通のクリエイティブディレクター小塚重信によるデザイン。ロゴ色は「PASMOピンク」と呼ばれる特色(PANTONE 177C、もしくはDIC17版 586)が使用され、特色が使用できない場合はCMYKでM 70%が使用される。ロゴタイプは、Avenir・Bauhaus・Plateletを基に作成された。

PASMOのキャラクターロボットである。Suicaのキャラクターであるペンギンと同様に名前が付けられていないが、他のロボットと区別するためPASMOのロボットと表記されることが多い。基本色としてはピンクだが、一部鉄道事業者のウェブサイトやパンフレットでは青や赤のロボットも見ることができる。PASMOを取り出すためにお腹の辺りに蓋があるほか、急いでいる時は電車やバスに変身するという設定である。キャラクターデザインは安達翼である[5]

2013年9月末時点の発行枚数は、約2,364万枚[6] である。2021年時点では約4,000万枚で[7]、約8,700万枚のSuica[8]に次ぐ発行枚数を誇る。
PASMOの種類

PASMOには以下の種類が存在する。
無記名PASMO
自動券売機等で発売される、持参人式タイプのもの。紛失時の再発行ができない。購入後に記名PASMOや小児用PASMOへ変更することができる。
記名PASMO
自動券売機等で発売される、記名人式タイプのもの。氏名(カタカナ)・性別・生年月日・電話番号を登録する。紛失しても再発行できる。定期券情報を追加してPASMO定期券にすることもできる。
PASMO定期券
記名PASMOに定期券情報を追加したもので、チャージすると定期券区間外を利用した分の運賃も自動改札機で自動的に精算する。Suicaとの連絡定期券も発行される。
小児用PASMO
記名PASMOのうち、小児用の運賃を引き去るように設定したもの。購入時に記名人の年齢が確認できる公的証明書等の呈示が必要となるため、窓口での発行のみとなる。有効期限は小児用運賃適用期間(満12歳の3月31日)まで。定期券情報の追加でPASMO定期券にすることもできる。Suicaも含めて1人1枚しか発行できない。
オートチャージ機能付きPASMO


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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