PAN_AM/パンナム
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PAN AM/パンナム
ジャンルテレビドラマ
原案ジャック・オーマン

企画ナンシー・ハルト・ガニス
脚本ジャック・オーマン
出演者クリスティーナ・リッチ
マーゴット・ロビー
マイケル・モーズリー(英語版)
カリーヌ・ヴァナッス
マイク・ヴォーゲル
ケリ・ガーナー
国・地域 アメリカ合衆国
言語英語
シーズン数1
話数14[1]
各話の長さ43分
製作
撮影監督John Lindley
編集Rob Seidenglanz
製作Jack Orman Productions
Out of the Blue Entertainment
Money Productions
Woodbridge Productions
配給ソニー・ピクチャーズ テレビジョン

放送
放送チャンネルABC
放送期間2011年9月25日 (2011-09-25) - 2012年2月19日
公式サイト
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『PAN AM/パンナム』は、アメリカ合衆国テレビドラマソニー・ピクチャーズ テレビジョン製作。ABC系列2011年9月25日から2012年2月19日まで放送された(全14話)。

日本では2012年3月からIMAGICA BS(現・WOWOWプラス)で放送されたほか[2]2015年1月からは地上波初放送として、5いっしょ3ちゃんねる加盟局(テレビ神奈川千葉テレビ放送テレビ埼玉とちぎテレビ群馬テレビ)で放送されその後、テレビ東京系列局テレビ北海道テレビ愛知テレビ大阪)でも放送された。
概要

1963年パンアメリカン航空が舞台。タイトルロゴもパンナムで実際に使われていたものをそのまま採用している。ニューヨークを拠点に世界を飛び回る客室乗務員パイロットたちのドラマを描く。

1964年1月1日を迎えたところでシーズン1が終了し、そのまま打ち切りとなった。

ケネディ大統領が登場するエピソード[注 1]や、ビートルズと同じ町に居合わせるエピソード[注 2]などもある。

製作のソニーは、現在のパンナムブランドを保有するパンナム・システムズから許諾を受けた[3]

原案者でプロデューサーでもあるナンシー・ハルト・ガニスは元パンナム・スチュワーデス[4]。本作で使用されている制服も、パンナム社のオリジナル制服を実際に計測・撮影するなどして、コルセットガードルにいたるまで忠実に再現している[4][5]

ただし、喫煙や人種問題に関する描写など、史実と異なる部分もある[6]

パイロット版(第1話)では特撮が多用されており、衣装などの細部を再現するための費用も含めて推定約1000万ドルの製作費が使われた[7]
登場人物

国名・地名は、劇中での時点のもの。

主な登場人物
マギー・ライアン
演 -
クリスティーナ・リッチ、日本語吹替 - 小島幸子国際便のパーサーで、私生活でもリーダー的な存在。履歴・能力を偽って「理想的なスチュワーデス像」を自己演出して採用された。ポルトガル語ギリシア語が流暢だと主張していたが、実は片言しか解さなかった。会社上層部をも恐れない自己主張の強さのため、トラブルを招くこともある。自己保身のためには同僚に関する告げ口も辞さない。ケネディ大統領の選挙事務所で働いていたことがある。なお、ポルトガル語についてはその後、猛勉強して、第14話までにはかなり理解できるようになった。
ローラ・キャメロン
演 - マーゴット・ロビー、日本語吹替 - 坂本真綾新人スチュワーデス。英語のほか、フランス語イタリア語が話せる。結婚式当日、「まだ自分の人生を生きていない」という現実にいたたまれなくなり家出。姉ケイトと同じスチュワーデスになる決心をする。初フライト寸前、『ライフ』誌の表紙を飾る。当初はケイトと同居していたが、姉の過保護さに辟易し、マギーのアパートに転がり込む。保守的だと思われていたが、『ライフ』誌のフォローアップ取材に来たカメラマンにプライベートでヌード写真を撮ってもらったり、黒人男性とデートしたりという(当時としては)革新的な面も見せる。テッドにプレゼントされたカメラで自らも写真を撮るようになるが、そのためにソビエト連邦渡航時にはスパイ容疑で逮捕されてしまう。
ケイト・キャメロン
演 - ケリ・ガーナー、日本語吹替 - 中村千絵経験豊富なスチュワーデス。英語とイタリア語を含む3か国語が堪能。ブリジット(後述)の後継者としてCIAスパイにスカウトされる。スパイ活動については妹ローラにも明かせないため、渡航先でしばしば行き違いが起こる。ニコ・ロンザ(後述)の一件の後、スパイを辞めたいと申し出る。最後の任務は、MI6とCIAのエージェント・リストの密売を阻止することだったが、その際にロジャー・アンダーソン(後述)を救ったのがきっかけで自分のスパイとしての才能に気付き、結局、スパイ活動を継続することにする。
コレット・ヴァロワ
演 - カリーヌ・ヴァナッス、日本語吹替 - 白石涼子フランス出身のスチュワーデス。幼少の頃、ナチスのフランス占領時に両親を殺された。そのため、ドイツ人を嫌っている。フランス語英語に加え、「強制的に習わされた」というドイツ語も堪能で、合計4か国語が話せる[注 3]。ディーンと恋に落ちる。ディーンの元恋人だったブリジットとは親友同士だったが、彼女が結婚によって退職したと思い込んでいた。復職したブリジットから「結婚はデマ」だと知らされ、ショックを受ける。
ディーン・ローリー
演 - マイク・ヴォーゲル、日本語吹替 - 近藤隆国際便の主操縦士。元空軍パイロット。たまたまエレベーターで乗り合わせた会社幹部に「新時代のパイロット」としての自分を売り込み、若くして主操縦士に抜擢される。ソビエト連邦への新航路開拓時にも操縦士の1人として指名を受ける。前パーサーのブリジットと恋愛関係にあったため、しばらくは彼女の失踪に気を病んでいた。モンテカルロへの渡航をきっかけに上司の「秘書」(実は愛人)と親密になるが、マギーの密告によって(?)破局する。ハイチでの不時着騒動の後、コレットと恋仲になる。しかし、ブリジットへの想いが完全に消えたわけではない?
テッド・ヴァンダーウェイ
演 - マイケル・モーズリー(英語版)、日本語吹替 - 土田大国際便の副操縦士。元海軍テストパイロットで、宇宙飛行士になる夢を持っていた。テスト機の欠陥を隠蔽するためのスケープゴートとして退役に追い込まれた後、父のコネでパンナムに就職。ディーンが自分を追い越して主操縦士に昇格したため、当初は嫉妬し、飛行中にも何かと反論していたが、「機長である俺の命令に従うか、自分の機を得るか、どっちかにしろ」と言われて以来、協力的になる。女に手が早いように見えるが、実は面倒見が良い。ローラに好意を寄せる。母親からは「エドワード」と呼ばれている。母親同士の仲介でアマンダ・メイソン(後述)と最初は仕方なくデートするが、すぐに意気投合し、やがて求婚する。ローラへの想いは断ち切ったように見えたが...?
その他の登場人物
ブリジット・ピアース
[8]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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