P.A.
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この項目では、漫画作品・テレビドラマについて説明しています。その他のPAについては「PA」をご覧ください。
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P.A.
ジャンル少女漫画
漫画
作者赤石路代
出版社小学館
掲載誌プチコミック
レーベルフラワーコミックス
発表号1991年4月号 - 1999年2月号
発表期間1991年3月 - 1999年1月
巻数全8巻+特別編全1巻
漫画:P.As.
作者赤石路代
出版社秋田書店
掲載誌ミステリーボニータ
レーベルボニータコミックス
発表号2021年3月号 -
発表期間2021年2月5日[1] -
巻数既刊3巻(2023年4月14日現在)
ドラマ
原作赤石路代
脚本野依美幸
演出佐藤東弥
音楽小室哲哉
制作5年D組(協力)
製作日本テレビ
放送局日本テレビ系列
放送期間1998年10月17日 - 12月12日
話数全9話
小説
著者赤石路代
出版社小学館
レーベル小学館コミック文庫
刊行期間1998年11月17日 - 2005年1月15日
巻数全4巻+特別編全1巻
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画テレビドラマ
ポータル漫画テレビドラマ文学

『P.A.』(プライベート・アクトレス)は、赤石路代による日本漫画作品。『プチコミック』(小学館)にて1991年4月号から1999年2月号まで連載された。赤石の代表作のひとつで、人気がある作品[2][3]。お嬢さま高校に通う女子高生の小早川志緒が、天才的な演技力を生かしいろいろな人物を演じる「プライベートアクトレス」という仕事を行う物語[2][4]。単行本はフラワーコミックスより全8巻+特別編全1巻。
年表

1991年に連載開始[5]

1998年に榎本加奈子の主演でドラマ化[6][7]。同年、野原広子によりノベライズされている[8]。同年11月より文庫版が小学館コミック文庫より全4巻が刊行[9][10]。1999年に完結[5]

2005年、特別編の文庫も刊行される[11]。文庫には単行本未収録作品「BY PLAYER」が収められている[11]

2010年5月、『プチコミック』6月号に同誌の名作の第1話が収録された別冊が付属[12]。収録作品7作に本作が選ばれ、執筆当時を作者が語る「この作品を描いたころの私、Play Back☆」で、赤石が本作を描いていたころについて振り返っている[12]

2017年3月、『プチコミック』4月号に新たなエピソードを発表[3]

2021年2月に『ミステリーボニータ』(秋田書店)3月特大号より、羽村知臣と小早川志緒の息子・羽村将臣が登場する新世代編『P.As.』(プライベート・アクターズ)の連載が開始[1][2]
あらすじ

女子高生・小早川志緒は、学校には内緒でアルバイトを行っていた。そのアルバイトとは「P.A.(プライベート・アクトレス)」、依頼者と契約を結んで依頼者の要望に応じた『役』(愛人整理のための恋人役や結婚式の友人役など)を演じるというもの。数多いP.A.の中でも、志緒は本物と錯覚させるほどの優れた演技力を持っていたが、大女優・永沢さゆりの隠し子であることから、女優にならず現実世界で演じることを選んでいた。

P.A.の仕事を通じて志緒は、様々な人と出会い、依頼の背景にある様々な愛憎劇を垣間見る[13]

基本的に一話完結で、P.A.はサブタイトルには有名人の名前が入っている[13]。P.As.は映画タイトルのもじりとなっている[14]
P.As.のあらすじ

無国籍者の冬羽は男の娘の毬谷と共にに冒された元水商売の女性の元に居候していた。かつて、女性は妻子ある男性と関係をもったが子供ができたことを知った男性は手切れ金を渡して別れていた。女性の治療費を確保するために、冬羽は亡くなった女性の娘になりすまし父親の男を訪れる。

冬羽が治療費相当の金額を得たところを目撃した羽村将臣は、冬羽を自分が立ち上げたP.A.事務所にスカウトする。
登場人物
小早川志緒
主人公(ヒロイン)。大女優・永沢さゆりの一人娘だが、世間にその事実を知られないようにするため別居しており一人暮らし。通常は高校生として生活しながら、
芸能プロダクション・日青プロに所属し、通常のエキストラ業務などをこなしつつ、依頼人の求めに応じて様々なP.A.を演じる。P.A.の依頼内容によっては、年齢を偽装し中学校に潜入したりもする。原作の終盤では羽村、両親の説得、十文字との演技対決を経て本格的に女優デビュー。デビュー後数年で若手実力派女優としての評価を確立し、アカデミー賞にもノミネートされるまでに成長した。知臣との息子・将臣を産んだ。
永沢さゆり
日本を代表する大女優。モデルは
吉永小百合。かつて緒方正和と付き合っていた際に妊娠し志緒を産むが、志緒の存在を世間一般はもちろんのこと緒方にもひた隠しにしていた。原作では、フィンランドでの映画ロケの最中に、撮影のため乗船していた豪華客船が沈没する事故に巻き込まれる。何とか一命は取り留めたものの、顔の左半分にケロイド状の傷が残る重傷を負ってしまったため、女優復帰は困難として引退を発表した。ただ本人や周囲の人間は、整形外科の世界的権威の診断を仰ぐなど、女優復帰の道を模索している。
緒方正和
日本を代表する俳優の一人。既婚者で妻と息子がいるが、既に結婚していたにもかかわらずさゆりと
不倫していた過去を持つ。原作では息子の京介が「母を精神錯乱寸前まで追い込んだ父への復讐」として志緒をP.A.として雇ったことで、志緒との面識を持つ。この際はあくまでP.A.として「緒方正和と永沢さゆりの娘」を演じた志緒だったが、後にさゆりがフィンランドで事故に巻き込まれた際に、志緒が本当に二人の間の子供であることを悟る。そのため最終的には妻と離婚した上でさゆりと再婚し、志緒が二人の間の娘であることも公表した。
羽村知臣
志緒の彼氏。当初は別の芸能プロダクションに所属するP.A.として登場したが、間もなく志緒と同棲を始める。実は大財閥・羽村コンツェルンの総帥が愛人に生ませた末っ子。原作後半ではその父親が亡くなり、知臣が遺言で後継者として指名されてしまったため、志緒の元を離れコンツェルンの経営を引き継ぐことになる。総帥が亡くなった直後に一時経営が傾きかけたコンツェルンを見事に立て直し、経営者としても一目置かれる存在となった。
十文字花菜(両堂沙都香)
初回登場時は、とある全寮制の女子校に通う中学生。その学校で謎の死亡事故が相次ぎ、その被害者の一人(花菜の同級生)の両親が、事件の真相を探るべく志緒にP.A.として学校への潜入を依頼したことから知り合う。潜入調査の結果、実はそれらの死亡事故の被害者は全て花菜との間で何らかの問題を起こした人間で、事故に見せかけて花菜とその仲間によって殺されていたことが判明。


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